こんにちは、まちろです。
2024年7月27日(土)コットンクラブにて南野陽子さんのライブ「To Love Again lll 〜 GAUCHE」を見てきました。この日の午前中は南野陽子さんの親友 本田美奈子さんの記念館のオープンにも足を運んだりとなんとも忙しい一日。
私、南野陽子さんが大好きなんですけど、ライブを見るのは今回が初めてだったんです。で、今回のライブで初めて南野陽子さんを目の当たりにして、感激のあまり瞬きするのも忘れて終始ジーっと見つめてました。
南野陽子さんのライブだけでなく、コットンクラブ自体も初めてで何だかドキドキだったので、会場の様子も含めて感じたことなんかを書いたみたいと思います。
【2024】コットンクラブと南野陽子のライブの様子
「コットンクラブ」について~ドレスコード・注文などのルール~
今回、南野陽子さんのライブ会場となったのは東京駅近くのライブ・レストラン「コットンクラブ」。
ここで心配事が2つ。初めて行くコットンクラブを迷わず見つけられるか、お店の雰囲気に馴染めるのか。
まず、一つ目の場所について。東京駅にはよく行くんですけど、駅構内でショッピングをしたり、外に出ても丸ビル、新丸ビル、KITTEぐらいしか行かないので、コットンクラブを見つけられるか心配だったんです。まあでも全然大丈夫でした。KITTEの隣りのビル(東京ビルTOKIA)ですぐに分かりました。東京都道407号沿いの東京ビルTOKIA入口にはコットンクラブの案内が出てたし。
そして最大の心配事であるお店の雰囲気に馴染めるか。コットンクラブの公式サイトを見ていただければ分かると思うんですが、コットンクラブはいわゆるナイトバー的な雰囲気で大人が飲食しながら音楽を楽しむといったコンセプトのお店。
昭和歌謡関係のライブってこういったおしゃれな箱でやることがよくあるんですよね。場所によってはドレスコード(服装指定)があったり。普段、Tシャツ&ジーンズの私にとって、
怖い~たーすけて~
って感じ。過去にも行きたい80年代アイドルのライブがあったんですけど、こういった場所はなんかおっかなくて拒否ってました。渋谷公会堂みたいな普通の会場でやってくれ~みたいな。
コットンクラブのサイトで調べたらドレスコードなしって書いてあったんですが、でも実際はね、どうだか分かんなかったので、正装まではしないものの普段よりはキレイ目(自分的には)な格好をして参戦。でも、行ってみたらそんな心配は稀有でした。多くの人はTシャツ・ポロシャツにチノパン・ジーンズといった感じ。今回のツアーで南野陽子さんがプリントされたTシャツも売っているので、そのTシャツで参加されてる方もチラホラいらっしゃいました。
ただ、入場するとやっぱ緊張します。黒服みたいな店員さんは物凄く丁寧な対応で一人一人席までエスコートしてくれるし、いきなり、
「本日はスパークリングワインをご用意しております。ノンアルもございますがいかがいたしますか?」
なんて言われた日には…とりあえず、ノンアルもらいました。「これ、いくらするんだろう?」ってビビッてたんですけど、これはチケット代に含まれたウェルカムドリンクなのでした(ホッ)。
で、オーダーについて色々伺ったところ、食事を頼まずドリンクだけのオーダーでも構わないとのことだったので、ホットコーヒーを注文。「すぐにお出ししてよろしいですか?」と持ってくるタイミングを聞かれて、よく分からなかったので「はい、お願いします」。ということで、ノンアルのスパークリングワインとコーヒーを交互に飲むという訳の分からない状態でライブ開始を待つこととなったのでした。
ざっと見渡した感じだと食事をガッツリしている人は少なくて、飲み物だけって人が多かったかな。それ以外はパフェとかサラダとか。
ちなみに店内には喫煙所はありません。入場後でも店外に出ることが出来て、お店を出て10mぐらい直進した左手に喫煙コーナーが2つある(かなり狭いけど)ので、喫煙される方はそこで。ライブ終わった後にバンドメンバーの方と喫煙所で一緒になりました。だからといって何か話すわけでもなく。ホントは話しかけたかった~跳ねた髪~♪
