【おすすめ】志賀真理子「mariko+9」タワレコ限定復刻盤レビュー|80年代B級アイドル名盤

2020年12月23日に志賀真理子さんのアルバム「mariko」が、「mariko+9」としてタワーレコード限定で復刻されました。

いわゆるB級アイドルという部類に入ると思いますが、この時期のアイドルアルバムは名盤が多く、日の目を見ないのはもったいない作品ばかり。

もちろん、この志賀真理子さんの唯一のアルバム「mariko」も超名盤。

ということで、発売日当日に購入し、聴きまくったので、「mariko+9」の仕様や音質などレビューしたいと思います。

最初に言っておきますが、もしちょっとでも購入を迷っているなら、

すぐ買ってください!

ホント、80年代アイドルポップ好きなら「mariko+9」はマストなアルバムで、この手の復刻版は早いうちに廃番になる可能性大です。

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志賀真理子「mariko+9」タワレコ限定復刻盤レビュー

志賀真理子とは?

簡単に80年代アイドル 志賀真理子さんについて触れておきます。

  • 1969年12月24日生まれ
  • 子役から芸能活動スタート
  • 1986年 魔法の少女パステルユーミの主人公の声優担当。同時に主題歌「フリージアの少年」でアイドル歌手デビュー。
  • 1988年 学業優先のため芸能界引退しアメリカへ留学
  • 1989年11月 留学先で交通事故に遭い、19歳で逝去

 

19歳という若さでこの世を去った志賀真理子さん。

歌唱力や子役から培った表現力は非常に高く、一度引退したものの、存命であったなら、きっとファンの強い要望や自身の人生のフィールドを広げるために芸能界に復帰し、素晴らしい作品・パフォーマンスをたくさん残してくれたことでしょう。

私は昭和40年代生まれでリアルタイムでしたが、この頃はアイドル熱が冷めて来ていた時期でもあり、志賀真理子さんのことは知りませんでした。

でも、知らなかったにもかかわらず、志賀真理子さんをよく見ていた時期があって、それは、当時大好きだったビートたけしさん主演ドラマ「学問ノススメ」

あとになってから生徒役で出演していたことを知りました。

当時録画したビデオがあるので、今でもこのドラマを通して、志賀真理子さんの笑顔を時々見ています。

志賀真理子「mariko+9」の製品仕様

志賀真理子さんの1stで唯一のアルバム「mariko」は、1986年にリリースされ、その後、何度か復刻されていますが、現時点では、全19曲という収録曲数や2020年最新リマスターという点において最強スペック。

 

本来の収録曲は10曲目までで、11~19曲までが今回追加されたボーナストラックとなっています。

厳密に言うと、ビクター時代にリリースされたOVA作品「魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢の中の輪舞」の主題歌「夢の中の輪舞~ロンド~」が収録されていないなどありますが、アイドル歌手として活躍したワーナー作品ということであれば、「mariko+9」を購入すれば、志賀真理子さんの楽曲はコンプリートとなります。

01. 夏より遠くまで好き
02. キャンバス
03. 暮色のブローチ
04. Girl Friend
05. Wonder In My Heart
06. 潮風ステーション
07. 太陽になりたい
08. 雨に濡れてポニーテール(3rdシングル c/w)
09. 避暑地の約束(2ndシングル c/w)
10. ひこうき雲(3rdシングル)
<Bonus Tracks>
11. フリージアの少年(アイドル歌手としての1stシングル)
12. 金のリボンでROCKして(1stシングル c/w)
13. 青い涙(2ndシングル)
14. 青空パステル・キャンバス(アニメ パステルユーミの挿入歌)
15. ひこうき雲(3rdシングル・ヴァージョン)
16. Rainy Day Hello(4thシングル)
17. Time For Love(4thシングル c/w)
18. フリージアの少年(カラオケ)
19. 金のリボンでROCKして (カラオケ)

 

CDはピンク色で、CDを外すとシングルジャケット写真が目に飛び込んできます。

 

