私は昭和40年代生まれで、昭和の思い出が年齢と共に薄れつつある昨今ですが、昭和の歌謡曲を聴いたり、懐かしのテレビ番組等を見たりしていると、時々、色々な記憶が蘇ってきます。
今回は、最近思い出した事柄で、主に疑問に思っていたことについて書いてみました。
たわいもない話が大半なので、適当に飛ばしてください(;^ω^)
疑問に思った昭和のアレコレ
何でシェリーを覚えているんだろう?
昨年、テレビ朝日の深夜に放送された「スマートフォンデュ」を見ていたら、懐かしのアイドル等が出演していました。
その中に、1970年代にテレビで活躍したタレントのシェリーさんが出演し、デビュー曲の「甘い経験」を歌っていました。
随分お年を召された感じでしたが、出てきた瞬間、一発でシェリーさんだと分かりました。
でも、シェリーさんが歌を歌っているシーンは全く記憶になく、何で覚えているんだろうと、ずっと考えていたところ、分かりました。
オズの魔法使い!
小学生の頃、シェリーさん主演の子ども向けドラマ「オズの魔法使い」が面白くて、よく見ていたことを思い出しました。
確か、番組中に立体映像になる場面があって、赤と青のメガネをかけると画面が飛び出して見えました。
このメガネを作るために、近所の文房具屋さんに行って、赤と青のセロファンを買った記憶があります。
読み方の分からない作詞家~なんて読むの?~
音楽が大好きで、アイドルやニューミュージック等のレコードをよく買いました。
歌詞カードを見ると、作詞・作曲のクレジットが載っていましたが、何て読むのか分からなかった人が何人かいました。
例えば、「康珍化」は「やすちんか」とか「やすちんげ」、「馬飼野康二」は「うまかい のこじ」、「呉田軽穂」は「ごだけいほ」みたいな感じで呼んでました。
萩田光雄さんなんかも、今でも「おぎ」だが「はぎ」だか分からなくなる時があります💦
当時は、インターネットがなかったので、これらの正確な読み方を知ったのは、かなり後の方でした。
「康珍化」→「かん ちんふぁ」
「馬飼野康二」→「まかいの こうじ」
「呉田軽穂」→「くれだ かるほ」
レコードの回転数と穴の大きさは何で違うの?
シングルレコード(EP)は真ん中の穴が大きくて45回転、LPレコードは小さい穴で33回転…何で?とずっと疑問に思ってました。
でも、時々、EPなのに穴が小さくて33回転のモノもあったり、シングルのように片面1曲ずつしか入っていないのにLPサイズで45回転のレコード(12インチシングル)もありました。
EPの穴が大きいのは、当時ジュークボックスでの使用を想定して、ディスクチェンジをしやすいようにするためだったみたいですが、何でLPは小さい穴なのか?
穴の大きさが同じだったら、一々レコードのアダプターを付けたり外したりしなくていいのに…
回転数については、速度の速い方がより多くの情報を読み取ることが出来るため、音質的に有利ですが、レコードは溝が円の内側に近づけば近づくほど、時間あたりの面積が小さくなることや、溝が狭くなることによって外周よりは溝が不安定になるため音質的に不利になるといったことがあるようです。
回転速度が速く、極力外周周辺に音を刻むのが良い音ということなら、LPサイズを45回転で再生する12インチシングルが一番音質が良いのでしょうね。
安いレコードプレイヤーを使っている私としては、理論的な音質の良し悪しというよりも、EPよりLPの方が聴きやすいです。
EPは余程状態が良くないと、何となく高音部がキリキリして聴こえる感じがします。
歌詞が分からない?
当時、レコードを買ったりすると、物凄く貴重なものを買った気がして、歌詞を覚えて、よく歌っていました。
歌詞カードを見なくても、耳で覚えて歌うことが多かったのですが、ゴダイゴの「銀河鉄道999」のような英語の歌詞が出て来たりすると、途端に歌えなくなりました。
サザンオールスターズや吉川晃司さんが出てきた時も同じような感覚でした💦
芸能人の水泳大会と騎馬戦でポロリ?
