私がプロレスを見始めたのは、新日本プロレスの初代タイガーマスクがきっかけ。
特撮・アニメのヒーローが好きだったので、これを機にプロレスにハマって行きました。
プロレスを見始めの頃は、タイガーマスクの試合が終わるとチャンネルを変えていましたが、長州力vs藤波辰爾、アンドレ・ザ・ジャイアント、ハルクホーガン等の迫力に段々興味が湧いてきて、毎週金曜8時の新日本プロレス中継が楽しみになりました。
初代タイガーマスクがいなくなってから、私が一番好きになったレスラーは前田日明。
でも、それは前田日明が第1次UWFが崩壊し、新日本プロレスに戻ってきてからのことです。
ここでは、私が大好きだったレスラー 前田日明について、当時どんな思いで見ていたのか書いていきます。
プロレスラー 前田日明の印象
新日本プロレス時代の前田日明の印象
初めて前田日明を見た時、アントニオ猪木や藤波辰巳と同じようなコスチュームで、特段目立った感じもなく、オーラのようなものを感じることはありませんでした。
ただ、
- ヨーロッパから凱旋帰国
- 七色スープレックス
- フライングレッグラリアート
こんな期待感を煽る言葉を実況の古舘伊知郎が毎回言うので、前田日明の試合を見るたびに、仮面ライダーV3の26つの秘密みたいに今日はどんな新しい技が見れるのかな…なんて思っていました。
最初に前田日明に惹かれたのは、長州力とシングルで対戦した時のこと。
長州が前田にサソリ固めをかけて、前田が延々とギブアップしないというテレビ中継を見て、
前田って根性あるな!
そう思って、自分の好きなレスラーの一人になりました。
でも、印象に残ったのはその試合ぐらい。
後は外国人レスラーや猪木にあっけなく負けたりするので、それほど気になる存在ではありませんでした。
旧UWFについて思ったこと
当時は、アントニオ猪木がどうのこうのみたいな話はありましたが、何故、新日本プロレスのレスラーの何名かを中心としたUWFが出来たのか、よく分かりませんでした。
テレビ中継もないことから、あまりUWFの事は気にしていませんでしたが、初代タイガーマスクがスーパータイガーとしてUWFに合流することになったことから、UWFに興味を持ちました。
UWFに関しては、プロレス雑誌で試合の様子などを見ていました。
一度テレビでUWFの特番をやっていて、それを見たとき、華麗に舞うことのないスーパータイガーに違和感を覚えました。
それに、試合によっては殺伐としていて、
UWFって何なのだろう?
と思っていました。
この旧UWFについては、スーパータイガーにしか興味がなかったので、旧UWFの前田日明については、ほとんど関心はありませんでした。
新日本プロレスに復帰した頃の前田日明の印象
旧UWFが崩壊し、前田日明を中心とする旧UWFの一部のレスラーが新日本プロレスに復帰。
新日本プロレスのリングに前田日明らが上がって、挨拶をした時のテレビ中継を見ていました。
この時は、長州力と一部の新日本プロレスのレスラーが全日本プロレスに移籍しており、新日本プロレスが面白くないなと思っていた時期でもありました。
それだけに、UWFのメンバーの登場には興奮しました。
前田日明をはじめとするUWFの面々(藤原喜明や木戸修は除く)は、UWFと書かれたブーツのような脛あて(レガース)を履いているのがとてもカッコよく、すぐにそのレガースが欲しくなりました(結局買いませんでしたが)。
レガースを付けたUWFの選手と新日本プロレスのレスラーとの試合を始めてみた時の印象は、
UWFって超カッコいい~
UWFといえば、キックですよね。
新本プロレスのレスラーもキックは使っていましたが、それはあくまでも、次の技への流れで使っていたものであって、キックの仕方自体もあまりカッコいいとは思えませんでした。
木村健悟の稲妻レッグラリアートがカッコいいかどうかは各々の判断にお任せします(‘◇’)ゞ
しかし、UWFのキックは、キックボクサーや仮面ライダーのするようなカッコいいキックで、破壊力抜群。
新日本プロレスのレスラーのそれとは全く違って見えました。
当時、UWFの選手と新日本プロレスのレスラーが試合をする時、新日本プロレスのレスラーは、UWF勢のキックを怖がって、変な格好でキックを嫌がって防御していたのを覚えています。
特に前田日明は体も大きかったので、ダイナミックなキックに圧倒されました。
アントニオvs藤原喜明の試合で、UWFの藤原喜明が敗れた後、セコンドにいた前田日明がリング上のアントニオ猪木にキックをかました時、アントニオ猪木vs前田日明のカードを早く見たいという思いに駆られました。
しかし、なかなかアントニオ猪木vs前田日明の試合は実現せず、他の選手との試合ばかり…
新日本プロレスのレスラーがUWFと試合をする時、多くは逃げ腰で、いまいち試合が絡み合っておらず、前田日明のニールキックをまともに受けたりする試合は、ほとんど見られませんでした。
そんな時に組まれた大興奮の試合は、藤波辰爾vs前田日明の試合でした。
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