こんにちは、まちろです。
80年代アイドル&昭和ポップスをリスペクトするシンガー 武藤彩未さんの単独ライブが、2021年10月24日(日)品川インターシティホールにて開催されました。
武藤彩未さんのことはソロデビューしたころから好きだったんですけど、一度もライブに参加したことがなかったので重い腰を上げて行ってきました。どうしてなかなかライブに行かなかったのかというと、私はもう50を過ぎたおっさんで一人でアイドルのライブに行くのは勇気がいったから。
でも、活動休止宣言をした時、ライブに行っておけば良かったとメチャクチャ後悔したので、またそういう思いをしないよう気合を入れて行ってきました。
本日の武藤彩未さんのパフォーマンス、全体的なライブの雰囲気・セットリスト等をお伝えしつつ、個人的な感想も含めてお話ししたいと思います。
武藤彩未LIVE「Release Party 〇SHOWER〇」の様子・感想
開場~開演前の様子
ライブ会場は品川駅から2F通路で直結している品川インターシティホール。皆さんは行かれたことありますか?私は初めてで迷わないか心配してたんですけど、港南口を出たらすぐ右手に目印の楕円形のビル「品川インターシティA棟」が見えて一安心。
ライブ会場となるホールは、このビル群の立ち並ぶ敷地の一番奥で、途中にはスタバ、サンマルクなどたくさんのカフェ・飲食店などがありました。
開場予定時刻は16:00でしたが、会場のゲートが開いたのは16:15頃。検温と手のアルコール消毒を済ませ、ワンオーダー制の500円ドリンクを購入して場内へ。まず目に飛び込んできたのはお祝いのお花。
高い天井にはミラーボールがつるされていて、グッズ売り場周辺は青紫色に染まっていました。
グッズ購入4,000円ごとにハズレなしのクジを引けるとのことだったので、Tシャツとペンライトを買って福引のガラガラを回したところ…
参加賞のスタッフパス風ステッカーが当たり?ました。ちなみに特別賞はNUARLと武藤彩未さんのコラボしたワイヤレスイヤホン、A賞は缶バッジ。
ライブ会場内の様子
ライブ会場に入ると会場内はライティングにより真っ青。ステージにはバスタブが置かれ、バスタブの中・ステージのあちらこちらにバブル(泡)模した大きな球が。場内にはBGM(音楽)は流れておらず、浴槽にお湯をためるような水の音のみ。やんわりとスモークのようなものも会場内に充満していて、まるで湯気の立ち込める浴室内にいるようでした。
開演時間が近づくに連れて続々と人が入ってきて、最終的にはほぼ満席状態。ちょっと意外だったのは、客層の8割近くは私と同世代ぐらいのおっさんだったこと。若い人たちの熱気に飲まれるのがちょっと怖い…なんて思っていただけに、なんだかホッとしました。
ライブの様子
ライブは定刻キッカリの17:00スタート。フワッとしたSEが流れる中、バンドメンバーが先に出てきてスタンバイした後に武藤彩未さん登場。白いシャツとブラックの腰巻、オレンジのパンツスタイル。シャツの裾からヒラヒラっとした数本のヒモが垂れていて、大人っぽさとかわいらしさをブレンドしたオシャレな衣装でした。
いつも最高の演奏をしてくれる
バンドメンバー🔥🔥BM&Mani @mitomonobuhiro
Gt 長澤孝志さん
Key @Soga_Junichi
Ba @maeda_kyonta
Dr @OchiYusukeアコースティックverも気持ちよかった☺️✨ pic.twitter.com/6rIcJf2qJO
— 武藤彩未 (@_mutoayami_) October 24, 2021
そして、すぐに1曲目「ヘッドホンコミュニケーション」がスタート。ノリノリのテンションのまま6曲目「グッバイ。」まで歌いこなし、7・8曲目はアコースティックステージに切り替わり用意された長椅子に腰掛けながらの歌唱。バンドメンバー紹介の後、武藤彩未さんの
よかったら立っていただけませんか?
