こんにちは、まちろです。
2022年6月1日~19日まで、西武渋谷店にて新井薫子(現 KAORUKO)さんの個展が開かれています。
新井薫子さんといえば、クリクリっと大きな瞳に太陽のような明るさ、一生懸命元気いっぱいに歌うかわいらしさで、82年デビュー組の中でもひときわ目を引いた昭和のアイドルでした。
アイドルとして2年間活動した辺りで体調を崩し入院・療養生活を余儀なくされる中、以前から画家になりたいという夢にい向かって童話絵師の五味太郎さんに師事。それをきっかけにどんどん絵の才能は開花していきました。
2007年からニューヨークを拠点にジェンダーやフェミニズムをテーマにした現代アート作品を創作。しかし、新型コロナウィルスのパンデミックによりニューヨークでの活動は困難になり、日本なら集中して絵を描けるのではという思いから2020年秋に帰国。
今回の個展ではニューヨークで描いたものが展示される、ということで、新井薫子さんの絵はどんな感じなのか実際に見てきました。
ネットでも新井薫子さんの絵を見ることはできますが、実際見た感想はネットの写真とは異なるものでした。
【2022】KAORUKO 個展「Femina」会場の様子と感想
KAORUKO 個展「Femina」概要
- 開催期間:2022年6月1日(水)~19日(日)
- 開催場所:西武渋谷店B館8F 美術画廊・オルタナティブスペース
- 開催時間:10時~20時(最終日は18時まで)※ショーウィンドウは30日まで
- 入場料:無料
展示作品は販売する(30万~200万円程度)が、既に買い手が決まっている作品もあり。
会場の雰囲気と展示作品の感想
メインの展示場所は西武渋谷店B館8Fですが、神宮通り沿いのA館外壁(ショーウィンドウ)にバカでかい3枚の絵とKAORUKOさんの写真が展示されています。
セーラ服の女の子はアイドル時代の同期、松本伊代さん。松本伊代さんがKAORUKOさんをハチ公前で待っているというイメージで、松本伊代さんのデビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」のジャケ写を見て描いたとのこと。
私が行った時のメインの展示場所(西武渋谷店B館8F)は、私以外にお客さんはおらず、とっても静か。展示作品は5点のみ。明日で終了ということもあり、既に売れてしまって、この展示数になったのかもしれません。
この絵を見てどう思ったのか。まず、私は絵のことはよく分からないので的確なことは言えませんが、こんな風に感じました。
- 貼り絵みたいな雰囲気
- 色彩鮮やか
- 繊細
- 一つ一つのパーツの形状が独特
- フィールド違いのモノがウマく融合してる
描かれる女性の髪はキッチリと整備された庭園の砂場のよう。ビビッドな色が視覚に強く訴えかけてくる。その神秘的な表情・メイクは、80年代のニューウェーブミュージシャンのお化粧みたい…?
ネットで見た印象との大きな違いは、
絵っぽくない
少し離れてみると、絵というより模様のついた綺麗な布を切り貼りしたように見えました。でも近くで見るとちゃんと描かれている。
こういう印象を持つのは、KAORUKOさんが緻密に計算したテクニックが使われているからで、私は素人でよく分かりませんが、
浴衣の型紙をシルクスクリーンにして…
とか西武渋谷店ホームページの動画内で語られていました。
終わりに:【2022】KAORUKO 個展「Femina」
はじめはネットで見れるし、絵のことなんて分からないし、見に行かなくてもいいかな…なんて思ってたんですが、実際に見て、えもいわれぬ迫力に圧倒されました。
なんでKAORUKOさんの絵って不思議な立体感があるんだろうと思って、老眼ギンギンの裸眼で超接近して見たところ、キャンバス?が独特の凸凹感を持っているのが分かりました。
思わず触りたくなるような質感。いい体験でした。
会場にはTシャツやキャップなどのグッズ販売ありとのことだったので、気に入ったら買おうかどうしようかと思っていたところ、そんなブースはどこにも見当たらず、しかも8Fは水を打ったような静けさで、
股のぞき写真を撮ろう!
なんて気分には全然なれませんでした(;^ω^)
会場に行ったら新井薫子さんに会えて…とか可能性激低の妄想をしてましたが妄想で終わり。他の日にいらしたこともあったみたいですが。
次回の個展はイスラエルで開催予定とのことで、さらにKAORUKOさんの名声が世界に広がっていきますね。応援しています。出来たら歌も聴かせてください!
最後に、こんな言い方失礼かもしれないですけど、KAORUKOさんのおかっぱ頭とってもかわいい。