【2022】お台場のJ-POPフェスを見て昭和のおっさんが思うこと~10.10 UNI9UE PARK’22~

昭和歌謡/J-POP
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こんにちは、まちろです。

先日、niko and…プロデュースによるUNI9UE PARK(ユニークパーク)’22というJ-POPフェスを見てきました。しかも朝から夕方までぶっ通しで。私は昭和40年代生まれ。普段、昭和歌謡ばっかり聴いている私には全く縁のないフェスで、出演アーティストもチンプンカンプン。でも、このフェスを通じで、こんな風に思いました…

 

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UNI9UE PARK’22に行って思ったこと

UNI9UE PARKは音楽だけじゃない

開催場所はお台場の潮風公園。10月9日(土)10(日)の2日間開催されました。UNI9UE PARK’22は単なる音楽フェスではなくて、niko and…が提案する衣食住の総合イベント。ということで、開場のあちこちに屋台、雑貨屋さん、洋服屋さんなどがありました。

 

J-POPフェスのやっているところは有料エリアなんですが、音がガンガン聴こえてくるので、ふらっと立ち寄って漏れ聞こえる音楽を聴きながら屋台の食事を楽しんでた方も結構いたんじゃないかなと思います。

 

UNI9UE PARK’22に出演したアーティストを見て思うこと

J-POPフェスの会場である有料エリアには小さめのステージが1つあって、そこでアーティスが入れ替わり立ち替わりパフォーマンスを繋いでいきます。お気に入りのアーティストが出演する時はステージ真ん前に行って楽しんだり、会場内に設置してある椅子やハンモックでリラックスして聴いたりと、多様なスタイルを選択できる良い会場構成でした。

 

私が行ったのは10月10日(日)。この日の出演アーティストはこんな感じ。

 

この中で知ってるのは、Original Loveの田島貴男さん、半崎美子さん、真心ブラザーズぐらい。知ってるって言っても聴いたことあるレベルなので、知ってると言っていいのか悩むところ。

Original Loveの「プライマル」っていい曲ですよね。かつてよくカラオケで歌いました。今回のフェスではやってくれませんでしたけど。田島さんは「みんな知らない曲ばっかりでゴメンナサイ、新曲やります!」ってことで、新しいアルバムの曲を。MCはベテランアーティストとは思えないほどフレッシュで、こういうフェスに出てお客さんの前で歌えることが楽しいっていう初々しい雰囲気がにじみ出ていました。それと、田島貴男という人の独特なキャラにハマってしまいました。

半崎美子さんは今回初めてお目にかかって、でも何で知ってるのかというと、私の大好きな本田美奈子さんとの関わりがあるから。半崎美子さんの歌う「地球へ」。この曲は本田美奈子さんが生前書き残したポエムからインスピレーションを受けて半崎さんが作ったもので、本田美奈子基金「LIVE FOR LIFE」のオフィシャルソングになっています。今回、「地球へ」はセットリストに入っていなかったんですが、序盤で歌ってくれた「稲穂」には「アメージング・グレイス」のフレーズが絡んでいて、それを聴いていたら高音のファルセットの部分が本田美奈子さんに似ていて、本田美奈子さんがステージで歌唱している様子とダブってしまいました。

 

さて、今回のJ-POPフェスを見て全体的に思ったこと。

まず、1つ目。

みんな歌がウマい!

音楽って好みがありますよね。こういう音楽は好き、嫌いとか。でも、今回出演したどのアーティストの曲を聴いても、そういった音楽的趣向に関係なく、感動してしまいました。何に感動したのかというと、その歌声と歌唱力。現アーティストとして脂が乗りきっている最上級の歌声は、仮にアカペラでもいいからずっと聴いていたいと思うほど感動的なものでした。どちらかというとアコースティックなパフォーマンスが多かっただけに歌声がよりダイレクトに響いてきたっていうのもありますけど、歌詞が今自分が思ってること、体験してきたことなど、心の底から出てくるものをテーマにしているだけに、その歌声は魂の塊として飛んできました。

私は昭和歌謡世代で、今でもかつての歌手が開催するコンサートなどに行きます。正直なところ、かつてと同等の歌唱力を維持されている方はごく少数で、そのほとんどはファンだから許容できるレベル。なので、当時のように歌唱力を期待してコンサートに行くというよりは、今でも活躍してくれてありがとう、私の青春を終わらせないでくれてありがとう、そんな感謝の気持ちやかつての自分を思い出して未来の自分へエールを送る、そんな意味合いで行ってるような気がします。

現在のJ-POPアーティストの歌声を聴くとかつて昭和の歌手の圧倒的な歌唱力で感動した時の気持ちが甦ってきて、往年の歌手を見ると自分の青春時代が甦ってくる。そんな感じで、どっちがいい悪いということではなく、時代に関係なく音楽はずっとそばにいて欲しい心の友だと思っています。

 

そして2つ目は、曲の作りが自然体ということ。かつての昭和歌謡はイントロでインパクトを与え、Aメロ、Bメロ、サビ、みたいなヒット至上主義的な構成の曲が多かったのに対し、今回のフェスで聴いた曲はそういったことは意識せず、好きなリズムに乗せて頭から終わりまで自然な流れで曲を作り上げたという印象です。

ファンク・ヒップホップ・ソウル・ブルースといったリズムに、ジャズやボサノバなんかで使うような不思議な響きのコード。フォークソング世代の方がこれらの曲を耳コピしようとしてもなかなか難しいんじゃないかなと思います。昭和歌謡のようなインパクトがなくても、こういったリズムやコード進行・コードの選択などにそれぞれの個性を十分感じることが出来ました。

 

終わりに

普段から昭和歌謡ばっかり聴いていて今の音楽はほとんど聴かないのにも関わらず、なんで今回こういったJ-POPフェスに行ったのかというと、それは家族の付き合い。いつも誘われたら嫌がらずに行きます。もともとジャンルや時代にかかわらず音楽自体が好きなので、こういった普段自分が触れていない音楽を体験すると、いつも新しい出会いや発見があって、自分の音楽に対する好きを俯瞰できます。

今回のフェスで一番耳を奪われたのは、NakamuraEmiさん。

魂を揺さぶる歌声と自分の体験や思いを綴った歌詞に魅了されまくりでした。帰りにCD販売ブースでCD買おうと思ったら、今日は入荷ないんです…ってことだったので、後日、聴きこんでみたいと思います。

で、帰りに衝撃的な出会いがありました。それは…<次のページ

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