この一言で観客は立ち上がり、ライブ終了まで大盛り上がりでした。ラストソング「SHOWER」ではステージ左右からシャボン玉が乱舞するという素敵な演出もありました。
アンコールではロングスカート&グッズ販売している黒のTシャツに衣替え。アンコールスタート時のインストでは武藤彩未さんがドラム演奏をするという嬉しいサプライズもありました。
セットリストは以下の通り。
- ヘッドホンコミュニケーション
- Online
- 雨音~MC1
- あの夏の海で
- tsubaki
- グッバイ。~MC2
- Flower
- 風花~MC3
- 夢見ちゃうよ
- もっとわがままになってみせたなら
- ベティ
- RF
- センチメンタルスカイ~MC4
- SHOWER
- (アンコール)今夜のキスで忘れてほしいの~MC5
バンドメンバーの立ち位置はこんな感じでした。マニピュレーターの御供信弘(みとも のぶひろ)さんはステージ下手奥の方にいたので、私の座席位置(かなり後方)からは見えませんでした。
ライティング演出も素晴らしく、2曲目の「Online」ではミラーボールにブルーのライトが当り、壁一面にバブル模様が。3曲目の「雨音」では武藤彩未さんの背面からのライトとミラーボールの効果で立体的な光が放射線状に客席へ。こんな感じで、ライブ開始前はのっぺりした青一色のライティングもライブが始まると曲調に合わせて白・オレンジ・赤・ピンクと変化してライブを盛り上げていました。
ライブ中の雰囲気についてですが、ライブ開始からアコースティックステージが終わるまでは観客の年齢層が高いせいかほとんどの観客はリズムに乗って体を動かすこともせず音楽を聴いているという感じで、やっても手拍子ぐらい。ステージ近くの数名がよくアイドルのライブで見掛ける下から上に向かって手をスーッと挙げる動きなどで彩未さんを盛り上げようと頑張ってくれてました。
後半の立ち上がってからのライブ会場の様子は一変し、会場全体が一体となって観客それぞれがマナーを守りつつ楽しい空間を作り上げていました。
ライブの個人的感想
ライブの感想は…
かわいい、サイコー、この空間にいれて幸せ、完璧、楽しかった、来て良かった!
生バンドの素晴らしいグルーブ感、それをサラリと乗りこなす武藤彩未さん。もう歌唱に関するテクニックは十分身についていると思いますけど、とりわけどの曲を聴いてもリズム感の良さが際立ってました。それはアンコール時のドラム演奏にも表れていたと思います。
ライブの数日前に武藤彩未さんがツイッターで「もっとわがままになってみせたなら」の振付動画をアップしていて、きっと皆さん覚えてきたんでしょうね。
Release Party ⚪︎SHOWER⚪︎
開催まであと4日!!「SHOWER」に収録されている
「もっとわがままになってみせたなら」は皆さんと一緒に踊れる振り付けがあります💃ぜひ覚えて会場で盛り上がりましょう🔥 pic.twitter.com/IwBY4j45ky
— 武藤彩未STAFF (@ayami_staff) October 20, 2021
初めはちょっとバラバラだったけど段々そろってきて楽しかったですね。私ももちろん練習してライブ臨みました。でも、ペンライト振ったこともなくて、そもそもどうやったら光るのか使い方すら分からず。買ったはいいけど恥ずかしくて結局使わないかも…なんてライブが始まる前は思ってたんですけど、武藤彩未さん、そして参加した観客の皆さんが盛り上げてくれたおかげで私もとっても楽しめました。
グッズとして初めてペンライト作ったかも…と彩未さんが言っていたので、その初めてのペンライトでライブに参加出来て幸せです。
「ベティ」のイントロ・間奏の武藤彩未さんの片足上げて、
トットットッ トットットッ
