寝ても覚めてもゆきりんワールド夢中にさせちゃうぞ!ゆきりんこと柏木由紀です、30歳でーす
こらっ、小栗!!
先日、番組の企画で見つかった脊髄空洞症という難病治療のために手術・入院した柏木由紀さんでしたが、術後わずか8日で退院してもうYouTubeでは以前と変わらぬはっちゃけぶりを見せているという…なんというポジティブ精神&生命力の高さ!
ということで、こんにちは、昭和40年代生まれのまちろです。
私の世代だと80年代アイドル最高!ってな感じの人が多いんですが、私は70年代から令和の現在までアイドルを見続けてきて、どの世代のアイドルも最高だと思っています。アイドルソングって歌謡曲・J-POPといういわゆる流行歌で、かつ、ターゲットを若者に絞ったジャンル。その世代に合わせた衣装・メイク・振付け(ダンス)・アレンジは変化していきますが、その本質は昔も今も変わりません。
昔と比べて今のアイドルは…
なんて嘆くようになった時、ひょっとすると変わってしまったのはアイドル側じゃなくて、自分の方なのかもしれません。
私はピンクレディー、河合奈保子さん等にハマり、2000年代になってそれと同じぐらい熱を上げたのはAKB48の柏木由紀さん。同率でBerryz工房のももちにもハマったんですが、今回は柏木由紀さんに絞ってその魅力を語ってみたいと思います。
なぜ私みたいな昭和世代のおっさんが柏木由紀さんにハマったのか、それは昭和世代にも響く要素がたくさんあるからなんです。
AKB48 柏木由紀の魅力
個人的に感じるゆきりんの魅力は、
- 長期に渡るアイドル活動
- 細部までこだわるしなやかでかわいらしい動き・振り付け
- 昭和アイドルをリスペクト
- 昭和臭満載のリアクション
- 昭和チックな楽曲が多い
長期にわたるアイドル活動
柏木由紀さんは、1991年7月15日生まれ。2006年AKB48のオーディションに合格し、翌年劇場公演デビュー。ということで、今年でデビューから14年ですね。
総選挙の歴代順位を振り返ってみると、
- 2009年:9位
- 2010年:8位
- 2011年:3位
- 2012年:3位
- 2013年:4位
- 2014年:3位
- 2015年:2位
- 2016年:5位
- 2017年:不参加
いつまでやってんの?
なんて声も聞かれますが、いつまででもいい、本人がやりたいだけやればいい、個人的にはそう思います。
当時、80年代アイドルを見てた時、20歳で大人路線、3~5年でアイドルはおしまいっていうのが定石でしたが、私は20歳過ぎたってかわいいんだから、かわいい衣装着てかわいい曲歌ってもいいじゃん、急に切り替える必要ないよって思ってました。そんな思いを叶えてくれたのがAKB48。思った通り、20歳過ぎても全然イケてる。平成・令和のアイドル達は比較的活動期間が長いので、長期間推しを見続けることが出来る。特に3期生としてAKB48に加入したゆきりん推しは、今でもグッズや新譜(最近だと3月3日にリリースされたニューシングル「CAN YOU WALK WITH ME??」)を買えるし、まだまだ夢の続きが見れそうですね。
ザ・ベストテン、ザ・トップテンといったランキング番組が流行っていたころ、一部の歌手・アーティストは出演拒否なんてこともありました。フルコーラスで歌わないと曲の意図が伝わらないっていう理由の他に、大切に作り上げた曲をテレビというメディアで消費されたくないっていうこともあったと思います。ネット社会になった現在はその消費スピードは比べものにならないほど速く、それゆえ80年代アイドルブームの時のようにソロで売れ続けるというのは困難というかムリ。AKB48のようなグループ形態は、言ってみれば80年代アイドルとしてソロで活躍していた子たちをパッケージ化したようもので、そのパッケージの中で受け手側を刺激するような企画を連発することで人気を長期間保ち続けています。グループ形態やこういった企画は賛否両論ありますが、現在において長期間アイドル活動を続けていく手段としては、アイドル本人とファンにとってWIN-WINの関係だと思います。
