ClariS「Parfaitone」レビュー~2022年、 神アルバム誕生~

アイドル
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こんにちは、昭和40年代生まれのまちろです。

また素晴らしいアルバムに出会ってしまいました。それは令和の2人組アイドル ClariS(クラリス)の「Parfaitone」。2022年4月にリリースされたばかりのニューアルバムで、昭和から令和までのメロディ・リズムなど時代のいいとこ取り、そんな全世代の心に訴えかける要素がギッシリ詰まっています。

アニメ主題歌が多いのでアニソン歌手というイメージが強いですが、個人的にはデビューからClariSの歌うアニメは一度も見たことがなく、純粋に良質なJ-POPとして楽曲を楽しんでます。

前作「Fairy Party」から3年5か月ぶりのアルバム「Parfaitone」は、ClariSの表現の幅をさらに広げています。

 

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【ClariS】最新アルバム「Patfaitone」レビュー

ClariSとは

ClariSはクララとカレンの2人組アイドルユニット。2009年、中学生のクララとアリスのユニットとしてスタートし、メディアに全く姿を現さないため実態がないという噂も。2014年、アリスが脱退しカレンが加入。2015年、初のライブでその存在が確認されるも、その後のライブでは仮面をつけての登場。2017年、遂に仮面を外し素顔でライブを行う。

クララとカレンの歌声は双子の姉妹のように似ていて、ユニゾンでは図太く、ハモは美しく溶け合う。楽曲は超キャッチーなメロディーとアニソンならではの遊び心のあるアレンジが特徴で、アルバムでは楽しくキラキラした曲と涼やかなバラードがバランスよく配置されている。

 

サブスクでは分からないCD盤のアルバムコンセプト

アルバムタイトルは、「Parfait」(英語 パフェ / 仏語 パルフェ)と「Tone」(英語 トーン)の組みあわせによって生まれた造語。つまり、パフェの音色って感じでしょうか。

セットリストは「menu」となっていて、楽曲は言ってみればカラフルなパフェ。パンフレットには楽曲それぞれをイメージしたパフェの絵が描かれています。

 

CD盤面はまるでコースターのような素敵なデザイン。

 

「Parfaitone」は、街のパフェ屋さんが来店するお客様に合わせたパフェを提供するみたいなコンセプトアルバムで、こういったコンセプトを持ったアルバムはアートワーク含め完結するため、フィジカルでも是非手に入れておきたいものです。

 

アルバム「Patfaitone」レビュー

アルバム「Parfaitone」はサブスク(配信)の他に3形態のCDでリリースされていて、ここでは他の形態よりも収録曲の多い通常盤を紹介します。

CD通常盤に収録されている曲は以下の通り。

  1. Introduction de Parfaitone
  2. Twinkle Twinkle
  3. ケアレス
  4. アリシア
  5. シグナル
  6. missing you
  7. Fight!!
  8. 新世界ビーナス
  9. Entr’acte I
  10. 瞳の中のローレライ
  11. Entr’acte II
  12. Mermaid
  13. Entr’acte III
  14. Summer Delay
  15. Entr’acte IV
  16. オルゴール (ClariS ver.)
  17. アイデンティティ
  18. もういちど ルミナス feat.丸山彩 from Pastel*Palettes -Bonus Tracks-
  19. オルゴール -Bonus Tracks-

1曲目「introduction entrance」や時々出てくる「Entr’acte」は楽曲をドラマティックに演出するSE。

今後のClariSを感じ取れる新機軸の曲は、「Twinkle Twinkle」「瞳の中のローレライ」。これまでの可愛くキラキラしたアイドルポップとは違って、シティポップ、ロックとアーティスト色が強く出ています。「瞳の中のローレライ」はGLAYのTAKUROさんが作詞作曲していて、今後もこういったビッグアーティストによる楽曲提供が時折入ってくるのかもしれません。

ロックはポップスよりもコードの展開が少なく、その中でメロディーを操らないといけないので、より声の表現力が必要とされますが、こういった楽曲では、いつものかわいらしい声からちょっとトーンを落として、ファルセットも巧みに使って、という具合に二人の新たなる挑戦&決意が垣間見え、その要求にも十二分に答えています。

その他、美しいバラード「missing you」、軽快なスカナンバー「新世紀ビーナス」、松田聖子の「赤いスイートピー」を彷彿させる「アイデンティティ」など、バラエティー豊か。「ケアレス」など従来のClariSにありそうな楽曲でも、サウンド・アレンジが凝っていて耳を惹かれます。

ちなみに、18曲目「もういちど ルミナス feat.丸山彩 from Pastel*Palettes」の丸山彩とは、元SUPER☆GiRLSの”あみた”こと前島亜美さん。彼女の声はClariSにピッタリで、聴いていてとっても心地よし。

 

まとめ

ニューアルバム「Parfaitone」は、これまで以上にバラエティに富んでいて、クララとカレンの歌唱法の幅も広がっているため、昭和から令和までの音楽ファンの要望に十分応えられる仕上がりになっています。

デビュー11年目にして素顔での有観客ライブを敢行し、8月には「ALIVE」、9月には「Masqerade」と新曲を立て続けにリリースし、これまでアニソン以外のフェスに出たことのなかったClariSがイナズマロックフェスに参戦と話題に欠かず。これからはアニソンという枠にとらわれず、もっとJ-POP寄りのアーティストとしても活躍していくでしょうね。

楽曲ジャケットには相変わらず素顔の2人は映っていませんが、美しいクララとカレンがその表紙を飾るのは、きっとそう遠くはないでしょう。

キャッチーなメロディー、かわいい声でありながら高い歌唱力、そんな条件を女性ボーカリストに求めるなら、ぜひClariSのアルバムを聴いてみてください。きっと疲れて病んだ心を癒してくれます。

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