2018年もあとわずかということで、今年、個人的にどんな曲をよく聴いたのか振り返ってみました。
何となくよく聴いたというより、今年購入したレコードやCDからの新たな出会いに感動したり、ギターで弾いてみたくなって耳コピするために何十回も聴いたりと、今年ならではの理由がありました。
ちなみに、私のブログは昭和を中心とした内容なので、昭和の曲ばかりです。
2018年の思い出をくれた曲
私は河合奈保子さんとオフコースが異様に好きなので、これらのアルバムは通年聴いています。
通年聴くシングルNo.1は、大場久美子さんの「大人になれば」。
この曲は、私の聴く全楽曲の中で一番好きかもしれません。理屈でどうのこうのというより、何故か私の感性にピタッとハマっています。
今年一番聴いたアルバム
さて、今年についてですが、一番聴いて、かつ、感銘を受けたアルバムは、本田美奈子さんの「アヴェ・マリア」。
今年の9月に本田美奈子.ミュージアムがオープンし、毎月のように通っているうちに、本田美奈子さんの歌声が体から離れなくなっていきました。
アルバム「アヴェ・マリア」は、デジタル音源として持っていましたが、無性にモノとして所有したくなり、今年購入しました。
通常は滅多にしませんが、このアルバムを聴くたびにCDをラックから取り出し、表裏のジャケットやパンプレットを眺めたり、歌詞を追いながら曲を聴いたりしていました。
特に、アノ曲がお気に入りで…
よく聴いた楽曲
今年の思い出とリンクする曲が20曲ほどありましたが、その中の10曲ぐらいをピックアップしてみました。
桜詩集(氷のダイヤモンド) / 南野陽子
アルバム「ReFined-Songs Collection~NANNO」に収録されている曲で、アルバム「スノー・フレイク」に収録されている「氷のダイヤモンド」をリアレンジ&歌い直ししたものです。
うちの近所に河原があって、春先に土手沿いの桜並木を歩いていた時、ふとこの曲が頭に浮かんできて、ギターで弾いてみたくなりました。
自分なりにアレンジして弾こうと思って、もう何回も聴きました。そんな思い出の曲です。
月夜のくしゃみ / 南野陽子
アルバム「GAUCHE(ゴーシュ)」に収録されている曲です。
先程の南野陽子さんの曲を弾きまくったり、新宿のブックユニオンで南野陽子さんの写真集を偶然見つけて購入したりと、今年は南野陽子さんを意識する場面が多くありました。
そのせいもあって、南野陽子さんについて、もっと色々知りたくなり、1989年に出版された南野陽子さんのエッセイ「月夜のくしゃみ」を購入しました。
もともと「月夜のくしゃみ」という楽曲は大好きでよく聴いていましたが、この本を読んで「月夜のくしゃみ」を聴いたら、その曲の世界観をより深く理解することが出来ました。
★南野陽子エッセイ本「月夜のくしゃみ」レビューはこちら
愛のコロニー / 岡田有希子
アルバム「ヴィーナス誕生」に収録されている曲です。
今年の4月5日に初めて四谷交差点に行きました。三日後が岡田有希子さんの三十三回忌でしたが、あえてその日は避けました。
当時、岡田有希子さんのことが好きになり、これからヒートアップしていこうと思った矢先に亡くなり、色々なことが起こったため、それ以来、岡田有希子さんの情報は意識的に入れないようにしていました。
私はツイッターをやっていて、今年に入ってからより多くの岡田有希子さんファンの方々と繋がるようになり、その方々のツイートを見ていて、今年が最後の法要になるようなことを知り、もう昔のことにこだわらなくてもいいかなと思い、勇気を出して四谷に向かいました。
ただ、岡田有希子さんが亡くなってから全く情報を入れないようにしていた為、4月8日に集まる皆さんの中に入っていくのはおこがましく思い、その日に近い別の日に四谷交差点に行きました。
ここでしばらくぼんやりしている時に、「愛のコロニー」がふっと頭に浮かんできて、帰りにウォークマンで「愛のコロニー」を何回かリピートして聴きました。
★2018年4月5日の四谷四丁目交差点の様子はこちら
ニューシネマ・パラダイス / 本田美奈子
先程、今年一番聴いたアルバムは本田美奈子さんの「アヴェ・マリア」と書きましたが、このアルバムの中で、「ニューシネマ・パラダイス」が一番のお気に入りです。