パンフレットは、志賀真理子さんの写真が2枚と歌詞カードで構成されていて、復刻に当たっての秘話やレビュー等の記述はありません。

帯には「本CDの文字要素は、アナログ盤発売当時のものを再現しております」と書かれてありますが、これはアルバムタイトルやパンフレットにプリントされているポニーテールの少女の絵辺りでしょうね。

 

志賀真理子「mariko+9」2020年最新リマスターの音質

今回復刻された「mariko+9」のリマスターについては、

マスターテープから / SHM / Blu-spec…

などの記載はなく、「2020年最新リマスター」との文言だけなので、どんな手法・技術でリマスターされたのかは分かりませんが、リマスターを担当された方のクレジット(Takuya Kato)は載っています。

 

音質チェックは、以下のようなモニター系の環境で行いました。

  • ヘッドホンアンプ:TEAC UD-505
  • ヘッドホン:SONY MDR-Z1000
  • PC:Windows10
  • 再生ソフト:Music Bee
  • 取り込みファイル形式:Flac
  • PCとアンプの接続:排他モードASIO

 

個人的に、初版CDや、その後に再発されたCDは聴いたことがないので、それと比べてどう?とは言えませんが、純粋に今回リリースされたCDの音の印象は、

  • 特定の帯域を強調することのないフラットバランス
  • 非常にクリアで、楽曲中で鳴っている細かな音まで、手に取るように分かる高い解像度
  • ハイレゾを意識したかのような立体的な空間(音場)
  • 曲によって若干ボーカルのザラツキなどを感じる

 

高音や低音を強調したいわゆるドンシャリだったり、過度に音の輪郭を強調することもなく、全体的に現代のリマスター復刻版に見られる力強くも自然なバランス。

ボーカルの音像(音の面積)は大きめで、志賀真理子さんの歌声が楽器に紛れず、ストレートに耳に届きます。

特筆すべきは音場(音の空間)で、左右に散らかった感じではなく、左右はそこそこで、そこに上下の空間と奥行きが加わり、ハイレゾリマスターの如く、立体的。

ボーカルのザラツキや、ベースやバスドラムのキックのピークが、コンプレッサー等で頭をギュッと抑えられている感じがする部分もありますが、これはパンフレットにも記載がある通り、オリジナルマスターに起因するものと思われます。

ただ、これは分析的にCDを聴いた場合に感じることであって、普通に聴いている分には、きっと全く気にならないレベルだと思います。

全体的に、誤魔化しのない丁寧なリマスターという印象で、どんなシステムで聴いても、

メッチャいい音!!!

そう感じる非常に高音質なCDだと思います。

 

志賀真理子「mariko+9」アルバムの印象

アルバム自体のクオリティは激高。

そう感じる理由は、2つあって、1つは、アイドルのアルバムか…なんてやっつけ仕事みたいじゃなくて、アイドルポップを新たな次元に昇華させようと制作サイドが必死になっている様子がそのサウンドから伺い取れること、2つ目は、志賀真理子さん本人の歌唱力の高さ。

志賀真理子さんは、歌手デビューに当たって相当なボイストレーニングとかの準備をしてたのかどうかは分かりませんが、普通に考えて、デビュー曲や1stアルバムから、これだけ安定したリズムと音程、そして抑揚のある表現力の高さは、きっと天性のものでしょう。

歌声はとても艶やかで、時にかわいらしく、時にアダルトに、といった具合に、バラエティに富んだ楽曲の世界観を十分に表現できています。

 

アルバムの曲順もいいですね。ノリの良い曲から始まって、徐々にメロウな楽曲へ、そしてまたノリ良くみたいな感じに楽曲が並べられているので、聴き手を飽きさせずに、あっという間にアルバムは聴き終わってしまいます。

 

「mariko」は、本来なら10曲目の「ひこうき雲」で幕を閉じますが、本来のアルバムの良さを実感したいなら、10曲目の「ひこうき雲」が終わった時点で、一旦CDをストップさせた方がいいです。

それだけ、アルバムバージョンとして収録されている「ひこうき雲」は、「mariko」というアルバムのストーリーを締めくくるにふさわしい歌唱とアレンジになっています。

 

