【レビュー】ロジクール MX KEYS mini KX700GRd~ワイヤレス・テンキーレスキーボード~

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こんにちは、まちろです。

これまではロジクールのフルサイズ無線キーボードK295を約2年半ぐらい使ってました。3000円を切る価格なのに不具合もないし、無線のつながりもいいし、使いやすいしで、キーボードとして全く不満はありません。さすがベストセラーの神機。

でも、またまたキーボードを買ってしまいました。同じロジクールのテンキーレス ワイヤレスキーボード Logicool MX KEYS mini KX700GRd

 

個人的に普段テンキー使わないし、テンキーがあるとマウスの距離が遠くなって、なんか右腕が疲れるんです。そんなに長時間使わない方だとそういうのはあんまり気にならないと思うんですが、私はブログ書いたりユーチューブ動画作ったりとかなりヘビーユーザーなので、そう感じるのかもしれません。

ということで、テンキーレスモデルが欲しくなって探していたところ、KX700GRdに出会いました。それにしても、テンキーレスキーボードってたくさん売ってますよね。安いやつだと数千円で買えるものもあるし。でも、このKX700GRdは1万3~5千円前後。キーボードマニアじゃない限り、ちょっと高いかなって思っちゃう価格ですよね。

 

KX700GRdは価格に見合ったキーボードなのか?

 

そんなところに焦点を当てながら、KX700GRdの特徴なんかをレビューしたいと思います。もう3か月ぐらい使ってますけど、結論から言うと、KX700GRdは私にとって理想的なキーボードで、もっと早く買っとけば良かったって感じ。

 

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MX KEYS mini KX700GRdの付属品と外観

付属品

本体以外で箱の中に入ってるもの。まず、充電するためのUSBケーブル(type A to C)。ということで、このキーボードは乾電池でなく充電式箱出し時時点で充電は55%程ありました。満充電までにかかる時間は約4時間。電池の持ちはバックライトオンの状態だと約10日間、バックライトオフだと最大5カ月間持ちます。

それと、保証書と使用上の注意みたいな紙。取扱説明書は入ってなくて、簡単な説明が箱に書いてある程度。細かい使い方は以下で説明します。

 

KX700GRdの外観

では、本体。カラーはグラファイト。深みのあるメタリックグレーっていう感じ。

ちなみに、KX700GRという最後に「d」の付かないモデルもあるんですけど、違いは保証期間とカラーバリエーションの種類。KX700GRdは保証期間を短く、そしてカラーをグラファイト一色にして価格を抑えたアマゾン限定モデルとなってます。

 

本体のサイズは (縦)13cm(横)23.5cm。フルサイズのキーボードと比べると大分違いますよね。フルサイズのキーボードを机に置いてた時は、机がキーボードに占領されてる感じだったんですけど、KX700GRdにしたら机上の開放感がハンパない

 

高さは奥の方が持ち上がっていて、この一番高いところで計ると約2㎝。高さ調節は出来なくて、この状態でデフォルトなんですが、打ちやすい絶妙な角度になってます。

 

背面に電源スイッチとUSBケーブル接続端子。

 

 

MX KEYS mini KX700GRdの機能的特徴

では、KX700GRdの特徴を紹介します。

その1 エンターキーがデカイ

その2 ファンクションキーが付いている

その3 バックライト機能

その4 キーがくぼんでいる

その5 本体の作りが堅牢

 

その1 エンターキーがデカイ

エンターキーって頻繁に押すから、間違って他のキーを押したりすることもないよう、やっぱ大きい方がいいですよね。一般的なテンキーレスキーボードってエンターキーが小さいものが多いので、ここがKX700GRdを選んだ大きな要因の一つでもあります

 

その2 ファンクションキーが付いている

これもKX700GRdを選んだ大きな理由なんですが、テンキーレスキーボードって、ファンクションキーついてないモデルが多いんですよね。私はカナ変換する時などファンクションキーを多用する習慣がついてるので、これがあるのとないのとでは、かなり作業効率が結構違います。

 

KX700GRdのファンクションキーはちょっと特徴的。3台の機器に接続でき、その切り替えスイッチがF1~3。

ちなみにペアリングの仕方なんですが、買ったばっかりの時はF1に接続されるようになっていて、2台目をペアリングする時はF2を長押しするとF2が点滅するので、それでペアリングしてください。3代目はF3を長押しっていう感じで。

 

あと、絵文字入力ボタンがF7に割り当てられていて、これを押すとスマホみたいにすぐ絵文字を呼び出せます。ちなみに、まあこのボタンがなくても絵文字呼び出せるんですけどね([Windows]+[.])。

 

F8が画面切り取り。テンキーレスだからプリントスクリーンボタンがないんで不便を感じるかもしれないですが、その代わりにF8でスクリーンショット出来ます。まあ、プリントスクリーンボタンに比べるとちょっとひと手間掛かりますけど、これがあるのはとってもありがたいです。

 

ファンクションキーは機能をカスタマイズすることが出来て、その設定はロジクールのアプリから。

アプリは初めてペアリングしてしばらくすると自動的にロジクールのソフトウェア「Logi Options+」をインストールしますかみたいなのが出てくるので、それをインストールすればOK。もし出てこなくても、ロジクールのホームページからダウンロード・インストールできます。

あと、面白い機能としては、この「Logi Options+」を他のパソコンにもインストールしておくと、2台のパソコン間でファイルの行き来が出来ます。

 

