イヤホンを付けてもポロッと落ちる💦
イヤホンが耳にフィットしていないとこういう現象が起こりますが、ここではどうしたらイヤホンをフィットさせ、音楽を快適に聴くことが出来るのかといったことについて書いてみたいと思います。
インナーイヤーとカナルが合わない要因
イヤホンの形状について大きく分けると、インナーイヤー型とカナル型の2つのタイプがあります。
インナーイヤー型は、かつてカセットやMD、初期のmp3プレイヤー等に付属していた耳のくぼみにはめるタイプのイヤホンで、イヤホンと言ったらこのタイプが主流でした。
2005年前後から徐々にカナル型イヤホンがその座を奪い始め、現在ではイヤホンと言えばカナル型イヤホンというぐらいカナル型が主流になっています。
どちらのイヤホンにも長所と短所があるので、一概にどちらのタイプが良いとは言えませんが、カナル型が主流になったのは、やはり遮音性の高さや音漏れの少なさからだと思います。
インナーイヤー型のフィット感改善策
iPod等に付属しているようなインナーイヤー型イヤホンを使用していて、耳からポロっと落ちるという場合、イヤホン本体が大きすぎて耳のくぼみに収まらない、若しくはその逆が原因です。
大きすぎる場合は対処法はないので、自分の耳のサイズに合った大きさのイヤホンに買い替えるしかありませんが、若干小さいという場合は下の写真のようなパッドを被せると装着感が安定します。
このパッドは布製・シリコン製などの種類があります。
カナル型のフィット感改善策
カナル型イヤホンが耳からポロっと落ちるのは、以下のようないくつかの要因があります。
- イヤーピースのサイズが合っていない
- イヤーピースの形状が合っていない
- イヤホン本体の形状が合っていない
- イヤホン本体の重み
カナル型イヤホンが、インナーイヤー型以上にフィット感が合わない場合があるというのは、イヤホン本体の大きさのみならず、その形も様々で、かつ、耳の穴に入り込むイヤーピースとの相性も大きな原因です。
この対策として、以下の順番で試してみてください。
- イヤーピースの挿入深度を変えてみる
- 付属のイヤーピースのサイズを変えてみる
- イヤーピースを他社のものに変えてみる
- イヤホンコードを耳に掛けてみる(SHURE掛け)
- フィット感の良さそうなイヤホンに買い替える
通常イヤホンを箱出しした時、イヤーピースはMサイズが装着されています。
まずは、イヤーピースを変更せず、このまま耳の入り口辺りに軽く装着したり、少し奥に押し込んでみたりして、外の音が聞こえづらくなる位置を探ってください。
耳たぶを下に引っ張り、イヤホンを押し込むと、通常より深めに挿入できるので、これも一度試してみてください。
どの位置を試してもフィットしないという場合は、イヤーピースのサイズを変更して試してみてください。
通常、イヤーピースはSMLの3サイズのものが同梱されています。
Lサイズは大きくて、これは絶対に合わないと思われる方も多くいると思いますが、意外にLサイズがピッタリだったなんてこともあるので、とりあえず全サイズを試してみてください。
この際、左はこのサイズで合うけど、右は合わないなんてこともあります。
人の耳は左右で大きさや形状が違うため、こういう事も往々にしてあり得ます。
その場合は、左右で大きさを変えてみるのも一つの手です。
それでも合わない場合は、他社のイヤーピースを試してみてください。
イヤーピースには色々な素材、形状の物があります。これについては次のページで詳しく書きます。
イヤーピースはどうにかフィットしたけど、使っている内に少しずつずれてきて外れちゃう💦
これは長時間の使用により、耳の穴周辺から出る油や、下に垂れているイヤホンコードがブラブラすること、イヤホン本体・イヤホンコード自体の重みといった事が原因として考えられます。
耳に油が出やすい場合は、時々イヤホンを外してティッシュ等で油を除去してください。
本体に重みがあるイヤホンを使用している場合、イヤホンのずれは必ず起こるので、どうしようもない部分もありますが、通常、イヤホンコードを下に垂らして使用している場合は、以下のようなイメージで、イヤホンコードを耳に掛けることによって、イヤホンコードの重みによるイヤホンのずれを低減することが出来るので、是非試してみてください。
最後のフィット感の良さそうなイヤホンに買い替えるというのは最終手段です。
フィット感の良いイヤホンはどれかというのは人によってまちまちなので、何とも言い難いところですが、出来るだけ軽量・小型・薄型のものが良いと思います。
本体が小さければ、イヤーピースの挿入深度の自由度が高まるので、ベストポジションも見つけ易くなります。
初心者の方で、どれを選べばよいのか分からないということであれば、フィット感と音質面のバランスの取れたfinalのE2000やSHURE SE215(spe)辺りをチェックしてみてください。
SHURE SE215(spe)に関しては、あまり耳の奥にイヤホンを差し込むタイプではありませんが、イヤホン本体が耳のくぼみに収まり、ノズル(イヤーピースを挿す部分)に適切な角度が設けられていて、イヤーピースが耳の穴に自然に入り込む形状になっています。
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