クラシカルな路線に転向してからの本田美奈子さんの歌は、音楽を聴いているというより、本田美奈子さんが自分に優しく語り掛けてくれているような感覚があり、日々何か辛い事があった時は、必ず本田美奈子さんの歌を聴いていました。
「つばさ」も今年はよく聴きました。
Summer Connection / 大貫妙子
アルバム「SUNSHOWER」に収録されている曲です。
今年は何冊か「レコード・コレクターズ」という本を購入しました。
一番興味深く読んだのは、2018年3月号の「70年代シティポップ特集」で、たくさんのシティポップの名盤が紹介されていました。
出来る限りのアルバムを聴いてみましたが、その中で一番気に入ったのは、この大貫妙子さんのアルバムでした。
「Summer Connection」はアルバムの1曲目ということもあり、より印象に残っています。
★レコードコレクターズ「70年代シティポップ特集」レビューはこちら
あなたのポートレート / 来生たかお
アルバム「ひたすらに」に収録されている中森明菜さんへ提供した曲のカバーです。
中森明菜さんの「あなたのポートレート」は、アルバム「プロローグ<序章>」に収録されていて、昔からよく聴いていましたが、来生たかおさんのバージョンはあまり聴いていなかったので久しぶりに聴いたところ、ハマってしまいました。
ひなげしの花 / アグネス・チャン
1972年にリリースされたアグネス・チャンのデビューシングルです。
今年、BSで「寺内貫太郎一家」の再放送があって、それを見ていた時、おばあちゃん(樹木希林)が、この曲の歌マネをしているのを聴いたら、無性に「ひなげしの花」を聴きたくなりました。
一度聴いたらもう一度、さらにもう一度とハマる中毒性があって、何回も繰り返して聴いていたら妻に「もういい加減にして!」と怒られてしまいました💦
姫魔性 / 原田知世
アルバム「パヴァーヌ」に収録されている曲です。
このアルバムは、ずっと前から中古レコードで探していましたが、今年ようやく手に入れることが出来ました。
ジャケットの雰囲気から受ける印象と同じエレガントな少女の柔らかく儚げな曲調は、聴いていて別世界へと誘われる感覚があります。
私はあまり歌詞に着目しないのですが、「姫魔性=秘めましょう」という言葉遊びの妙が面白くて、歌詞カードを眺めながら曲を聴いていました。
★原田知世「パヴァーヌ」レビューはこちら
水色のワンピース / 泰葉
彼氏との思い出を歌った切ないバラードの「水色のワンピース」は、私の大好きな曲で通年聴いている曲ではありますが、今年、「水色のワンピース」の別バージョンが収録されているレコード「わっ不っ思議ー。」を購入したため、例年よりもたくさん聴きました。
A面に「水色のワンピース」がバージョン違いで2曲、B面は新曲3曲というミニアルバムですが、A面はレコードに溝が並列して2重に掘ってあり、針を落とすタイミングでどちらかのバージョンがかかるという摩訶不思議なレコードです。
どちらのバージョンもシングルバージョンとは違うので、全てのバージョンを浴びるほど聴きました。
★泰葉「わっ不っ思議ー。」レビューはこちら
黄昏を追い抜いて / 辛島美登里
シングル「夏色物語」のカップリング、アルバム「Gently」に収録されている曲です。
何となく動画サイトを見ていた時、辛島美登里さんの楽曲が流れて聴き入っていました。
「サイレント・イヴ」しか知らなかったので、そのまま色々なな曲を聴いていたら、この「黄昏を追い抜いて」にハマりました。
それから辛島美登里さんのアルバムやシングルを今年は買いまくりました。
「黄昏を追い抜いて」はアルバムバージョンとシングルバージョンでは異なりますが、私はシングルバージョンが気に入って、「黄昏を追い抜いて」を聴く時はシングルバージョンばかり聴いていました。
ニュートンの林檎 / 姫乃樹リカ
シングル「ときめいて」のB面で、アルバム「Reminiscence 〜Singles vol.1〜」にも収録されている曲です。
昨年は、「地上の楽園」にハマり聴きまくっていましたが、今年はベスト盤以外にも手を出し、その中で一番この曲が気に入ってリピートしていました。
マイナー調(悲しげな雰囲気)のポップな曲調ですが、サビの難しそうなメロディーラインが幾度となく心に引っかかりました。
まとめ
来年はどんな楽曲との出会いがあって、どんなことを思うのか、自分自身でも楽しみです。
出来れば過去の楽曲でなく、琴線に触れる現代の楽曲に出会えたらいいなと思っています。