その3 バックライト機能

文字の部分はベタ塗りのプリントじゃなくて、ちょっと透けてます。なんで透けてるのかというと、このキーボード、バックライト機能がついてるんです。手を近づけると自動的に点灯して、手を離すと約5秒ほどで消灯。ちょっと薄暗い部屋とかで作業する人なんかにはありがたい機能ですね。

バックライトは0から最大までの7段階になっていて、ファンクションキーのF4・F5で明るさの調整が出来ます。使ってみた感じだと3ぐらいでもう結構見やすいので、このぐらいの明るさで使えばもっと電池の持ちは長くなるのかも。

私は基本的に暗い部屋とかで使わないし、そんなに頻繁にキーを見ながら打ったりしないので、電池の持ちも含めて常にオフにしてるんですけど、たまにバックライトオンにすると、ちょっとテンション上がります。こんな感じに、ずーっと文字打ってて頭がさえない時とかの気分転換になるので、そういう効果を狙って、たまにオンにするのもいいかもです。

ちなみに、アプリでバックライト機能のオンオフが出来るんですが、ここでオフにするとファンクションキーでの調整は効かなくなります。

 

その4 打ち心地のいいキー設計

まず、キーピッチ(キーとキーの間隔)ですが、キーのド真ん中から隣りのキーのド真ん中を計ってみると約19mm。テンキーレスでコンパクトだからといってキーピッチも狭くなっているという訳でもなく標準的。

キーストローク(キーを打った時の深さ)は浅めなんですが、軽く触れただけでキーが反応する感じではなく、軽いは軽いんですけど、しっかりキーを打ってる感はあります。打ち心地はカシャじゃなくて、コクッっていう感触。

 

そして、特徴的なのがキーの形状。キーをよく見ると微妙にくぼんでます。初めはただのデザイン的なものかなぐらいにしか思ってなかったんですが、これ、結構いい仕事してます。

指がキーに触れた時、意識しなくても狙ったキーにスルっと指が入る感覚があって、そのおかげで、タイプミスが結構減った気がします。

それと、今までK295を使っていたせいか、やっぱキーの高さが低いとメチャクチャ打ちやすい。今まではK295のキューブ状になってるキーの高さに合わせて指を立てて打ってたのが、KX700GRdになってからは指をちょっと寝かせても打てるから、キーを打つ速さが格段に上がりました。

あと、全体的にキーボードがこのぐらいの薄さだと手首がメチャクチャ楽で、パームレストの必要性なんかは全く感じません

それと、打鍵音なんですが、特に静音設計とは書いてないので、静音設計ではないと思うんですが、「カチャカチャ」みたいな華奢な音はしないので、昔使ってたエレコムの安いテンキーレスキーボードに比べたら、かなり静かに感じます。静かっていうか、不快な音じゃないからそう感じるのかもしれません。

 

その5 本体の作りが堅牢

ここまで紹介した特徴で十分価格に見合ってると思うんですが、一番は本体が頑丈でしっかりしてること。重さは500gで結構重いです。底の部分はアルミなのかな?なんか鉄みたいな感じでカッチカチ。このガッシリしたボディのおかげで、打っててキーボードが動いたりたわんだりすることがないから安定してるし、そういうこともあって長時間打っても疲れにくい。このキーボードに変えてから、かなり腕の負担は減った気がします。

あと、華奢なキーボードだと打ってる時に机を叩いてるみたいなドコドコーって音が鳴り響いたりしますけど、このキーボードは本体がしっかりしてるから、そういう振動は机に伝わりにくくなってます。だから夜間に使ってても家族から「うるさいー!」なんて言われなくて済みそう。

 

残念なところ

ということで、いいことずくめなんですが、一つ残念ポイントを言っておくと、ロジクール独自の無線技術「Logi Bolt」がKX700GRd単体だと使えないこと。レシーバーが別売りなんです。

以前はUnifyingっていう規格で単純にBluetoothで接続するよりもスリープからの立ち上がりとかも速いし気に入ってたんですけど、これが廃止になってLogi Voltになったんですね。Unifyingの時はキーボードとかマウスを買うとレシーバーもついてたんですが、Logi Voltになってからはどの製品にも基本的にレシーバーは付属しない仕様になってしまいました。

別売だと買おうと思わないですよね。別にBluetooth接続でも変に接続が切れたりすることもなく安定してるし。Logi Voltに比べたら若干はスリープからの立ち上がりは遅い気もしますけど、遅いって言っても僅差ですけどね。

だから、もし、本当にLogi Voltを普及させたいとか、今回Logi Voltの商品買ったから、また別のガジェット買う時はロジクールのやつ買おうって思わせる戦略があるなら、絶対標準で付けた方がいいですよね。残念ポイントはそのぐらいです。

 

まとめ

最後にKX700GRdのポイントをまとめておきます。

  • テンキーレスモデルなのにエンターキーが大きくて使いやすい
  • ファンクションキーがついていて作業効率がアップ
  • バックライトでどんな場所でもキーが見やすい
  • 打ちやすくタイプミスを防ぐキー設計
  • 堅牢ボディで打鍵時の負担軽減
  • 乾電池不要の充電式(バックライトオフで連続使用期間5か月)

 

色々なキーボード使ってる方は分かると思うんですが、ボディ剛性って重要ですね。腕の疲れ具合は単にキーの形状・押し心地だけに依存するんじゃなくて、ボディ剛性もそれに大きく関係してるってことをKX700GRdを使って実感してます。

充電式のテンキーレスモデルで打ちやすい・使い勝手の良いものを探してるなら、KX700GRd、超おすすめです。数千円単位ですけど、結構価格変動がある製品なので、まめにチェックしてみてください。

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