あと、写真・動画の撮影について。ライブが始まる前までは店内の撮影は自由とのことでした。
ライブの様子~To Love Again lll 〜 GAUCHE
この日のライブは追加公演で夕方と夜の2公演。私が行ったのは16:30スタートの1公演目。バンド構成はドラム、ベース、ギター、キーボード、バイオリン、ピアノ。ステージは思っていたよりも狭く、そこにバンドメンバーがギッシリ。何かアクションでもしようものなら隣のメンバーの頭にゴツン!みたいなタイトさ。
開演前の会場ではアルバム「ゴーシュ」の曲がループしています。会場を見渡すと、「ゴーシュ」のレコードを掲げている人、ボックス席で既に盛り上がってる女性グループなど、皆さんそれぞれの想いを持って開演を今か今かと待ってる様子が印象的でした。
ライブは定刻スタート。まずは南野陽子さんの天の声。南野陽子さんによるバンドメンバー紹介に合わせて客席後ろの扉から一人一人ステージに上がっていきます。最後に南野陽子さんが登場。黄色をベースにした花柄の衣装、アップにした髪。
まず、「さよなら夏のリセ」~「夏のおバカさん」まで南野陽子さんの楽曲メドレー(ワンコーラスずつ)を披露。カバー曲を歌う前には選曲した理由・思い出を語られていて、特にレイ・チャールズの「アンチェイン・マイ・ハート」に関連した南野陽子さんが出演したドラマ「名門私立女子高」の話は感慨深いものがありました。
現在、お米作りで関わりのある京都府舞鶴市をイメージして作られた「飛揚」の歌唱時にはバックにスクリーンが降りてきて、そのお米作りの様子、日カンボジア友好70周年のテーマ曲「明日への虹」の歌唱時には21歳でカンボジアに行った時の映像、そして2023年時のカンボジアでの様子が映し出されていました。
そして、今一度メンバー紹介した時に南野陽子さんが編曲家の萩田光雄さんをコール。ステージサイドの客席にいらっしゃって、終始ステージに上がることはありませんでした。萩田光雄アレンジメドレーで披露した「少女A」の作詞家 売野雅勇さんも来てますよ~!とのことだったんですが、どこにいたのか分からず。
本編ラストは「吐息でネット」。サビの”吐息でネット!”をみんなで叫んだりして大盛り上がりでした。
5分ほどのインターバルを置いてアンコール。南野陽子さんは会場で販売しているTシャツ(和服柄)とジーンズ、そしてツインテールといった出で立ちで登場。あまりの可愛さに会場からはため息のような「かわいい~」の声。「空を見上げて」「はいからさんが通る」の2曲を歌唱した後、
ごきげんよう~
と言いながらステージを後にしました。
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【セットリスト】
1.さよなら夏のリセ
2.ひとりっきりの夏は
3.それは夏の午後
4.夏のおバカさん
5.アマポーラ(カバー曲)
6.アンチェイン・マイ・ハート(カバー曲)
7.パンドラの恋人
8.ソレアード(カバー曲)
9.明日に架ける橋(カバー曲)
10.飛揚(京都府舞鶴市イメージソング)
11.明日への虹(日カンボジア友好70周年のテーマ曲)
12.萩田光雄アレンジメドレー~イミテーション・ゴールド/少女A/おばけのロック
/-Dreaming Girl-恋、はじめまして/想い出がいっぱい/待つわ/恋におちて~
13.吐息でネット
14.空を見上げて
15.はいからさんが通る
【2024】コットンクラブで南野陽子のライブを見た感想
さて、何から話しましょうか。もう語りたいことがいっぱい。では、まず南野陽子さんが登場した時の衝撃。今、BS朝日で「そこに山があるから」って番組に南野陽子さん出てますよね。時々見てるんですが、それを見て、ちょっとふくよかになったかなって思ってたんですけど、
いやいやナンノなんの、細い!
