【レポ】ダリオ・アルジェント新作「ダークグラス」を新宿武蔵野館で見てきた

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新宿武蔵野館。私はここで映画を見るのは初めて…と思ってたんですが、いざ行ってみたら30年近く前にここで「ゾンビ ディレクターズカット版」を一人淋しく見たような記憶…

こんにちは、まちろです。

2023年4月7日(土)からダリオ・アルジェント監督作品「ダークグラス」の劇場公開となりました。海外では昨年公開されて、もうBlu-rayまで発売されているのに日本ではいつ公開してくれるの~ってダリオ・アルジェントファンの方は首を長くして待ってましたよね。

ということで、ダリオ・アルジェント監督のファンの一人として、劇場公開初日に勝負Tシャツとダークグラス?を持って新宿武蔵野館に行ってきました。ネタバレしない程度にレポしますのでご安心を。さて、公開日初日に行って無事に劇場特典はもらえたのでしょうか…

 

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【レビュー】ダリオ・アルジェント「ダークグラス」

ダークグラスと新宿武蔵野館

ネット配信でなく劇場で作品を見る喜び。それはパンフレット等のグッズを買ったり、劇場ごとの演出があったり。新宿武蔵野館ではTシャツ、トートバッグなどが売っていました。

 

パンフレットは縦≒26㎝✕横≒15㎝と小ぶりながらオールカラーの30ページ。情報満載なので貴重な資料として買っておくのがベターです。

 

劇場奥には「ダークグラス」超特大壁紙。来場された方は、ここでサングラスを持って記念撮影をしていました。

 

ダークグラスの概要

では、「ダークグラス」のあらすじをちょっと。

イタリア・ローマでコールガールの連続殺人発生。主人公のコールガール、ディアナも殺人鬼に追われ、車で逃げるも殺人鬼の車に追突され、ディアナの車は家族三人が乗った車に激突。この事故でディアナは視力を失い、激突した車で生き残ったのは中国系移民の男の子、チンだけだった。チンは両親を死に至らしめたディアナを憎むが、次第にディアナの優しさに触れ、一緒に暮らすようになる。歩行訓練士のリータとチン、そして盲導犬ネレアの助けのもと、ディアナは日常を取り戻していく。しかし、殺人鬼はなおも執拗にディアナをつけ狙う。果たしてディアナは殺人鬼から逃げ切れるのか?どんな結末が待っているのか?

 

本作品はジャッロに立ち返ったサスペンス・ホラー。2000年代初頭に脚本が作られたにも関わらず、制作サイドの事情によりお蔵入りとなる。その後、娘のアーシア・アルジェントが自宅の引き出しからこの脚本を見つけ、父親であるダリオ・アルジェントに映画化を進める。それがきっかけとなり「ダークグラス」完成。2022年2月にベルリン国際映画祭でプレミア上映され、「ダリオ・アルジェントのドラキュラ」以来、10年ぶりの新作ということで話題に。その後、各国で上映の運びとなった。日本公開時のキャッチコピーは「サスペリア」を彷彿させる、

10年ぶりの約束です!決して一人では見ないでください

 

歩行訓練士としてアーシア・アルジェントが出演。ダリオ・アルジェント監督作品のキモとなる音楽を担当したのは、フランスのテクノシーンで活躍するアルノー・ルボチーニ。彼はゴブリンが本作の曲を書くとしたら…というイメージの元、曲を書き上げたとのこと。当初はダリオ・アルジェント監督の大ファンであるダフト・パンクが音楽担当する予定だったがバンドが解散してしまったため、アルノー・ルボチーニに白羽の矢が立った。

 

ダークグラスを見た感想

まず、今、こうしてダリオ・アルジェント監督の新作を劇場で見れることがとっても嬉しい。「ダークグラス」の発表、日本での公開決定、そして、こうして劇場に足を運ぶ当日までのワクワク感は、子どもの頃、ホラー映画を見て興奮している自分を思い出させてくれました。

日本での劇場公開に向けて著名人たちによる絶賛のコメントを目にしますけど、ホンマかいな?なんて思っちゃいますよね。いち早く海外で公開された時の評判は芳しくなく、これが正当な評価だろうと。今回、私がダークグラスを見て、結論から言うと、ファンは大喝采、そうでない方はブーイング、たぶんそんな感じなんじゃないかなと思います。

