2024年、ClariSの春のツアー「ClariS SPRING TOUR 2024 ~Tinctura~」が以下の日程で開催されました。
- 5/25(土) Zepp Osaka Bayside
- 5/26(日) 広島クラブクアトロ
- 6/1(土) TOKYO DOME CITY HALL(昼・夜)
- 6/2(日) TOKYO DOME CITY HALL(昼・夜)
で、私も行ってきました。私が行ったのは東京一発目の6月1日(夜公演)。私にとってClariS初ライブは2022年のLINE CUBE SHIBUYAだったので2年ぶりです。それと比べると今回のライブはかなり様子が変わってました。
ということで、今回のツアーに参加したかったけど都合により行けなかったという方に向けて、ざっとですが当日のセットリスト含め、ライブの様子をレポしたいと思います。
【ライブレポ】ClariS SPRING TOUR 2024 ~Tinctura~ TOKYO DOME CITY HALL
物販
6月1日のライブは、昼公演(12時開場・13時開演)、夜公演(17時開場・18時開演)というスケジュール。物販に関しては9:30からスタートということで、X(エックス)を見ているともう朝から並んで「○○買えた」「トレカ交換希望」といったポストで賑わっていて、トレカや会場限定Tシャツなどは早々にSOLD OUT。
初めて行った前回のClariSライブではライブ開始の1時間前でも物販に長蛇の列ができていて、これに並んでたらライブに間に合わないという状況だったので、グッズは何も買えなかったんです。そういった経験を踏まえ、今回は朝から並ばないにしろ開場3時間前に会場に行ったところ、全く並んでないどころか物販ブースはガラガラ。今回はグッズを手に取ってみたりしてゆっくり買い物することが出来ました。
素顔のClariSが写っているトレカをワンセットぐらい買ってもいいかななんて思ってたんですが、前述の通りトレカは早々に売り切れだったので、その願いはかなわず。トレカってそんな安易な心持じゃ買えないんですね。トレカ人気って凄ッ!
会場の様子
入場口には寄せ書き。
入場すると紙のチケットをもらいました。最近のコンサートは電子チケットで購入する時に楽だったりするんですが何とも味気ないので、こういった配慮は嬉しいですね。
会場には今回のツアーをイメージしたようなセットが展示してありました。
ライブの様子・感想
まず、今回のステージなんですが、前回行った時にあった背後のスクリーンはなし。ステージ中央がちょっと前にせり出し、左右には2段ほどの階段というか踏み台みたいなものあり。ステージ後ろにはちょっとした階段で昇降できる一段高いステージがあって、ClariSの二人がパフォーマンスの幅を広げられるような設定になってました。
ステージ向かって中央にドラム、右隣りにキーボード。さらに右へ目を向けるとマーシャルのアンプがあったので、ライブが始まる前に「一番右がギターで一番左はベースかな…」なんて想像しながらワクワク。
客席はほぼ満席でライブ開始時刻が近づくにつれて会場の熱気が高まっていくのが分かります。そして定刻のスタート。一発目は「reunion」でした。「ヒトリゴト」「アンダンテ」とシングル曲が続いた後、最新アルバム「Iris」から「Love is Mystery」、最新シングル「アンダンテ」から「擬態」。
ライブの魅力はシングルPV以外のアルバム曲を振り付きで見れること。「擬態」は最後の方でテンポが速くなりますけど、「ここはこんな動きをするのか!」なんて感激して見てました。前回のライブで見た「Masquerade」はPVと合わせたのか仮面をつけてのパフォーマンスだったんですが、今回は素顔。情熱的な真っ赤なライティングがより曲の世界観を高めていました。
そしてソロ曲へ。クララは「カラフル」、カレンは「アネモネ」。今回はいろいろ新たな試みがあったようで、ソロで歌うという演出もその一つ。いつもそばにいるパートナーがいない様子を見て一瞬寂しい気分に…でもソロだとそれぞれの持ち味が最大限に活かされて最高!