やっぱテレビで見るのと生で見るのとでは印象違いますね。私の席は南野陽子さんの真横辺り(テーブル席)だったんですけど、メチャクチャ近くてスタイルの良さや細かい動きまでもよーく見えました。あまりの美しさ・かわいらしさ・当時と変わらぬ歌唱から、南野陽子さんに釘付けになってしまって、気づいたら自分の口があんぐり空いてて…。時々気づいては姿勢を正しながらライブを見てました。
スタイルに関しては、もちろんライブに向けて体を絞ったのかもしれませんけど、そういうのを含めてファンの求めているものに対して答えていくっていう姿勢は昔から変わってないと思います。まあ、ふくよかになろうがガリガリになろうが私のナンノ好きには変わりません。なので、諸々ムリなさいませんように。
歌唱も素晴らしかった。南野陽子さんの歌唱の魅力は輪郭のハッキリした声と音の立ち上がりの良さ。これも健在でした。特にポップな曲が映えるんですよね。楽曲と声のキレの相乗効果でリズムが跳ねる跳ねる。こういった声の特性が南野陽子さんをいつまでも若く可愛らしく感じさせてくれるんだと思います。
そしてMC。一発目のMCから謝罪の言葉という、ある意味、南野陽子さんらしいというか。なんでしょう、旦那さんのこと?個人的な印象ではもう大分前のことだし、何についての「お騒がせ、ご心配をおかけしました」なのかよく分からなかったんですけど、深々と首を垂れていたのが印象的でした。で、その後のMCは「クッソ暑い」とか、バンドメンバーに対して(親しみを込めて)”おじいちゃん”ととか、本編終了時の「さらば!」とか、ちょっとヤンチャなお姉さんぶりも相変わらず。
こんな砕けたおしゃべりもあったと思えば、カンボジアの子どもたちや災害で疲弊している人への思いやりの言葉・活動について真剣に語られていて、つまり南野陽子さんは当時から全く変わってないんです。そんなことを再認識させてくれたライブでした。
私は時々昭和~令和のアイドルのコンサートやイベントに行くんですけど、これまで行った中で今回の南野陽子さんのライブが一番良かったかも。それは南野陽子さん自身の素晴しさもあるんですが、コットンクラブという箱の良さ。適度な響きを持ちながらダイレクトに伝わってくる音の良さ、観客とキャッチボール出来る適度な広さ。
あるMCの時には、お客さんから「手品やって~」の声に応えて、ザ・ベストテンなんかで披露していた指の瞬間移動をやってくれました。
ジャジャンジャジャンジャン~ってやつ
それと長時間座っていても疲れない椅子とテーブル。こういったライブに行く時は、ブログやYouTubeでレポするためにいつもメモ書きしてるんですけど、いつもは膝にメモを置いたままブラインドで殴り書きしてて、後で見ると行と行が重なっててなんて書いたのか分からなかったり。でも、コットンクラブはテーブルはあるし、照明も真っ暗じゃないのでなんとメモ書きしやすいこと。まあ、もともと字が汚いし老眼で自分で書いた文字が良く見えないので、結局はあんまり変わんないんですけどね。
ということで、人生最高のライブでした。残念だったなって思うことを挙げるとすると、萩田光雄さんがステージに上がらなかったこと。職業作家の方々って基本的に歌手との接点はあまりないみたいなんですが、萩田光雄さんにとって南野陽子さんは特別な存在。一緒に海外に撮影に行ったり、レコーディングも互いに意見を言いながら進めて行ったり。だからこそ、どれだけ二人は信頼し合っている中なのかステージ上で感じてみたかった。
あと、ツアータイトルに南野陽子さんのアルバム「ゴーシュ」の文字が刻まれてるのに、「ゴーシュ」からやった曲は「それは夏の午後」だけ。私、南野陽子さんのアルバムの中で「ゴーシュ」が一番好きなんです。だから、「月夜のくしゃみ」とか「月見草幻想」とかもっともっと聴きたかった。
ライブについては以上です。では、最後に買ったグッズ。最近、アレコレ散財しすぎてるのでグッズは何も買わないつもりだったんですが、やっぱりこの日の記念にと思ってタオルを買いました。ホントは黒のやつが欲しかったんですけど、売り切れました~ということでピンクを。ピンクのタオル、いつ使おうかな…と悩む50代のおっさんなのでした。