「サスペリア」や「インフェルノ」の目を見張るヴィヴィッドな色彩、「サスペリアPart2」の常人には思いもよらない殺人手法と殺人鬼を探る謎解きのスリル、「シャドー」の大ドンデン返し、「フェノミナ」の殺人鬼の異形な造形。「ダークグラス」は若干の血みどろシーンはあるものの、かつての作品にあったエキセントリックなシーンはほぼ皆無。皆無と言うか、ホラー映画を浴びるように見てきた私たちは目が肥えてしまって、そう感じるのかもしれません。ストーリーもストレートで、特筆すべき伏線もなく、これまでダリオ・アルジェント監督作品を追ってきた方なら、序盤から大体どんな展開になるのか予想すらついてしまうことでしょう。この感覚は、2009年の作品「ジャーロ」に似ているかもしれません。

ただ、これはダリオ・アルジェント監督の才能の劣化、アイディアの枯渇ということではなく、いつまでも求め続けられる「サスペリア」「サスペリアPart2」とはあえて手法を変えた彼なりの今やりたい表現方法なんだと思います。単純明快な視覚的バイオレンスに一喜一憂するのではなく、何故ディアナはこれまでダリオ・アルジェント監督作品で描かれていた研ぎ澄まされた感覚を持つ盲人とはちょっと違った描き方がされているのか、後半の森の中を逃げ惑うシーンは何故あんなに長尺なのか、会話の中に優しさが溢れているのは何故なのか。そういった彼の制作意図を想像しながら各シーンをつぶさに見ると色々な発見が出来そうだし、今のダリオ・アルジェント監督の考え方・心境に近づけるんじゃないかなと思います。

個人的に一番印象に残ったシーンはオープニングの数分間。街の人々が延々と空を見上げています。このシーンを見てこれからどんな恐怖がディアナに襲い掛かるのだろうと想像せずにはいられず、かなりテンションが上がりました。

そして、「ダークグラス」を見終わった後に思ったのは、今日見たのはホラー映画というよりホラーという要素を多分に使った愛情物語だったんじゃないかなということ。色々思うことがあったので、今後、国内版Blu-rayが発売になったら購入して何度も見返してみたいと思ってます。

 

ダークグラスの劇場特典について

「ダークグラス」の特典は劇場によって違いがあると思いますが、新宿武蔵野館では2つの先着特典がありました。

1つは来場者全員に配られるポストカード。日本版ポスターの絵柄です。これは観賞スペースの扉のところで配られました。

 

もう一つはステッカー。縦横6㎝程度の正方形で思ったよりもちっちゃい。ただ、これはもらうのに苦労しました。サングラスを掛けて「ダークグラス出来ました」って言わなければならないという…。ちょっとしたパプニングもあって話が長くなりそうなので、それは後日、YouTubeのチャンネルでお話ししたいと思います。ちなみに、今日(4/9)、新宿武蔵野館のホームページを見たら、このステッカー特典はもう終了とのことでした。

 

終わりに

2016年から毎年秋になるとダリオ・アルジェント監督作品の音楽を長らく担当したイタリアのプログレッシブバンド「 ゴブリン」が来日し、川崎のクラブチッタで壮大なイベントが行われています。1部はダリオ・アルジェント監督作品を上映し、そのBGMをゴブリンが生演奏。2部はゴブリンLIVE。私はこのイベントを楽しみにしていてずっと見に行っていたんですが、新型コロナの影響で数年ほど中止に。でも、昨年から再開されました(上映作品は「フェノミナ」)。来年は「デモンズ」かな~なんて想像してます。

ダリオ・アルジェント監督は現在82歳。今年(2023年)の9月には83歳になります。それでもなお新作を制作中ということで、そのバイタリティには驚かされますね。こういったイベントや新作が上映されるのは、今でも根強いダリオ・アルジェント監督ファンがいるからこそ。

ダリオ・アルジェント監督自身がそうであるように、私たちも作品に対する見方や価値観をアップデートして、今後もダリオ・アルジェント監督作品を骨の髄までしゃぶり尽くしましょう!

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