AKB48のメンバーは、そもそもみんながアイドルやりたくて入ってきたワケでもなくて、女優だったり、声優だったりと将来の夢は各々違っています。そんな中、ゆきりんはアイドル志望で、昭和のトップアイドル松田聖子さんのような息の長いアイドルとしてファンに寄り添っています。今後、他の道に進みたいってなったら卒業・引退しかたなしですが、まだまだアイドルを続けたいのであれば、AKB48を卒業せず、並行して今のようなソロ活動も続けるのがベスト。AKB48の活動の中で、体調管理をきっちりして劇場公演を休まず、休んだメンバーの代役も頻繁にし、全盛期においてはグループの盛り立て役として活躍と長年AKB48に貢献してきたのだから、今後はAKB48というネームバリューを利用して自分のやりたいことをガンガンやっていけばいいんじゃないかなと思います。
細部までこだわるしなやかでかわいい動き・振付け
80年代アイドルブームの頃、ぶりっ子という言葉が流行りました。松田聖子さんがその筆頭で、テレビカメラに向かってニコッと笑顔を振りまいたり、時には悲しげな表情をしたり。それがワザとらしい、男に媚びてるなんて特にクラスの女子たちが言ってました。でも、恋愛に妄想している男の子はこういった仕草にコロッとイッちゃうんですよね。
これと同じようなことをするのがゆきりん。数秒しかカメラに抜かれないテレビ出演でも絶妙なタイミングでウィンク&200パーセントの笑顔。グループ形態であるがゆえにその存在感を示すのは至難の業ですが、大勢の中にいてもゆきりんは目に留まります。なぜかというと、ゆきりんだけ他のメンバーとは明らかに動きが違うから。
頭のてっぺんからつま先まで流れるようなしなやかさはバレエダンサーのよう
それでいてキレもある。ゆきりんの動きを見ていると少年隊のニッキ(錦織一清)を思い出します。表情を含め、これらは歌詞の世界観・楽曲の雰囲気を視覚的に表現するための手段ですが、膨大な楽曲の振り付けを覚えるだけでも大変なのに、こういった細部のこだわりに高いプロ意識を感じます。
どうやったらファンが喜んでくれるのか、アイドルの魅力って何?
その自分なりの答えがゆきりんの一挙手一投足に表れています。
昭和アイドルをリスペクト
小学生の頃、ゆきりんの憧れのアイドルはモーニング娘。その後、ハロプロやAKB48のオーディションを受けていくことになります。ゆきりんのお家では、お母さんが松田聖子さんのファンだったり、石川ひとみさんの「まちぶせ」なんかを口ずさんでいたり。その影響で、ゆきりんはハロプロの石川梨華さんのファンであると共に松田聖子さんも大好き。ゆきりんのパフォーマンスを見ていると昭和アイドルがちらつきます。
昭和・平成問わずアイドルとして良いと思った部分は取り入れる。そんな姿勢が先ほどお話しした温故知新のパフォーマンスにつながっているんだろうと思います。
昭和臭満載のリアクション
AKB48が黄金期の頃、歌番組だけでなく冠バラエティー番組がたくさんありました。週刊AKB、AKBINGO、有吉AKB共和国、サタデーナイトチャイルドマシーンなどなど。こういったバラエティー番組ではグループ歌唱時では分からないメンバーの個性が垣間見えます。
ゆきりんはというと、手を大きく振りながら、
いやいやいや…
手をバンバン叩きながら、
それ!それー!