っていう動きは最高にかわいいですね。ソロデビューしたての頃は、動きが80年代アイドルの堀ちえみさんのごとく全力ガンガンみたいな印象もありましたけど、今は自然なしなやかさが加わってとっても素敵でした。
こういったアイドルっぽい曲は個人的に大好きなので、メジャーソロデビューアルバム「永遠と瞬間」からの楽曲も聴いてみたいところですが、25歳になった武藤彩未さんにとっては10代の頃のいかにもアイドル!っていう曲よりも今のちょっと大人びたおしゃれな感じの楽曲がしっくり来ているんでしょうね。MCで以前の曲はやらないのかということに言及していて、誕生日等のなんらかの記念日にはやりたいと思うとのことでした。
その他、こんなことも言ってました。
- 松本伊代さんとインスタで相互フォローになっている
- 松本伊代さんの40周年記念アルバムの未発表曲について称賛していることに対して松本伊代さんから「ありがとう」と返事をもらえた
- 来月は松本隆さんのライブに出演する
- 早見優さんともインスタでお友達になっている
80年代アイドルが好きと言い続けて、今、自分がその憧れのアイドルの近くにいること、昭和の巨匠 松本隆さんと関わりを持てたことなどが信じられないほど嬉しくてたまらないとハイテンションで語る様子や、
頑張ればいいことがある!
この一年充実した最高の年でした!
と連呼する様子を見ていると、ソロデビューしてから決して順風満帆ではなく、たくさんの壁を乗り越えてきた苦労を感じずにはいられませんでした。
小学生の頃にデビューして現在25歳の武藤彩未さん。活力にあふれキラキラしてます。好きなことに全力で臨んでいるうちは、いくつになろうとも青春真っただ中。今日の武藤彩未さんを見てそんな風に思い、私自身も色々学ばせていただきました。
年齢層の高いファンが多いのは、きっと私が武藤彩未さんのことが好きな理由と同じで、
- 80年代アイドルや昭和ポップス好きな武藤彩未さんに共感する
- 武藤彩未さんの楽曲に昭和テイストを感じる
- 80年代のようなソロアイドルを応援したい
- また80年代の頃のようなちょっとしたブームが来たらいいな
- 当時ほとんどライブに行けなかった無念を今晴らす…etc
あと、アンコール後のMCで自己評価30点って言ってましたけど、
100点満点花丸!!!
武藤彩未さんは、自分も楽しんで周囲の人も楽しませ幸せにしてくれる凄い人だなーって思いました。
ライブ終了後、長い間手を振ってくれてありがとう、
がんばれ!武藤彩未、すっと応援するゾ!!
あと、会場を出る時、セットリストの用紙と武藤彩未さんと思われるかわいいお顔の飴(SHOWER味【サイダー】)を貰いました。
こんなおもてなしまでてくれるの!?うれしーーー!!!
って歓喜しましたけど、これがチケット購入者特典の会場限定グッズだったんですね!
終わりに
今、武藤彩未さんが注力している音楽のスタイルは、かつて目指していた80年代アイドル系というよりは70~90年代辺りのシティポップ系女性シンガーソングライターのそれだと感じます。
こういった音楽は、当初からいつの時代に聴いても古臭さを感じさせない音作りを目指して作られているだけあって普遍不滅。今、シティポップが世界中から注目され、熱心なファンが増え続けているのもこういったトータルのサウンドクオリティの高さからくるものでしょう。
武藤彩未さんは歌唱力が高いだけでなく、歌声に独特のかわいらしさもあり個性的なので、個人的には音楽的にも凄くいい方向に進んでいると思っています。ただ、今後の課題はもっと幅広い年齢層、特に武藤彩未さんと同世代辺りのファンをいかに増やしていくか…
サウンド・歌唱力共に時代・世代を問わない素晴らさがあるので、あとは認知度ですよね。もっともっと武藤彩未さんの歌を色々な人に聴いてもらいたい、そう願って今後もブログやYouTube等を使って応援していきたいと思ってます。
超メジャーなドラマ・映画のタイアップ、お願いします(‘ω’)ノ