現在(2019.12)、NW-A50、NW-A100、NW-ZX500、NW-WM1シリーズといったウォークマンがラインナップされています。
SONY ウォークマンは、NW-ZX2からmicroSDカードによるメモリーの増設ができるようになりました。
初めてウォークマンを購入する方や、これまでSDカードに対応していなかったウォークマンから、microSDカードに対応したウォークマンに買い替えを検討されている方の中には、どのmicroSDカードを買ったらいいのか悩んでいる方もいると思います。
そこで、SONY ウォークマンとmicroSDについて、主に以下のような疑問が解消できるようおすすめポイントを書いてみました。
- ウォークマンの本体メモリは何ギガのモノを買えばいいのか?
- microSDカードはどれを買えばいいのか?
ウォークマンやmicroSDカード選びの参考になれば幸いです。
ウォークマンの本体メモリとmicroSDカード容量選び
ウォークマンは本体メモリーの大きさによって値段が違うけど、どれを選べばいいのかな?
microSDカード対応ウォークマンを購入する際、本体メモリーの容量で悩んでいる方は、まず、以下の表を見てください。
メモリー容量とフォーマットの違いによって転送できる曲数は、取扱説明書によると大体のこんなイメージです。
16G | 32G | 64G | ||
MP3、AAC等の圧縮音源 | 128kbps | 約3300曲 | 約7300曲 | 約15000曲 |
256kbps | 約1600曲 | 約3600曲 | 約7600曲 | |
FLAC | CD音質相当 | 約300曲 | 約660曲 | 約1300曲 |
ハイレゾ(192kHz/24bit) | 約40曲 | 約100曲 | 約210曲 |
MP3 320kbpsなら、ウォークマンに転送できる曲数は、おおよそ128kpbsの1/3程度。
MP3やAAC(m4a)といった非可逆圧縮フォーマット主体で、今後もメモリーカードを使うほどの曲数はウォークマンに転送しないということであれば、上記の表を見てそれに見合った本体メモリーのウォークマンを選べば大丈夫です。
無圧縮のWAVやFLAC等の可逆圧縮音声フォーマット主体で、今後も曲数が増え続けることが予想される場合は、ウォークマン本体メモリーは最小(16Gなど)のものを選んで容量の大きいmicroSDカード主体の使い方がおすすめです。
ウォークマン本体メモリーとmicroSDカードの両方に曲が入っている場合、
- ウォークマン本体でプレイリストを作成する時、本体メモリーとmicroSDカードに入っている曲をまたがってプレイリストを作成することが出来ない(㊟NW-ZX2は出来ます)
- 曲の転送や削除をする時、どっちのメモリーに入れたか段々分からなくなってきて混乱する
こんな感じで、ウォークマン本体メモリーとmicroSDカードの両方に曲を入れていると管理といった面で色々面倒なので、割り切って曲はmicroSDに転送することにしたほうが使いやすいと思います。
ウォークマンに使用するmicroSDカードの選び方と注意点
ウォークマンには、microSDカードは付属していないので、別途購入する必要があります。
SONYの各ウォークマンサポートページでは、対応microSDカードの種類・メーカー・容量上限について詳しく書かれている訳ではないので、ここでその辺について書いておきます。
以下の3点は、microSD対応ウォークマン全機種共通事項です。
- microSD,microSDHC,microSDXC対応
- 本体とメモリーカード合わせて、20,000曲の動作確認が出来ている
- 使用できるメモリーカード容量の上限の記載なし
microSDカードの種類の違い
microSD,microSDHC,microSDXCの違いについては細かくは書きませんが、要はメモリーの最大容量の限界が左から右に行くにつれて、大きくなるという意味です。
さらにそれぞれに転送スピードの違い等もありますが、あまり気にしなくてもいいです。
128G以上の容量が欲しい場合は、必然的にmicroSDXCとなります。
現時点(2021.2)では、最大1TBまでの容量のあるmicroSDXCが発売されています。
ウォークマン対応microSCカードの容量について
microSDカードの容量についての制限の記載はありませんが、私はNW-ZX2で400GのmicroSDカードを2年近く使っていて、特に不具合もなく使用できています。
ウォークマンを使用している他のユーザーの口コミをみても、大容量のmicroSDカードを使用したがゆえに不具合が出たという意見は見かけたことがないので、容量に関しては気にする必要はないと思います。
注意すべき点は、microSDの容量よりも20,000曲という曲数。
いくら大容量のmicroSDを購入しても、この20,000曲を超えてウォークマンに転送した場合、動作がもたつく、画面が固まる等の何らかの不具合が起こるかもしれません。
どのmicroSDカードを購入すればよいのか?
