あんまり料理したことないけど、簡単で美味しそうなレシピ見つけたからやってみよう!
そう思って、いざ料理に取り掛かると、アレがないコレがないとバタバタ💦
調理道具や調味料はあるもので代用した結果、時間がメチャクチャかかったにもかかわらず、出来上がったものは予想もつかない得も言われぬ一品…
料理あるあるですが、効率よくレシピ通りに調理するには、最低限の調理道具と調味料を事前に揃えることは必須です。
私は男性ですが、帰宅時間の遅い奥さんの代わりに知識0から毎晩夕飯作りを始めて5年程経ちます。
日々の料理作りの中で、頻繁に使うものと、それ程使わないものがあるので、自分の経験をもとに料理をする際に、どういったものを揃えれば良いのか一覧にしてみました。
基本的に調理道具は100均でOKです。
ただ、どうしても機能的に100均では満足いかないものもあるので、調理道具や調味料でそういった注意事項を交えながらお話ししたいと思います。
調理道具で揃えるべきもの
まずは、ざーっとリストを見てください。
各リストの後に、具体的にどんなものを買えば良いか迷いそうなモノの選び方、商品選びの注意点などを書いておきます。
後片付けまでが調理ということで、キッチン洗剤なども入れておきました。
最低限必要な調理道具
- 包丁
- まな板
- フライパン
- 鍋(お味噌汁用と煮物用)
- 蓋(フライパンと鍋用)
- ざる
- ボウル(ステンレス製)
- 耐熱ボウル
- バット
- 菜箸
- お玉
- フライ返し
- ピーラー(皮むき器)
- 計量スプーン
- 計量カップ
- すりおろし器
- トング
- キッチンはさみ
- キッチンペーパー
- クッキングシート
- サランラップ
- アルミホイル
- ジップロック(保存袋)
- タッパー
- 爪楊枝(又は竹串)
- 輪ゴム
- はかり(計量器)
- 食器洗い用具(スポンジ・洗剤)
- 台所の油汚れ落とし洗剤
- キッチンクロス(キッチンの掃除用)
包丁
100均を避けた方がいい調理道具は、包丁とフライパン。
包丁はやはり切れ味が違いますし、持った時の手の馴染み具合も違います。
切れ味の悪い包丁で食材をグリグリやると、具材がつぶれてしまったり指を切ってしまう恐れがあります。
なので、そんなに高いものでなくて良いので定評のある包丁を購入してみてください。
ちなみに、我が家では「関孫六 牛刀 180㎝」を使っています(隣の魚のうろこ取りは付属していないのであしからず)。
包丁で検索するとたくさん出てきてどれを買ったらいいか判断がつかない場合は、この包丁がおすすめです。
数千円という価格と切れ味のバランスの良い高コスパの包丁です。
フライパン
フライパンは、どのフライパンにも焦げ付きやこびりつきを防止するコーティング加工がされていて、コーティングには、「フッ素コート」「ダイヤモンドコート」「ハードコート」など様々な名称があります。
私も色々使いましたが、正直なところ、コーティングの剥がれ具合はこういった加工の違いというより、それぞれの使い方による部分が大きいと思います。
初めのうちはフライパンのコーティングをあちこち傷つけて、どんなフライパンを買ってもコーディングの剥がれは早くなると思うので、最初は安くて軽いモノを選んでみてください。
ただ、100均のフライパンとは差が大きく出るので、包丁とともに少し良いものを選んだ方が無難です。
大きさで迷ったら、大きすぎず小さすぎずといった28㎝のモノがいいと思います。
28㎝あれば、ロングパスタ(スパゲティに使うもの)が入るので、フライパンでパスタを茹でることも出来ます。
プライパンは結構持ち上げたりすることが多いので、手首に負担を掛けないためにも軽さも重要です。
それと、食材を蒸すときに蓋も必要になるので、出来ればセットで購入することをおすすめします。
入れ物系
入れ物系(ざる、ボウル、バット)は、時間差で鍋に入れる具材を分けておいたり、揚げ物をする時にパン粉や小麦粉を分けて入れたりするため、それぞれ最低2つずつはあった方が良いです。
耐熱ボウル
耐熱ボウルとは、レンジの熱に耐えうる容器のことです。
比較的硬めの食材を電子レンジで柔らかくしたり、食材の温めに使用します。
