
こんにちは、まちろです。
俺たちの旅、だ~いすき!
私が小学生の頃に始まったドラマで、もう何度も再放送で見ました。もちろん、今でも録画したやつを時々見ては胸を熱くしてます。
その大好きな「俺たちの旅」が昨年、映画化すると知り、もうワクワクしてました。そして、2026年1月9日からついに劇場公開。ということで、見に行ってきましたよ!
で、見た感想。といっても、ネタバレなし、公式ホームページはご本人たちが出演したPR動画やラジオ番組で語られたこと以外は話さないので、まだ見てない方もご安心を。このブログを書きながら頭の中を整理してちょっとずつお話しします。
とりあえず、映画を見終わった後に心に残った気持ちは、
感謝と寂しさ…
でした。
【リアル or 幻想?】映画「五十年目の俺たちの旅」を見て思ったこと
「俺たちの旅」の魅力を振り返る
まず、自分の気持ちを整理するためにも、「俺たちの旅」はどんなドラマだったのか、スペシャル版3作を含めて簡単に振り返っておきます。
「俺たちの旅」は1975年から1976年にかけて1年に渡り放送された鎌田敏夫メインの脚本による青春群像ドラマ。卒業を間近に控えた大学生のカースケ(中村雅俊)と親友のオメダ(田中健)、そしてカースケの小学生の時の先輩で社会人のグズ六(秋野太作)。それぞれ性格も生き方も違う三人が吉祥寺を舞台に、迷いながらも自分の人生を探していく物語。
カースケと同じ下宿に住み、東大を目指す浪人生のワカメ(森川翔太)、カースケに思いを寄せる同級生の山下洋子(金沢碧)、オメダの妹の中谷真弓(岡田奈々)らも、また、彼らとの関わりの中でそれぞれの人生に対峙していく。
その後に放送された3本のスペシャル版は、カースケ・オメダ・グズ六という3人の仲間が、10年ごとに再び巡り合い、その時々の人生の重さや迷いと向き合っていく物語として繋がっていきます。
- 十年目の再会:ワカメが久しぶりに東京へ戻ってくることをきっかけに、かつて固い絆で結ばれていた3人が再会する。井の頭公園は昔のままなのに、彼らの人生はそれぞれに変わり、距離も生まれていた。そんな中、オメダが姿を消したという知らせが入り、オメダを探すため、カースケとグズ六は鳥取へ向かう。そこでカースケはかつての恋人・洋子と再会し、10年という時間がもたらした変化と、変わらない友情の残り火が静かに揺れる。
- 二十年目の選択:3人は40代になり、若い頃には想像もしなかった責任や葛藤を抱えている。カースケは妻の実家の会社を継いで社長となり、自由のない生活に息苦しさを覚え、グズ六は人材派遣会社を経営しながらも家庭はうまくいかず、オメダは造り酒屋を営みながら市長選への出馬準備に追われている。そんな彼らのもとにワカメから旅館への招待状が届き、身延に集まった仲間たちは、中年期ならではの選択や迷いと向き合いながら、再び互いの存在の大きさを確かめていく。
- 三十年目の運命:50代になったカースケ、オメダ、60代のグズ六。グズ六の会社は妻が主導権を握り、グズ六は特にすることがなく、日々、孤独や焦燥を抱えていた。気分転換にと、選挙で奮闘するオメダを訪ねると、オメダの妹からスペインへ旅立ったはずのカースケが日本に戻っているらしいと聞かされる。二人は徳島の漁港に向かい、そこで見つけたのは52歳になってもどこか少年のような自由さを失わずに生きるカースケの姿だった。ただ、心を開かぬ息子、そして洋子の死がカースケの心に影を落とす。30年という長い時間を経ても、3人の関係は形を変えながら続き、再び交差する運命の中で、それぞれが自分の人生と向き合うことになる。
こんな感じでしょうか?今のところ(2026.1.12現在)、最初のドラマ、スペシャル版と共にTVerで見れるので、細かい部分を確認したい場合はそちらをご覧くださいね。
「俺たちの旅」シリーズの魅力は、その一貫したテーマ。悩み葛藤しながら人生を自分らしく生きようと奮闘する生き様とそれを理解してくれる友達の存在、固い友情。特に、カースケの破天荒な生き様に憧れた方も多いんじゃないでしょうか?私もその口。
生きるのが楽しくない奴はバカだ
生きていくって楽しいものなんだよ
人生を粗末に生きたくない
自分らしくあるためには強い信念を持ち、時に世間・常識と戦わねばなりません。それが辛くて逃げだすこともあります。傍若無人に見える振る舞いは周囲の人を悲しませたりすることも。でも、このドラマの登場人物たちは、みんな根が優しいんですね。自分のことを放り出しても相手を思いやる気持ちをみんな持ってます。理解されないような言動をあれば、それを理解してもらえるよう必死に努力する。だから、結局は何があろうともそれぞれが納得して前に進んで行ける…。
まあでも、「俺たちの旅」を見ていると、こういった男たちが自分らしさを求めて行動できるのは、心優しく強い女性の存在があるからこそ、そんな気もします。
映画「五十年目の俺たちの旅」

