2017年7月19日に欅坂46の1stアルバム「真っ白なものは汚したくなる」がリリースされました。
最近、AKB48、乃木坂46等の平成アイドルグループのアルバムもハイレゾ音源化されるようになり、これらはSONYのmora(モーラ)、e-onkyo music等の音楽配信サイトで入手できるようになっています。
ハイレゾは通常のCDと比べて、どの程度音質が良いのだろうと思われている方もいらっしゃると思うので、今回は「真っ白なものは汚したくなる」の収録曲でハイレゾと通常のCDを聴き比べ、その音質の違いについて感じたことを書いてみました。
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【欅坂46】ハイレゾ音源音質チェック~「真っ白なものは汚したくなる」~
ハイレゾ音源は、SONYのmoraから入手しました。
「真っ白なものは汚したくなる (Complete Edition)」の中から、「二人セゾン」と「乗り遅れたバス」をチョイスし、通常のCDと聴き比べをしてみます。
再生環境
再生に当たっては、SONYのDAP(デジタルオーディオプレイヤー)NW-ZX2に、SONYのポータブルアンプ PHA-2をデジタル接続し、ヘッドホンはSONYモニターヘッドホン MDR-Z1000、CDはflacで取り込んだものを使用しました。
平成アイドルグループのCDの音質傾向
私は、80年代を中心に70年代から平成のアイドルソングまで幅広く聴いていますが、80年代の曲に比べて、平成アイドルソングの音量は大きいです。
平成アイドルソングの音の傾向としては、コンプレッサー等のエフェクターを使用し、音圧を上げ、迫力のある仕上げとなっています。
その分、音の分離が悪くなったり、音の強弱に乏しくなったりします。
そういった傾向があることを前提に、以下の検証を読んでみてください。
二人セゾン
この曲は、歌とピアノから静かに始まって、徐々に盛り上がって行く曲調です。
まずCDの感想を書いてみたいと思います。
曲始まりのボーカルはクリアで、その周りにフワッとした空気を感じます。
バックで鳴っているピアノもしっとり、そしてしっかりと聴こえます。
しばらくするとドラムのキックやタムが入ってきますが、これらの音は重く、ドッシリとしています。
音場は狭く、音の数が多くなってくると、音が音場の中央に集まり、ゴチャっとした印象です。
今回使用した再生環境で聴くと、曲中に鳴っている楽器の音は全て分かりますが、各音の解像度(音の鮮明度)や分解能(音の分離具合)は、あまり高くなく、はっきりと聴こえるという感じではありません。
次にハイレゾですが、CDの音がエッジが立ち気味で、若干キンキンと耳に付く部分があるのに対し、ハイレゾでは音がなめらかで耳障りの良い音になっています。
あと、ハイレゾらしく前方に音が突き抜けるような感覚も若干あります。
ただ、この曲に関してはハイレゾとCDの音質の違いは分かりづらい印象でした。
乗り遅れたバス
「乗り遅れたバス」は、私の好きな長濱ねるさんのソロから始まる昭和チックなメロディーと現代的なメロディーが組み合わさった曲で、ドッシリとしたドラムのキックが印象的です。
曲の出だしで、左から聴こえるクローズド・ハイハットの音は、CDは若干エッジがきつめなのに対し、ハイレゾではなめらかに聴こえます。
ボーカルも同様にハイレゾの方がなめらかで聴きやすいです。
CD音源でも、「二人セゾン」よりは左右のステレオ感や音場の奥行きも感じます。
これがハイレゾになると、中央のボーカルと左右で鳴っている楽器の音の間にフワッとした空気を感じ、CDで感じた音の詰まりが解消されています。
この曲に関しては、「二人セゾン」よりもCDとハイレゾの違いが分かりやすかったです。
まとめ
今回は、2曲の聴き比べをしてみましたが、ハイレゾの特徴である音場の立体的な広がりや音の滑らかさを感じることが出来ました。
サブスク等を利用してご自身でお気に入りの曲をハイレゾで聴いてみてください。
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