2023年5月1日は中森明菜さんのデビュー記念日。41周年。ということで、4月28日から全国の劇場で公開されている中森明菜さんのライブ映像「イースト・ライブ インデックス23」を見てきたので、ちょっと感想なんかを。
【鑑賞レポ】中森明菜「イースト・ライブ インデックス23」劇場用4Kリマスター版
劇場のグッズについて
まず、パンフレット。探しても見当たらないので売り場の方に伺ったところ、ないとのことでした。どこの劇場でも同じか分かりませんが、私の行った劇場ではマルベル堂のプロマイドが数種類と、このライブのCD・DVD・Blu-rayとラッカーマスターサウンドのBESTのみ売ってました。
入場する際、プロマイドサイズのカードを貰いました。カードには2023.5.1と日付がプリントされていたので、来る日によってこの日付の部分と絵柄が違うのかなと思ったんですが、後で公式ツイッターを見たところ、デビュー記念日である5月1日に来場した人限定でこのカードが配られたみたいです。
劇場用4Kリマスターの品質と本編の感想
「イースト・ライブ インデックス23」の映像はもう何度も見ているので、それが劇場用にブラッシュアップされたものってどんな凄い映像なんだろうと期待していたんですが、正直なところ、あんまり良くない…良くないというより悪い!?
画面のサイズは4:3のブラウン管サイズ。16:9の映像に慣れた目にはちょっと違和感がありましたが、変に拡大して上と下をカットされるよりいいかなと思いました。
肝心の画質は録画機の長時間モードで取ったような粗さが目につきます。大画面だけに目立つんでしょうね。顔のアップでカメラが固定されている時は、肌の状態が分かるほど鮮明に映ってるんですが、ちょっとでも引き目の映像になると細かい部分がつぶれてます。あと、顔がアップ目に映る時、結構頻繁に鼻の辺りにブロックノイズ(白い小さなドット)がチラチラして気になります。
音質もイマイチ。ダイナミックレンジが狭いのか音が平坦に聴こえて、例えばシンバルがジャーンと鳴ってもその音に耳が奪われるとかそういうこともなく、音量の大小の差が小さいっていうか。音の分離もあんまり良くなくて、広い音場で楽器の音が降り注ぐみたいな感覚もなく、曲によってはモノラル?って感じることすらありました。
ワーナーさん、ちゃんとやろうよ!!!
なんて思ったんですけど、まあ、これはリマスター自体の品質によるものなのか、たまたま私が見た劇場のシステムが良くなかったのかよく分かりませんが、でも、やっぱりライブ自体は素晴らしかった、本当に。もう何度も見ているのに、この大画面で、そして明菜ちゃんを愛する人たちと一緒に見る「イースト・ライブ インデックス23」は最高でした。過去を懐かしんでいるのではなく、今イーストでやっているライブをビューイングしているような興奮すらありました。中でも「難破船」は約5分間の中森明菜の人生劇場を見ているようで感涙でした。
中森明菜からのメッセージ
本編が終わって暗転した後、画面中央に「message from akina」の文字。そして最近撮影したと思われる中森明菜さんのフォトがスライドショーで映し出されました。スタジオで撮影したような写真で、そこに映っている明菜さんはちょっとふっくらした感じもあって健康そうでした。
しゃべり方はいつもの明菜さん。ポツリポツリ。ただ、ちょっと弱弱しい声だったので、なんだか心配になったというか、無理しないでねと言ってあげたくなるというか、聞いていてそんな心境でした。
メッセージは1分ぐらいだったでしょうか。劇場に来てくれた皆さんへの感謝の気持ち等を語られていました。
最後の「みんな大好きよ ありがとう」という言葉で皆さん泣いたと思います。なんか息絶えそうな感じで、でもファンのことを思って。
みんなのことはいいから自分のことを一番に!
そんな風に心の中で叫んでしまいました。
終わりに
5月1日に中森明菜さんがツイッターでもファンに向けたメッセージを発信していました。
いつも応援してくださるファンのみなさまへ。本日はデビュー記念日となります。こんなにも長い間、みなさまと共に過ごさせていただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。万全な体調ではないため申し訳ない気持ちもいっぱいですが…41年目もどうぞよろしくお願いいたします。あきな
— 中森明菜 (@akinan_official) May 1, 2023
中森明菜というブランド価値は高いが故にメディアも煽りまくってますが、もうちょっとそっとしておいてあげて欲しいナ…ファンはゆっくり待ってます。明菜ちゃんの好きなタイミングで好きなことをやって楽しんでいる姿をいつの日か見せてください。