とりあえず、あらすじを。
あれから50年。3人は70代に。カースケは小さな町工場の経営者、オメダは鳥取県米子市の市長、グズ六は介護施設の理事長。ある日、カースケの工場にオメダがやってくるが、オメダは何か浮かない表情。オメダに何があったのか。そんな折、グズ六からカースケに「洋子が生きてる」と連絡が入る…。
「五十年目の俺たちの旅」は連休中の近場の劇場で見たんですけど、この劇場って休日でもそんなに混んでないのに、「五十年目の俺たちの旅」は結構な入りでした。年齢層は私と同じ50代から60代って感じ。しかも、「俺たちの旅」マニア多数。ラスト近くの駅のシーンで、みんなザワザワ。何か言ってます。
あ~○○に○○するんだろうな~
私も言いました。心の中で。で、ほら!ヤッパリ。劇場で見ると楽しいですね。同じものを好きな人が集まって大なり小なりその熱を感じられるので。
最初のシーンにはちょっとビックリ。火曜サスペンス劇場かと思った!
まあ、その後は徐々に「俺たちの旅」らしくなって行くんですが。
脚本はこれまで通り鎌田敏夫さん。今作はカースケ監督。これまで監督を務められていた斎藤光正さんが亡くなられてしまったので、「俺たちの旅」を熟知している中村雅俊さんを鎌田敏夫さんがご指名とのこと。作品の出来という点については、私は良し悪しの解釈はしません。素直に「俺たちの旅」の新作を作って下さり、ありがとうです。監督が違えば脚本の解釈も違うし見せ方も変わるので。ただ、これまでの「俺たちの旅」と比べると、製作費はあんまり掛けられなかったのかなって気はします。
きっと、中村監督は「俺たちの旅」の往年のファンが思わずニヤリとしてしまうような演出を入れたい、作品に僅かながら新たな息吹を吹き込みたい、あまり「俺たちの旅」を知らない人にも楽しんでもらいたい、そんな意気込みで作られたような気がします。
ただ、ターゲット設定がちょっと散漫になってしまっているせいか、たぶん、この映画をどんな人がどんな目的で見に行くかによって評価は分かれるんじゃないかな…。
かなりのマニアにとっては回想シーンが多すぎるとか、ほとんど「俺たちの旅」を知らずに見た人は、これまでの流れの人間関係の意味がいまいちピンと来ず、単純に役者の演技力やストーリーを注視して…とか。
あと、冒頭で私が寂しさを感じたと言ったのは、オメダ以外は何だか落ち着いた人生になっていて、自分が取り残されたような気分になったから。特にカースケ。自由に生きてるように見えて、いつも何らかの壁にぶつかって悩み苦しんで自分なりの選択をし、それが良い方・悪い方、どちらに転ぶのか一抹の不安を抱えながらも明日に向かって前進する姿に、私はいつも勇気をもらってたんです。
「俺たちの旅」だけじゃなく、中村雅俊さん主演のドラマって、キャラが似通ってますよね。面白くて優しくて思いやりがあって他人思い。そういうのばっかり見てたら、ドラマの中の中村雅俊さんの生き方が正しいと体に染み込んでしまって、人生の岐路に立った時、やりたいこと・楽しいと思える方向に舵を切ってきました。
今考えると、ホント無謀。でも、カースケみたいにたくさんの人を惹きつける魅力も根性もないので、振り返るとその選択に後悔することもしばしば。自分で自分のことをよく分かってないうちにドラマにかぶれた生き方をしちゃって、もう後の祭り。
今でも目の前には得も言われぬ壁が立ちふさがっている気分なので、この映画のカースケの生き様を見て、壁を乗り越えるヒントや勇気を与えて欲しかった…っていう感じカナ。でも、大体、自分がヤル気を出して選択すると後悔が付きまとうので、変なヤル気が出なかったのが正解だったのかも。そう思うようにします!
終わりに

エンドロールが流れる中、しばし目を瞑って高音質のエンディング曲を聴き、「俺たちの旅」に感化された自分の人生なんかを振り返ってました。でも、ふと目を開けると、
ヤバイ!これ、目を瞑っちゃダメじゃん!!
これから行かれる皆さんは、最後までしっかりとその目で画面を見ていてくださいネ。
やっぱ、「俺たちの旅」は注目度が高いですね。今後も続けて欲しいです。
でも、また10年後となると、もう役者の方々が…なんてことになるかもなので、3年後、5年後ぐらいに新作お願いします。人生の終焉が近づき、それをどう捉え、どう向かって行くのか、その生き様を私たちに教えてください。
あと、ちょっとお高いと思うかもしれませんけど、パンフレットは買った方がいい。50ページぐらいあって興味深いことが書いてあるし、秀逸なフォトショットもたくさん。
ホントはカミさんや友達と見たいんですけどね。ワーワー言いながら見て、見た後に熱く語り合いたい。でも、私の周りはみんな興味ないから…あ~悲しい。
本当に大切なものは無くしてから気づく
後悔のない人生をにしていきましょう!
では。



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