私がNW-ZX2用にこれまで使用したmicroSDカードは以下の3つです。
- SoftBank SELECTION microSDXCメモリーカード 128GB CLASS 10 SB-SD15-128GMC
- SanDisk microSDXC ULTRA 64GB 80MB/s SDSQUNS-064G Class10 (並行輸入品)
- SanDisk 400GB UHS-1 Rated A-1対応 SD専用アダプター付き(並行輸入品)
まず、microSDカードの購入先ですが、microSDカードは家電量販店等で購入するよりネット通販で購入したほうが圧倒的に安く手に入るため、ネット通販での購入がおすすめです。
私も上記のmicroSDカードは全てAmazonで購入しました。
microSDカードで検索するとたくさんの検索結果がヒットしますが、どういう基準で選べばいいのかというと、以下の3点を満たしていれば初期不良等に当たらない限り、まず大丈夫だと思います。
- 相場相当の価格のもの
- 口コミ・レビューが多くついているもの
- 販売元の評価
同レベルのスペックを持つmicroSDカードの中で、極端に価格の安いものは避けたほうが無難です。
国内品か並行輸入品かという点は、並行輸入だから品質が粗悪ということはなく、重要なのは正規品であるか否か。
これは上記の3点に注意していれば、大体分かると思います。
microSDカードのメーカーについてですが、私の経験と他の口コミ等から、ウォークマンは他社のDAPに比べて、余程怪しいものでない限り、メーカー毎によるmicroSDとの相性の良し悪しはほとんどないので、この点についてはあまり気にしなくて大丈夫。
私がこれまで使ったmicroSDカードは、どれも不具合はなかったので、microSDカード選びに悩んでいるなら、これらを使ってみてください。
SoftBank SELECTIONのmicroSDカードは、現在販売していないので、SanDiskの並行輸入品がおすすめ。
私がAmazonで購入した販売元はjnhショップというお店でしたが、配送等、特に問題はありませんでした。
私の使用しているウォークマンとSan Disk 400Gの動作状況について
私がメインで使用しているNW-ZX2とSan Disk 400GB UHS-1 Rated A-1対応 SD専用アダプター付き(並行輸入品)の動作等について、参考までに記載しておきます。
ウォークマンにこの400GのmicroSDカードを挿した時、フォーマットに要した時間は約20秒ほどでした。
実容量を確認したところ367GB。実容量は大体こんなもんです。
フォーマット終了後、元々使用していた128GBのカードをNW-ZX2に差し替え、400GBのmicroSDカードはアダプターを装着し、パソコンに挿しました。
次に、ドラッグ&ドロップで、NW-ZX2の本体メモリと本体に挿した128GのmicroSDカードの楽曲を400GBのカードに転送。
この時の転送スピードは、1GBで約1.6分ぐらいでした(NW-ZX2はUSB2.0)。
まとめ
最後に、ウォークマンの本体容量とmicroSDカードの選び方をまとめておきます。
<何ギガのウォークマンを選べば良いか?>
- MP3等の圧縮音源主体でmicroSDを使うほどたくさんの曲を転送しない場合は、上記の本体メモリー数と転送できる曲数を見て判断する
- FLAC等、音質にこだわり、今後も曲数が増えそうなら、ウォークマンの本体メモリーは最小の16Gにして、容量の大きいmicroSDカードで対応するのがおすすめ
<おすすめのmicroSDカード>
以下のシリーズで好みの容量のモノを選んでみてください。
SanDisk microSDXC ULTRA 64GB 80MB/s SDSQUNS-064G Class10 (並行輸入品)
SanDisk 400GB UHS-1 Rated A-1対応 SD専用アダプター付き(並行輸入品)