「ALIVE」はカレンのハイキック待ち!今回もカッコイイ~。「未来航路」はX(エックス)の振付け動画で覚えてきたよ!ということでみんなでフリフリ。
個人的に一番感動したのは最新アルバム「Iris」の中で大好きな「Wonder Night」「アサガオ」「一期一会」の流れ。特に「アサガオ」は凄かった。カレンは後ろの一段上がったステージへ。もう歌に関してはほぼクララのソロ。クララは歌唱しながら表面上の気持ちを表現しているのに対し、カレンはクララの内面・本心を体の動きで表現。切ない曲だけにこの演出と相まってウルウルでした。ちなみに、この演出は今回のステージセットを見て、急遽カレンが考えたとのこと。
「ふぉりら」では、サビの”やっぱり”の後の”好き”のところで観客席にマイクを向け、ファンは”好き!俺も~”なんてレスポンスして大盛り上がり。本編ラストの「コネクト」ではパン!という音と共にステージ左右からキラキラのテープが会場へ舞い散りました。
アンコールで歌ったのは3曲だったんですが、時間にして約40分。グッズ紹介や今後のブラジル・ドイツでのフェス参加等の話で盛り上がり、会場使用時間ギリギリまで楽しませてくれました。その他、「graduation」「ByeBye Butterfly」なども聴けて、今回のセットリスト、個人的には神でした。
さて、前回、私が行ったライブと大きく違っていたのは、
②バンド形態
③ClariSダンサーズ
前回行った時はコロナの感染防止対策で声出し禁止だったんですが、やっぱりファンの歓声があるのとないのとではとライブの雰囲気ってガラッと変わりますね。ClariSの二人もその熱気に応えるかのように、さらにパフォーマンスは情熱的になり、会場はClariSと観客の魂の湧き上がりで物凄いことになってました。楽しい!生きてる~っていう充実感と満足感がハンパない。
アルバムタイトル「Iris」は”虹”、ツアータイトル「Tinctura」は”染める”という意味があるので、今回のツアーは色々な色で染め上げたいというClariSの趣旨のもと、ファンのペンライトは一斉に色を変えていく光景も幻想的で夢のようでした。
前回行ったライブはバックにスクリーンがあって、そこにカレンが考案した七夕の物語がナレーションと共に流れ、その前後に歌という構成。ClariSのライブでしか味わえない演出でそれはそれで良かったんですが、ナレーションの時間が結構長めで楽曲パフォーマンスで盛り上がったボルテージがそこで下がる感じがあって。でも、今回はバックに生バンド。よりライブ感を感じると共に、前回のような演出がない分、曲繋ぎで見てる側もテンション上がりっぱなし。これぞライブ!って感じでした。衣装チェンジの際はスクリーンに何か流して場つなぎしたりするのが通常だと思うんですが、今回のライブではクララが着替えをしてる時はカレンがMC、カレンが着替えてる時はクララがといったような工夫をされてました。でも、今回のライブを見ていると、前回のようなClariS独特の世界観も恋しくなったり。なので、今後も色々な発想のもと、ファンを楽しませてください。ClariSについていきます。
あと、女性バックダンサー4人の存在。やっぱりバックダンサーがいるとステージが華やかになるし、ソロ曲をやった時なんかもクララとカレン二人の時とは違ったステージングが出来て、表現力の幅が一気に広がって見えたので、今後もこういった演出は適宜あったほうがいいなと思いました。
セットリスト
#ClariS_Tinctura ツアー東京1日目終了しました〜🌈
みんなが素敵な色で染めてくれたから、最高の思い出に残る1日になったよ🪄
明日はツアー最終日🤍
最後の最後まで全力で私たちも歌を届けます🎤
一緒に楽しみましょう🫶みんなのこと…やっぱりすっきー!🩷(\オレモー!!/)
🐰 #ClariS 🐱 pic.twitter.com/0OP920EYcF
— ClariS☆スタッフ (@ClariS_Staff) June 1, 2024
<2024.6.1 TOKYO DOME CITY HALL(夜公演)>
- reunion
- ヒトリゴト
- アンダンテ
- Love is Mystery
- 擬態
- Freaky Candy
- Masquerade
- ループ
- ミントガム
- graduation
- ByeBye Butterfly
- サクラ・インカーネーション
- カラフル
- アネモネ
- ALIVE
- トワイライト
- SHIORI
- 未来航路
- Wonder Night
- アサガオ
- 一期一会
- Blue Canvas
- ふぉりら
- コネクト
- Prism(アンコール)
- border(アンコール)
- second story(アンコール)
終わりに
今回のライブを見てクララとカレンのスキルは確実に上がっていると感じました。前回のライブではクララはしなやか、カレンはパワフルっていうイメージを持ったんですが、今回はお互いのいいところを吸収し、二人ともパワフルでありながらしなやかなパフォーマンスを見せてくれました。
毎回セットリストを見るたびに、単にキラキラしたアニメ主題歌のアイドルから日本を代表するようなアーティストへ変貌を遂げようとする様子も伺えます。クララのデザイナー的な才能、カレンの演出家的な才能を持ってすれば、今後何十年もファンを飽きさせることなくライブは続いていくことでしょう。クララ、カレンの今後の活躍にも期待してます。