【サスペリアPart2】ゴブリン生演奏シンクロ上映!クラブチッタに行って来ました

昭和カルチャー全般
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2017年10月28日(土)神奈川県川崎市のクラブチッタにて、ダリオアルジェント監督作品「サスペリアPart2」の上映と、そのサントラを手掛けたイタリアのプログレッシブバンド「ゴブリン」のライブが行われました。

サスペリアPart2の上映時、そのサントラ部分はゴブリンが生演奏するという、大迫力の異次元空間が、観客を包み込んでいきました。

(追記)

2018年もゴブリンの来日決定!今回は「ゾンビ」で開催形式は昨年と同様。

10月27日はクラブチッタ、10月28日は大阪梅田Shangri-La。

★2018年ゴブリン&ゾンビのライブレポートはこちら

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【サスペリアPart2】ゴブリン生演奏シンクロ上映

チケットと開場時間

今回のイベントは、POWER ROCK TODAY主催のクラブチッタが開催している「THE BEST OF ITALIAN ROCK」の第7弾として開催されたもので、昨年は上映を「サスペリア」とした、同様のゴブリンとのコラボが行われました。

チケットは13,000円、当日1ドリンクオーダー(500円)と結構な値段ですが、通常のライブとは違った特別なイベントであること、会場にて特別記念CDが全員に配布されることを考えると、内容に見合った価格なのかなと思いました。

このイベントは2部構成で、1部がサスペリアPart2の上映&ゴブリンのサントラ部分生演奏、2部がゴブリンLIVEとなっています。

1部の上映時間が約2時間10分、2部のライブが約1時間30分で、合計約3時間40分の壮大なイベントでした。

クラブチッタの様子

クラブチッタに行くのは、1990年代にNIGHT BREAKERの頃のRIOTを見て以来なので、辿り着けるか少し心配でしたが、地図の通り、川崎駅のロータリーを歩いていたら、クラブチッタ関連の文字が見えたので安心しました。

16:00開場、17:00開演というスケジュールでしたが、私は16:10分頃、会場に到着しました。

クラブチッタは外からの真っ赤なライトで照らされていました。

クラブチッタに入ると、薄暗く、外と同じく真っ赤なライトで通路が照らされており、サスペリアを彷彿させる演出に興奮しました。

入場してすぐ、特別記念CDが手渡されました。

このCDと、今回購入したグッズについては、当記事の最後の方で写真付きにてお話しします。

売店

会場内の売店は3か所ありました。

1つ目はTシャツ、パンフレット、マグカップといった記念グッズ売り場、2つ目はCD,DVD,Blu-ray売場、3つ目は通路奥のTシャツ、デモンズの缶バッジ、レコード売場。

1つ目の売り場と3つ目の売り場で売っているTシャツの柄は異なっており、1つ目の売り場のTシャツは首を吊られた人形のプリント、3つ目の売り場のTシャツはカルロが壁に描いた絵のプリントでした。

こんな怖いTシャツ、買っても着れないと思ってスルーしていましたが、開演が近づくにつれて、テンションが上がってきてしまい、Tシャツを購入してしまいました💦

その他、パンフレットも購入しました。

会場の様子

会場内の撮影は禁止でした。

会場は、ほぼ満席で、会場前半は少し豪華な(?)パイプ椅子、後半は薄い木製の若干クッション性能のある「く」の字型の椅子、最後列は急遽増設したのか単なるパイプ椅子でした。

私は木製の椅子の席でしたが、途中から腰やお尻が痛くなってきて、長時間これに座っているのが苦痛でした。

なので、今後クラブチッタのこのような座席のあるイベントに行かれる方は、座布団のようなクッションを持っていかれると良いと思います。

空調は25度ぐらいで、暑くも寒くもなく、ちょうど良い感じでした。

会場は平たんなので、後ろの方だとステージが見づらく、困ったなと思いましたが、幕が開くと、スクリーン自体は少し上方に位置していたため、映画はそれ程見づらくはありませんでした。

会場はほぼ満席で、その多くは40~50代ぐらいの男性でした。

第1部 サスペリアPart2 with ゴブリンサントラ生演奏

開演予定時刻は、17:00でしたが、17:05から始まりました。

幕が開き、まず、ゴブリンのメンバーが入場してきました。

会場から向かって左から、キーボード(クラウディオ・シモネッティ)、ドラム(ティッタ・タニ)、ギター&ベース(ブルーノ・プレヴィターリ)の順にスタンバイしました。

ステージは、バンドの上にスクリーンがあるという感じで、映画は比較的見やすかったのに対し、バンドは後方の客席だとかなり見づらい感じでした。

キーボードのクラウディオ・シモネッティが挨拶した後、会場は暗転し、サスペリアPart2のメインテーマの生演奏と共に映画が始まりました。

内容は、ピアニストのマークと女性記者のジャンナのやり取りが多く収録されている完全版でした。

グラブチッタの音響は素晴らしく、余計な残響が乗らず、全ての音がクッキリと、ものすごい音圧と共に聴こえてきました。

キレのあるキーボード、ゴリゴリと輪郭のクッキリしたベース…

特にドラムが圧巻でした。芯のしっかりした胸に突き刺さるかのような凄まじい音圧のバスドラム、カキーンと耳をつんざくようなシンバル、タイトで重みのあるスネアとロータム。

スネアの音が非常にタイトで気持ち良かったので、どんな風に叩いているのか、ずっと見ていましたが、元YMOの高橋幸宏さんのような叩き方で、スネアを叩いた時、スティックを跳ね上げず、ビタ止めな感じでした。