とにかく一つ一つのリアクションがデカイ。まさに松田聖子さんや浅野温子さんみたいな昭和スターの豪快さそのもの。ゆきりんは昭和体験者じゃないのでここは学んだというよりは素なんでしょうね。組み込まれた昭和DNAが知らず知らずのうちに出てしまうその様子はあの頃を思い出させてくれます。
昭和チックな楽曲が多い
ゆきりんのソロ曲は昭和チックなバラードが多く、例えば松田聖子さんの「赤いスイートピー」「瞳はダイヤモンド」とか。やはりゆきりんの醸し出す昭和臭を悟ってか、秋元康さんがあえてこういった雰囲気の楽曲を発注しているのかも。
- 夜風の仕業
- 沈黙
- 火山灰
- ぽっかり
- 真夜中の歯磨き
AKB48の特に劇場公演曲は昭和テイストのメロディーを持った曲もたくさんあって、そういった曲もゆきりんが歌うとピッタリ。こういった楽曲は昭和世代が聴いても耳になじむので、ゆきりんをきっかけに平成アイドルを聴くようになったという方も多いと思います。
終わりに
私は劇場公演で1回しか柏木由紀さんを見ていないし、手に触れたのもその劇場公演終わりのハイタッチ1回のみ。CD買うと握手券が入っていますけど一度も行ったことがありません。たまにコンサートに行ってあとはテレビで…なんていうアイドルとはある程度距離を保った昭和スタイルが自分に合っているようで、基本的には接触よりも音楽を聴いてアイドルを楽しんでいます。
なので、楽曲が気に入らなかったらCD買わないし聴かないっていうスタイルなんですが、ゆきりんの楽曲はハマる曲が多くてバラエティ番組で見せる個性も相まって、80年代アイドルで一番ハマった河合奈保子さんのように柏木由紀という人にハマって、AKB48SHOPに行ってはゆきりんグッズを買い集めたりするようになってしまいました。
年齢に関係なく、ハマれるものがあると毎日が楽しい。AKB48にハマった頃は人生において色々息苦しいことが重なっていた時期で、それでもAKB48のパフォーマンスをテレビで見たりしているとウキウキ気分になって幾度となく助けられました。
次の新曲は?選抜は?ゆきりんがフレンチ・キスっていうユニット組むことになったー!総選挙で1位になりますように!
他にも平成アイドルで昭和チックな人もいますが、その中でゆきりんにハマったのは、
- 柏木由紀の全てに感じる昭和感
- ファン目線の考え抜かれたパフォーマンス
- 決して手を抜かない高いプロ意識
- 負のエネルギーをポジティブに変える強い精神力
これが今回伝えたかった柏木由紀という人の魅力です。
かつて柏木由紀さんは将来の夢として、アイドル学校を作りたいと言っていました。それは自分がアイドルになりたいと思った時、どんな準備をすればいいのかとか全く分からなくて右往左往したので、どこかにそういったことを教えてくれる教室みたいなものがあったら良かったのに…そんな思いから出た言葉。今ではアイドル学校を作ることに関してはあんまりって感じみたいですけど、個人的にはぜひその夢を実現させて欲しいと願っています。今のアイドルはSNSもあるので昭和と比べるとだいぶ風通しも良くなりましたが、それでも契約事項を盾に望まない仕事を強制されたりとアイドル業界の闇のようなものは消えていません。アイドルになる時にどんなことに注意したらいいのか、無茶なことを要求された時はどんな風にかわせばいいのか、自分の理想とファンの望むアイドル像のギャップはどう埋めたらいいのか、そんなことをこれからアイドルを目指す後輩たちに教えてあげて欲しいと思います。
出る杭は打たれる。ネット社会の現代では毎日誹謗中傷のオンパレードで柏木由紀さんも叩かれることが多いと思います。でも、どうせ見るなら叩かれるゆきりんよりもドラム叩いてるゆきりん見た方が楽しい!もしゆきりんのかわいらしいドラムパフォーマンスを見たことがなかったら、「GIVE ME FIVE!」「愛しさを丸めて」なんかをご覧になってみてください。
どの時代のアイドルも素晴らしい!
ゆきりんはそんな時代の懸け橋になる貴重な存在。まだまだ忙しい日々が続くと思いますが、柏木由紀さん、これからも体に気を付けてファンを楽しませてください。個人的に1つ望むことは、WACKもいいですけど、昭和を彩った松本隆さん、山川恵津子、萩田光雄さん、船山基樹さんらと絡んで普遍的なアイドルソングを作って欲しい。期待してます。