少し個別の収録曲についてもお話しておきます。

「mariko」には、1stシングルのAB面と2ndシングルのA面は収録されていません(今回のボーナストラックを除く)が、2ndシングルの「青い涙」は、違う形でアルバムに収録されています。

それは、アルバム1曲目の「夏より遠くまで好き」という曲で、メロディーは「青い涙」と同じで、アレンジと歌詞が違うという変化球的な演出がなされています。

きっと、当時、志賀真理子さんをデビュー曲から順当に追ってきたファンの方が初めてこのアルバムを聴いた時に、「ん?」となったんでしょうね。

この2曲は、アレンジと歌詞は違いますが、バイク乗りのトッポい彼氏との恋愛模様という共通の世界観が描かれています。

 

アルバムを締めくくるのは「ひこうき雲」という曲ですが、この曲は、空の写真を撮るのが好きな彼が、空ばかりに気を取られているので、

私はひこうき雲になって、あなたの視界に入りたい、気を惹きたい…

みたいな乙女心を描写した曲で、今回復刻された「mariko」には、ボーナストラックとして、シングルバージョンも収録されています。

この2つはどう違うのかと言うと、

  • 歌い直しがされている
  • 演奏のミックスが違う

演奏自体は同じで、シングルバージョンは、ちょっと派手目に楽器が主張していて、ボーカルと対峙するような雰囲気であるのに対して、アルバムバージョンは、ボーカルを引き立てるために一歩引いているという雰囲気です。

特にアルバムバージョンのサビ、「高く高く高く~」のところの歌い方は切なくて、聴いてるこっちまで切ない気分になって、心にじわじわーっと鳥肌が立つというか、涙がにじみそうになるというか、そんな気分になります。

 

この「ひこうき雲」の原曲は、コスミック・インベンション。

そのボーカルの森岡みまさんの歌う「ひこうき雲」とどう違うかと言うと、

コスミック・インベンションの方は、イントロ前にオルゴールとか飛行機のジェット音が入っていて、ピアノ主体のちょっとテンポのある感じ、志賀真理子さんの方は、すぐイントロが始まって、アコギ主体のバラードという感じで、基本はどっちも同じですが、ちょっと雰囲気が違います。

歌唱力の高い志賀真理子さんの歌い方と、素直でまっすぐな森岡みまさんの歌い方はどっちも素晴らしくて、甲乙つけられず。

どちらも胸に染み入る素晴らしい歌唱なので、コスミック・インベンションのバージョンを聴いたことが無かったら、是非、聴いてみてくださいネ。

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アルバム「mariko」の中核をなす曲は、

8曲目の「雨に濡れてポニーテール」

個人的には、そんな気がします。

この曲は、3rdシングル「ひこうき雲」のc/wでもありますが、この曲に、志賀真理子さんの歌のテクニックというか素性の良さが全部詰め込まれていて、心を鷲掴みにされること必至。

 

ボーナストラックとして収録されている4thシングル「Rainy Day Hello」は、杉真理さんが作詞作曲された曲で、カップリングの「 Time For Love」と共に、大人びた雰囲気がムンムン。

この「大人びた」っていうのは、少女が背伸びしたって言う感じではなくて、ホントに色気のある女性が歌ってるようで、1stアルバムから、かわいい少女から大人の女性まで違和感なく歌い分けることが出来るアイドルってなかなかいません。

この4thシングル「Rainy Day Hello」は、2ndアルバムの序章と言うか、そんな気がして、次のアルバムに期待せずにはいられないっていう衝動にかられますが、それを聴くことが出来なかったという運命の残酷さを痛感します。

 

まとめ:志賀真理子「mariko+9」タワレコ限定復刻盤レビュー

志賀真理子さんのアルバム「mariko」は、このアルバムに出会わなかったら、「人生1つ損をする」と言っても過言でないぐらいクオリティの高いアルバムで、これにハイレゾを彷彿させる最新リマスターと、本来のアルバム収録曲に9曲ものボーナストラックを加えた「mariko+9」は、もはや神レベル。

昭和アイドルポップファンなら、

あ~買って良かった(*´▽`*)

と気分アゲアゲになるので、廃番にならない内にタワーレコードをチェックしてみてください。

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