ツイッターのタイムラインを見ていると、
ブロックされました(@_@)
ブロックしました…
なんてのをよく見かけます。こういうツイートを見て皆さんはどう思うでしょうか?
ブロックしたりされたりという経験のある方は、ある種の共感を抱く部分もあると思います。私も経験があるので、どちらの気持ちも理解できます。
まあ、あまり気持ちの良いものではありませんよね。
ただ、ブロックしたりされたりした時に、あえてそのことツイートする、ツイートせずにはいられないというのは、意図的に仕組まれたツイッターの中毒性にハマってしまっているのかなとも感じます。
ここでは、こういったツイッターのブロックについて個人的に思っていることを書いてみたいと思います。
【Twitter】ブロックするされることについて思うこと
どうしてブロックするのか
ブロックすると、相手はその人のツイートは見ることが出来なくなり、相互フォロー関係にあったなら、互いのフォローもはずれます。
相手のツイートを見ないようにするには、ブロック以外にもミュートや相互フォロー関係であるならフォローを外すといった手段もありますが、そういった数ある手段から一番強力なブロックをするということは、ブロックする側もやはりそれなりの理由があるはず。
あんまり深く考えずにイヤなら即ブロックみたいな方もいると思いますが、多くの場合、特に日本人は、嫌なことがあってもブロックすることを躊躇し、考えに考えた末、仕方なしにブロックするという感じではないでしょうか。
昨今よく目にする誹謗中傷なんていうのは、ブロックの最たる対象ですが、それに準じたというか、なんかチクチク心を刺してくるリプ(返信)もありますよね。
ツイート「〇〇が大好き!」
リプ「私は大っ嫌い!」
ツイート「〇〇やってみました」
リプ「あんまり上手じゃないですね」
基本的にツイートって共感を求めているのに、こういった発信者の気持ちを萎えさせるような余計なリプを見ると、深い悲しみに襲われたり、怒りの炎がメラメラと。
こんなのに頻繁に付き合ってたら、何のためにツイッターやってるのか分からなくなるので、こういたケースもブロック対象になり得えますね。
あとは、価値観が全く合わないタイプ。直接のやり取りで価値観のぶつかり合いがなくても、相手のツイートを見ていると、趣向や価値観などが違い過ぎて、見ているだけでも気が病んでしまうなんてケースもあるでしょう。
こういった感じで、自分の精神状態を不安定にさせないために、極力相手を遠ざけるべくブロックボタンをポチッ。
どうしてブロックされるのか
明らかに相手が不快に思う言葉を発していながら、ブロックされると逆ギレするみたいな特殊な人は別として、
普通にツイート(リプ)しているだけで何にもしてないのに何でブロックされるの?
そう思っている人は、特に何もしてないんだから気にする必要はありません。でも、気になるって方は、これまでの様子を振り返り、かつ、自分を俯瞰してみると、それなりの理由が見えてきます。
- 会話中に相手のリアクションがいつもと少し違うことはなかったか
- 自分と相手のツイート(リプ)を比べてみて趣向・価値観と合っていたのか
価値観は人それぞれ。自分の発した言葉が相手に全く違う意味で受け取られるなんて日常茶飯事。これはリアルの生活でもSNSでも同じこと。
同じジャンルのものが好きでも、性格や生活環境など自分とは違うことだらけなので、日々のちょっとしたすれ違いが積もりに積もって、
もう限界!サヨナラ~
ってなる訳です。離婚みたいなものですね。
ブロックした(された)らどうするか
結論から言うと、ブロックした人もされた人も、そのことを引きずらずに、今まで通り自分の使用目的に従ったツイートをしていけばOK。
ブロックしたことをツイートするのは、日本人特有の「縁」の心があるため、ちょっとした良心の呵責があるからかもしれません。
ブロックされたことをツイートするのは、「ブロック=嫌われた」という悲しい気持ちを誰かに埋めて欲しいのかもしれません。
ブロックされた人は、
そっちのほうからフォロー申請して来たのに…
なんて余計なことを考えちゃダメ!
そもそもフォローする時、相手のプロフィールや直近のツイートぐらいは見るかもしれませんけど、相手を知るって言っても、その程度じゃないでしょうか?
フォローする側も、自分と同じ趣味のツイートをしてたからフォローしたものの、日々のツイートを見ていると、全然関係ないツイートの方が多い、モノの考え方が自分と全く違うなんてことが、フォローしてしばらくしてから分かる、
やっぱこの人フォローしなくて良かったかな…
ツイッターを長年やっていると、こんなケースの方が実は多かったりします。なので、どっちが先にフォローしたなんてことはブロックには全く関係ありません。
ただ、こういった事をツイートする人って、SNSの依存度が高い気がします。もし職場の誰かに無視された時、仕事中、椅子からスッと立ち上がって、
私は訳もなくAさんに口をきいてもらえません!!
なんて職場連中全員に言うでしょうか?
もし、言うとしても仲の良い同僚や親友に飲みながら話すみたいな感じでしょう。
この辺はリアルと同じで、もしイヤなことがあったら、不特定多数に向けてツイートするよりは、普段から仲良くしてる特定のフォロワーさんに話すといいと思います。
ツイッターは匿名ってこともあるからか、知らず知らずのうちに何でもかんでもつぶやいてしまいますよね。でも、ネガティブなツイートをしていると、そのツイートを見た意地悪な暇人がイヤなことを言って来たりと負の連鎖になりかねません。
ツイッターはリアル(実生活)を補完するツールであって、決してリアルを越えてはなりません。もし、リアルが主、SNSは従という関係が逆転すれば、毎日必要以上のあらゆる価値観の渦に巻き込まれ、心がその渦の中に持っていかれます。
終わりに:【Twitter】ブロックするされることについて思うこと
私は、学校や職場といった実生活において、必ず一人は嫌なヤツがいて、「こいつどこかへ行ってくれないかな…」なんて思いながら生活してました。リアルでもブロック機能みたいなものがあったら絶対使ってます(;^ω^)
日本人は、「みんなに好かれるように」とか「他人に迷惑を掛けないように」といった教育を受けていて、それが美徳という風潮がありますが、こういった考え方は、自分を成長させる行動の妨げになるので、ある意味では捨てたほうがいいと思っています。
みんなに好かれるなんてまず無理なことで、特にネット上では通常ならありえない数の人と触れ合うのでなおさら。みんなに好かれようと自分の価値観を殺して他人に合わまくっていたら、アイデンティティを失うこと必至。
他人に迷惑をかけないなんてことも無理です。普通に生きてるだけでも、きっと誰かに何らかの迷惑をかけてます。
なので、私は、自分らしく生活・ツイートして、結果的に迷惑かけてしまったら、素直に謝る、そんなスタンスでいます。
自分らしい言動っていうのは、自分の理念がないと出来ないので、私は50を超えた今ですら、ふらふらしながらも自分の理念を確立すべく、あちこち顔を出して人のやることを日々参考にさせていただいています。