耐熱ボウルがあると、これに食材と調味料を入れるだけで簡単にできる裏技料理も沢山あるので重宝します。
耐熱ボウルの代わりに陶器のどんぶりなどを使うと割れるおそれがあるので、出来るだけ耐熱ボウルを使うようにしてください。
ちなみに、私は時々陶器のボウルを使うことがあり、一度も割れたことはありませんが、もし陶器のボウルを使うにしても、お気に入りのお茶碗とかの使用は避けたほうが無難です。
菜箸
菜箸は物をつかんだ時に滑らないよう、先に滑り止め(切込みやザラザラした加工)のあるものが使いやすいです。
菜箸もアレコレ使うので複数本持っていた方が良いです。
トング
フライパンのコーティングを傷つける一番の原因はトング。
トングの先が金属だと一発で傷がついて、そこから徐々にフライパンのコーティングが剥がれていくので、トングの挟む部分はナイロン製のモノが良いです。
以下の商品だとナイロン部は200℃まで耐えられるので、日常の料理に十分な耐久性があり安心です。
ジップロック
ジップロックとはチャック付きの保存袋のことですが、食材をタレに漬け込んで冷蔵(冷凍)保存したりと色々な場面で使えるので、数枚はあった方が便利です。
サイズはSMLとあり、メーカーによってもそれぞれのサイズはさまざまですが、きっと色々な大きさのモノを入れると思うので、最低でも以下の商品のような縦横20×20㎝ぐらい大きさはあった方が良いです。
あると便利な調理道具
- 土鍋
- 茶こし
- 穴あきお玉
- 落とし蓋(アルミホイルやクッキングシートで代用可)
- すり鉢とすり棒
- 玉子焼き用フライパン
- エプロン
土鍋
寒い季節に食べたくなる鍋料理。
鍋料理は土鍋でなくても作ることは出来ますが、土鍋には以下のような効果があります。
- 保温性に優れる
- 遠赤外線効果で食材の芯まで熱が通るためムラなく仕上がる
土鍋は温まるまでに時間がかかりますが、食材全体を包み込むように加熱するため、旨味たっぷりの料理が出来上がります。
鍋料理がお好きな方は是非土鍋を使ってみてください。
茶こし
茶こしは何のために使うかというと、食材に小麦粉や片栗粉を均等にまぶす際使用します。
例えば、レシピに「ハンバーグのタネに小麦粉をまぶします」と書いてあった時に、片手に小麦粉を持ってパラパラッとやると、ちょびっとしか掛からなかったりドバっと出たりと、余程の熟練者でない限り均等に粉をまぶすことは難しいです。
茶こしを使うとキレイに粉モノをまぶすことが出来るので、そういった料理にチャレンジする時に茶こしのことを思い出してみてください。
すり鉢とすり棒
主にいりごまをする時に使うものですが、自分で擦ることを前提にいりごまを買えば、料理によっていりごまとすりごまの使い分けも出来るし、市販のすりごまよりも擦りたてのごまを使うとより風味が増して美味しいです。
それと、ごまを擦っている時のプチプチッとした感触や、擦っている時のまろやかな香りはアロマ効果もある(と勝手に思っている)のでおすすめです。
エプロン
料理をしていると、特に油が跳ねます。
フリースのような衣類に油がつくと段々ゴワゴワしてきて、ワンシーズン持たないなんてことも💦
なので、料理をする時はお気に入りの服を着ないでやるか、面倒かもしれませんがエプロンをして調理したほうが良いです。
エプロンの紐は肩にかけて背中でバッテンにするタイプよりも、首からかけるタイプの方が楽に着用できます。
加えてポケットが付いていると、菜箸や計量スプーンなどを入れることが出来るので、作業効率が上がります。
元SMAPの草彅剛さんが料理動画で使用している以下のデニムのエプロンが人気みたいです。
キッチン周りにあると便利なもの
- ホワイトボード(又はバインダー)
- キッチンタイマー
- ティッシュペーパー
- 絆創膏などの医薬品
ホワイトボード(又はバインダー)
ホワイトボードや壁に掛けることのできるバインダーがあると、調理のメモに使えて便利です。
スマホでレシピを見ながら調理する方も多いと思いますが、調理中にスクロールするのも大変なので、こういったボードに簡単な調理工程や必要な調味料をメモしておくと、調理がはかどります。