演奏のない時は、メンバーは次の演奏をじっと待っているのですが、ギター&ベースのブルーノ・プレヴィターリは、無音状態でひたすら何かを弾いていました。

メインテーマ終了直後の、ピアニストのマークがジャズの演奏をしているシーンなどもゴブリンが生演奏していましたが、子どものスキャットや、マークと女性記者ジャンナとのやり取りのシーンの一部は生演奏ではありませんでした。

とにかく、映画を見ていてもゴブリンの演奏が始まると、すごい迫力で、演奏の方に集中してしまい、前半のマークが壁にかかった絵の廊下を通る、重大な秘密が隠されているシーンは、案の定見逃してしまいました。

映像と音楽が最もシンクロしたシーンは、マークが幽霊館に忍込み、隠された部屋を見つけ、壁をバールのようなもので叩き破るシーンでした。

マークが壁を叩くのと同時に、ドラムのティッタ・タニがシンバルをバシンバシン叩くので、胸がゾワゾワしました。

サスペリアPart2は、もう何度も見ましたが、劇場で見たのは初めてで、初めて劇場で見るサスペリアPart2が、ゴブリンの生演奏付きという贅沢なものだったので、完全版にもかかわらず、上映時間が短く感じてしまいました。

あまりの演奏の迫力に、映画を見ているにもかかわらず、時々映画を見ていることを忘れ、サスペリアPart2の映像付きのゴブリンLIVEを見ている感覚になりました。

1部は、19:15に終了し、30分の休憩に入りました。

第2部 ゴブリンLIVE

2部は、19:45から始まりました。

スクリーンにはゴブリンの絵、メンバーの顔、パイプオルガンなどが映し出され、ハードロックアレンジの「トッカータとフーガ」で幕を開けました。

演奏された曲は以下の通りです(間違っていたらゴメンなさい)。

  1. トッカータとフーガ
  2. IL CARTAIO(映画 デスサイト)
  3. デモンズ
  4. ……E Suono Rock(2ndオリジナルアルバム「マーク幻想の旅」)
  5. ローラー(1stオリジナルアルバム「ローラー」)
  6. アクアマン(1stオリジナルアルバム「ローラー」)
  7. スリープレス(映画 スリープレス)
  8. デスファーム(映画 スリープレス)
  9. ハロウィン(映画 ハロウィン)
  10. エクソシスト
  11. サスペリア
  12. フェノミナ

(アンコール)

  • Death Dies(サスペリアPart2)
  • School At Night(子どものスキャット)~サスペリアPart2メインテーマ

演奏中は、バックのスクリーンに、地球や太陽といった宇宙、映画の一場面、バーコード、混ざり合う有色の液体など、曲をイメージした効果的な映像が、絶えず流れていました。

サスペリアの演奏前に、クラウディオ・シモネッティが、みんなで歌って欲しいみたいなことを言って、サスペリアのメインテーマである「ラ~ラ~ラ~ラ~」をダミ声で歌いだしました。

観客も歌いだしましたが、私も含めて恥ずかしいのか、かなり音量小さめの合唱でした。

アンコールで出てきた際、いきなりヴァンヘイレンの「Jump」のイントロを弾きだしたりと、ちょっとしたファンサービスをしてくれました。

ゴブリンの演奏する曲は、どのパートもメロディアスで、サントラとして作られた曲も、独立した完成度の高い曲として受け入れることが出来ます。

今回来日したメンバーのアレンジから、クラウディオ・シモネッティ率いるゴブリンは、ボーカルのいないメロディアス・ハードロックように思えました。

第2部は、21:10に終了しました。

特別記念CDと購入したオリジナルグッズ

特別特典CD

特別記念CDには3曲収録されています。

  1. Escape From The Earth
  2. Si Vis Pacem Parabellum
  3. Toccata E Fuga In Re Minore Di Bach

1,2曲目は、「Si Vis Pacem Parabellum」という作品のサントラのようで、クラウディオ・シモネッティによるキーボードとプログラミングにより作成されています。

1曲目はフワーっとしたシンセから始まり、ズクズクいうノリの良いベースが入ってくるデモンズみたいな曲です。

2曲目は、フェノミナでバスに乗り遅れた少女が、森を彷徨うシーンで使用されているような雰囲気のある曲です。

3曲目は、2部のライブで1曲目に演奏されたハードロックアレンジの「トッカータとフーガ」で、クラウディオ・シモネッティのプロジェクトである”Daemonia(デモニア)”のメンバーにより演奏されています。

オリジナルグッズ

今回は、パンフレットとTシャツを購入しました。

パンフレットは、ゴブリンの歴史や、多数のディスコグラフィーが載っていて興味深いものでしたが、3000円でA3サイズ4枚分のページ数しかないため、もう少し読み応えのある内容を増やして欲しかったというのが正直なところです。

Tシャツは、表面にカルロのお絵描きがプリントされてあるものを購入しました。

裏面には真っ赤なゴブリンがプリントされています。

さて、このTシャツは、普段着には出来そうもないので、当面は家族の冷ややかな視線を無視して部屋着とするか、ハードロックのライブ時にのみ着るか….とりあえず仕舞っておきます(^_^;)

まとめ

ライブに感動して、帰りの電車では、ウォークマンでずっとゴブリンの曲を聴いていましたが、クラブチッタの最高音響で聴いたライブの後だと、何とも淋しい音質に感じてしまいました。

帰宅してからは、パンフレットに列挙されているゴブリンやクラウディオ・シモネッティのプロジェクト作品、もらったチラシに書いてあった「レ・オルメ」などの曲を、動画サイトで検索して聴きまくっています。

異次元の感動と新しい音楽との出会いに興奮した一日でした。

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