70~80年代によく見ていたのが、芸能人の運動会と水泳大会。
男性タレントについては、芸能界で誰が一番速いのか?高く跳べるのか?といった身体能力に興味津々でした。
女性タレントについては、「聖子ちゃんの走り方面白いなー」「秀美ちゃん速いなー」「奈保子ちゃんは飛べなくてもかわいいからOK!」なんて思いながら見てました。
ベリーロールという走り高跳びのスタイルを知ったのは、陸上大会やオリンピックではなく、にしきのあきらさんのジャンプを見たのが最初だったと思います。
あとは水泳大会。
「郷ひろみのクロールの手つきが面白いなー」とか「西城秀樹のお腹の毛はどこまでつながってるんだろう?」とか色々思いながら見ていましたが、特に好きだったのは騎馬戦。
「女性アイドルの騎馬になってみたいなー」と思いを馳せつつ見ていると、突如としてビキニを着た女性のブラジャーが取れて…ポロリ。
でも、ポロリする人は全く知らない人ばかりで、何度も水泳大会を見ているうちに毎回ポロリがあるので、「これはヤラセか!?」と子どもながら思い始めました。
80年代半ば頃になると、新聞の水泳大会の番組欄にも「ポロリ」という言葉が出て来るようになったので、「お約束なんだなー、でも楽しみ!」なんて思って見ていました。
どうして何度も騙されるの?スターどっきり㊙報告
この番組は、芸能人の普段見られない一面を見ることが出来るので、大好きで欠かさず見ていました。
ドッキリを企てるリポーターが何人かいて、キャップに報告するという形式だったと思います。
私の記憶に残っているキャップは、三波伸介さんかな?
ブーブークッション、コラおじさんなど、色々定番のドッキリがありましたが、一番記憶に焼き付いているのが、郷ひろみさんの肝試しドッキリ。
男らしい郷ひろみさんが肝試しで慌てふためく様に大笑いしていました。
あと、大川栄策さんのお色気ドッキリ。
女性に言い寄られてその気になって…というやつですが、何度か騙されたと思います。
「どうして何度も同じように騙されるんだろう?VTRを編集していなければ、もっとヤバい映像があるんじゃないの?」など色々思いながら見ていました。
あともう一つ。
「この言葉を唱えなさい。キリドキリド…」
何度も言っているとドッキリという言葉になり、大成功!となるシリーズ。
シャレにならないドッキリもあったと思いますが、放送日の翌日は常にクラスの話題になる番組でした。
スタ誕出身?
歌手の登竜門だった「スター誕生」。
休日のお昼の放送だったので、小学生の頃、親と一緒に見ていました。
ただ、そんなに熱心に見ていたわけでもなく、どちらかというとNHKのど自慢のような感覚で見ていました。
「スター誕生」の決戦大会でスカウトマンの目に留まると、どこかの事務所に所属して芸能界デビューの道が開かれる訳ですが、デビューするまでに1年ぐらいだったでしょうか?結構期間があったことや、「スター誕生」に出ていた時と歌手デビューした時の見た目が変わってたりして、「この子、スタ誕出身者だったの?」と思う事もよくありました。
休日のお昼頃は、もしかすると「スター誕生」よりも牧伸二さんの歌う「ア~ア~アやんなちゃうな ア~ア~アおどろいた」っていう番組のほうが、より記憶に残っているような気もします💦
オフコースはどうしてテレビに出ないの?
場所は銀座だったと思いますが、母と東京に出掛けた時、どこかのお店で流れてたオフコースの「さよなら」を聴いて感動し、レコードを買いました。
次のシングル「Yes.No」で完全にオフコースにハマり、中学時代はオフコース三昧でした。
でも、オフコースはザ・ベストテンにランクインしても出演せず。
「何でだろう?出たらもっと人気が出るのに」と思っていましたが、オフコース以外もテレビに出ないアーティストは何名かいて、「強いこだわりを持ったプライドの高い人達なんだな。」と思って、こういったテレビに出演しないアーティストに対しては、少し近寄りがたいイメージを持っていました。
ただ、精魂込めて作り上げた曲を、一部のテレビ番組を除いてフルサイズで歌うことが出来ない、息切れしそうなぐらい短期間にシングルを出し続ける業界を享受できないことも、何となくですが理解できました。
まとめ
その他、紅白歌合戦に何でアノ歌手が出るの?曲をフェードアウトで終わらせるのは何か意味あるの?ヌードになるのはやめてくれ~💦とか色々ありますが、この辺にしておきます。
こうやって思い返してみると、やっぱり昭和って個性的で面白いことがたくさんあったなーと改めて思いました(^_-)-☆