私はどちらもキッチンの壁にぶら下げていて、ホワイトボードは切れそうになった調味料を買い忘れないようにメモ、バインダーに挟んだ紙には調理工程やオリジナルレシピのメモ等に使っています。
あまりに字が汚いので、後で見ると自分でも読めない時があります(;^ω^)
キッチンタイマー
スマホのアプリにタイマーが入ってるから要らないと思うかもしれませんが、スマホでレシピを見ている時にスマホのタイマーが鳴ると、タイマーの音を止めるためにタイマーの画面を立ち上げたりしなければならず、ただでさえ料理初心者はバタバタしているのに、慌ててスマホを落としたりしがちです。
なので、特に料理初心者のうちは、調理に必要なモノは極力分けておいた方が良いです。
マグネットタイプなら冷蔵庫に貼り付けておいて、常に時間を見ることが出来ます。
こういった商品はキャラクターのかわいいデザインのものも沢山あるので、お好みのキッチンタイマーが見つかったら使ってみてください。
医療品
これは想像がつくと思いますが、料理初心者はまずケガをします。
特に切り傷と火傷。
それに備えて、なるべくキッチンに近くに絆創膏やマキロンのような消毒液、火傷の時に塗るオロナイン軟膏などを置いておくと安心です。
調味料で揃えるべきもの
常備したほうがいい調味料
- しょう油
- 味噌
- 砂糖
- 酒
- みりん(風味)
- 塩
- 塩コショウ
- ソース
- ケチャップ
- マヨネーズ
- 麺つゆ
- 小麦粉(薄力粉)
- 片栗粉
- 鰹だし(顆粒)
- 鶏がらスープの素
- コンソメ
さしすせそ
いわゆる調味料の「さしすせそ」は常備しておいた方が良いです。
みりん
みりんは、砂糖よりもまろやかな甘みを出したい時や照りを出したい時に使います。
みりんには、本みりんとみりん風味がありますが、大雑把に言うとアルコールが入っているかいないかの違いです。
個人的には、みりん風味と酒を使った方がアルコールの量も好きに調整できて用途も広がるので、本みりんはほとんど使いません。
小麦粉(薄力粉)
小麦粉と薄力粉って同じ?違うの?って思われるかもしれませんが、小麦粉には種類(強力粉・中力粉・薄力粉)があって、薄力粉は小麦粉の1つです。
一般的な料理レシピで「小麦粉をまぶします」と書いてある場合、小麦粉=薄力粉なので、小麦粉を買いに行く時は、薄力粉を選んでください。
めんつゆ
料理初心者の方に最もおすすめしたい調味料は、めんつゆです。
めんつゆは、ソーメンやうどんの汁としてだけでなく、煮物、かつ丼の割り下等、様々な料理に使うことが出来る万能調味料。
めんつゆは、出汁、みりん(又は酒)、しょう油、砂糖といった料理のベースとなる調味料がほとんど入っているため、単に水を加えて好みの濃さにするだけで、美味しい料理が出来上がります。
もし、味見をして甘味が足りないと思ったらみりんや砂糖、しょっぱさが足りないと思ったら塩やしょう油を好みに応じて足せばOK。
めんつゆには、2倍・3倍、かつおだし・昆布だし・白だしなど色々な種類がありますが、スーパーで安く手に入るもので構いません。
3倍は2倍より濃くなっているので、その分お得です。
だしは好みで選んでもらっていいですが、どれを買ったらいいか迷うならかつおだしを買ってみてください。
あると便利な調味料
- ブラックペッパー
- ニンニク
- 生姜
- ごま
- 唐辛子
- 豆板醤
- カレーパウダー
この辺りはお好みで揃えてみてください。
ブラックペッパーは、どんな料理の仕上げに振りかけても味が締まるので、あると便利です。
ニンニクと生姜はチューブタイプで構いませんが、出来たらニンニクは生ニンニクを使うとバリエーションが増えて良いです。
ニンニクはすりおろすと一番ニンニク臭が強く出るので、もう少しまろやかな風味にしたい時は粗みじん切り、ニンニクの食感を味わいたい時はスライスや素揚げなど色々楽しめます。
まとめ
とりあえず、上記の道具・調味料を揃えておけば、余程特別な料理でない限り対応できると思います。
料理をして行くうちに自分が頻繁に使うもの、使いやすい形状のもの、こだわりたいものなど段々見えてきます。
まずは手頃な価格の調理道具を揃えてみて、調理を楽しみながら今後の道具選びをしてみてください。