格闘王 前田日明 伝説③~分裂したUWFを見て思ったこと~

昭和カルチャー全般
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前回は新生UWF崩壊のところまでの話でした。

最後は、前田日明の思い出というより、分裂した各UWFを見て思っていたことを書いてみたいと思います。

★前回の記事はこちら(PART1)(PART2

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分裂したUWFとリングス

UWFはリングス、UWFインターナショナル、藤原組の3つに分裂し、藤原組はさらに分裂し、船木誠勝をはじめとするパンクラスが誕生しました。

この内、私はリングスと藤原組の試合を見に行きました。

藤原組の試合を見たのは、確か東京ベイNKホールだったと思います。

船木誠勝の試合が見たくて行きましたが、何の試合だったかは忘れてしまいました。

テレビでは、藤原組がSWSで試合をした時、UWFインターは時々特番で試合を放送していたので見ていました。

リングスは、WOWWOWでしか放送されなかったので、たまにWOWWOW契約をしている友人にビデオ録画してもらって見ていました。

前田日明のリングスについて

分裂したUWF系の団体の中で、前田日明が一番好きだった私はリングスを追っていきました。

前田日明がリングスという団体を立ち上げるにあたり、旗揚げ戦前に、後楽園ホールでトークイベントがあると知ってこのイベントに参加。

ただ、話の内容は全く記憶にありません(-_-メ)

次いで、旗揚げ戦を見に横浜アリーナに行きました。

この時の試合もあまり覚えていませんが、確か前田日明はディックフライと対戦したと思います。

旗揚げ戦からしばらくの間、リングスは外国人選手の試合が多かったように思います。

UWFの日本人選手がリングス以外の団体に行ってしまったため、仕方なかったのですが、途中から長井満也、正道会館の佐竹雅昭らの参戦により、日本人選手の戦いも盛り上がってきました。

リングスに関する記憶は今一つ薄いです。

それは、やはり地上波での放送がなかったことが原因で、リングスの様子については、ほとんど週刊プロレス等の雑誌頼りでした。

前田日明の引退試合のカレリン戦も友人からWOWWOWで録画してもらったのを見た気がしますが、あまり覚えていません。

こういった状況の中、人気は地上波で放送されるK-1に移って行き、UWF系団体の人気は下火になって行きました。

UWFインターナショナルと新日本プロレスの対抗戦について

長州力が、

Uインターとやる。東京ドームを押さえた

と発言。

この記事を見て、メッチャ血がたぎりました。

こういった団体の看板を掛けてやるかやられるかという戦いは大好物。

私は直ぐに10.9のチケットを入手しました。

テレビでその前哨戦である「長州力&永田裕志vs安生洋二&中野龍雄」の試合を見ましたが、これだけでもかなり興奮しました。

長州力と安生洋二&中野龍雄がらみの攻防は、実力差があるので、長州力には歯が立たない感じでしたが、永田裕志がらみの試合は実力が伯仲していたのでスウィングしていました。

当時の永田裕志はUWFに憧れの念を抱いており、そのコスチュームはUWFといったたたずまいで、そのファイトスタイルもUWFに似通っていました。

最後は永田裕志が中野龍雄の腕ひしぎでギブアップ負けをしましたが、今後もこういった新日本プロレスとUWFの若手選手が、大将同士との闘いとは違ったポジションで熱い展開をして行く予感がしました。

10月9日当日、私は学校の授業の代返を友人に頼み、早々と学校を後にし、東京ドームへ。

新日本プロレスの東京ドーム大会は常時見に行っていましたが、10.9の東京ドームはそれとは違う殺伐とした雰囲気が会場に漂っていました。

私は自分の好きなUWFに勝って欲しいという気持ちがあったので、常にUWF勢に声援を送っていましたが、私の近辺のお客さんは新日本プロレスのファンが多く、まかり間違えば、ファン同士のバトルが始まりそうな不穏な雰囲気…

メインの高田延彦vs武藤敬司はその極み。

UWFファンたちは高田が腕ひしぎを決める度に、

折れ~!!

蹴りをする度に、

蹴り殺せ~!!

新日本プロレスのファンたちは、武藤がドラゴンスクリューから足4の字を決める度に、

武藤、決めろ!足をへし折れ~!!

高田延彦を一生懸命応援していた私でしたが、何故か腕ひしぎ逆十字ばかりやる高田を見て、

読まれてブロックされまくってるのにまた?

高田延彦の腕ひしぎ逆十字は絶対決まらないなと思って見ていたら、なんと武藤敬司の4の字固めでギブアップ負け。

これで私のUWF神話は終わりました。

この後、武藤敬司との再戦、橋本真也との戦いと高田延彦の戦いは続いていきましたが、最初の負けのせいで、その後の試合にはそれほど興奮しませんでした。

まとめ

その後、高田延彦、船木誠勝がヒクソングレイシーと対戦し、いずれもヒクソンに完敗。

これで完全に私のプロレス熱は完全に冷めました。

プロレスってちょっと特殊な競技だと思います。

UFOを信じる、又は信じてはいないがもしかすると存在するかもしれないといったタイプの人は、試合内容によってはプロレスにハマると思いますが、そうでない方は、バカバカしくて見てられないかもしれません。

私はプロレスに少しの疑念はありましたが、どちらかというと純粋にプロレスこそ最強と思っていたので、非常に楽しむことが出来ました。

現在は、色々な情報が手に入るようになり、プロレスの裏事情等も知ることが出来るようになりました。

私はプロレスの現実がどうであれ、見る側を楽しませ、興奮させる演出・試合を提供してくれれば、それでいいと思っています。

前田日明の話で始まった話でしたが、最後に前田日明の書いた前田日明の書いた「パワー・オブ・リーム」という本を紹介しておきます。

この本は、前田日明が新生UWFを旗揚げする頃に発売されたもの。

  • ウルトラマンがゼットンに負けたのを見て、自分が強くなってゼットンを倒すという動機から格闘技を始めようと思ったこと
  • 親の離婚によりグレぐれてしまった自分を再度格闘技の道へ誘ってくれた田中正悟との出会い
  • 佐山サトルとの出会いがきっかけで新日本プロレスへ
  • 旧UWF移籍の話
  • UWF崩壊後にジャイアント馬場からも誘われた話
  • 新日本プロレスにおけるアンドレ・ザ・ジャイアントやドン・中矢・ニーセン、長州顔面蹴りの試合の話
  • 新生UWF旗揚げの経緯

この本には、こういった私の知りたいことがいっぱい書いてありました。

全てが前田日明の言葉で書いてあるのでリアルです。

まだ読んでいない方は是非読んでみてください。

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