【ポピンズ】80年代アイドルおすすめアルバム「ランデヴー+6」

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1986年に「妖精ポピンズ」でデビューした80年代女性アイドルデュオのポピンズ。

活動期間の短さからリアルタイムの方も記憶に薄いかもしれませんが、”ぱぴぷぺポピンズ”というフレーズは何となく覚えているのではないでしょうか?

今回は、ポピンズ唯一のアルバム「ランデヴー」を紹介したいと思います。

このアルバムは1986年にリリースされましたが、2007年にソニーオーダーメイドファクトリーより未収録だったシングルAB面を加えた「ランデヴー+6」として再販されました。

ここでは、この「ランデヴー+6」についてレビューしていきたいと思います。

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「ポピンズ」と「ランデヴー+6」について

ポピンズについて

ポピンズは、愛知県名古屋市出身の金子恵美(かねこ えみ)さん、芳賀絵巳子(はが えみこ)さんのアイドルデュオ。

シングル4枚、アルバム1枚をリリース後に解散と僅かな活動期間でしたが、吉本興業が最初に手掛けたアイドルということで、プロモーション等、相当力の入ったアイドルでした。

CM等でのインパクトも強く、デビュー当時の認知度はティーンエイジャーを中心に結構あったように思います。

ポピンズのデビューした1986年は、THE ALFEE、チェッカーズ、レベッカ、安全地帯、ハウンドドッグ等のバンドに注目が集まり、毎年デビューする沢山のアイドル達には消化不良傾向にあったため、人気ドラマへの出演や主題歌等のタイアップがなければ、アイドル本人の可愛さだけでは人気の出づらい状況でした。

この頃は、おニャン子クラブ旋風が巻き起こっていました。

何故それほどまでに人気に火がついたのかと言えば、アイドルとして完成されていない初々しさがあったことや、フジテレビの番組「夕やけニャンニャン」におけるとんねるずの予定調和でない破壊的なお笑いの相乗効果による部分も大きかったと思います。

こういった状況の中、ポピンズは約1年の活動で解散してしまいましたが、1991年に「パープル・レインに濡れながら」という楽曲で金子恵美さんのみソロとして再デビューし、シングル3枚、アルバム1枚をリリースしています。

アルバム「ランデヴー+6」について

アルバムの仕様

まず、ソニーオーダーメイドファクトリーによる復刻仕様についてですが、ジャケット・歌詞カード・CD盤面のプリント等、基本的に当時リリースされたものを忠実に再現していると思われます。

ジャケットのプリントは、よーく見ると若干粒子が荒い気もしますが、当時のCDが手元にないので、元々この程度の印刷具合だったのかは分かりません。

収録曲とアルバムの雰囲気

収録曲は以下の通り。

  1. パイナップル・プリンセス(編曲:戸塚修)
  2. 妖精ポピンズ(アルバム・バージョン)(作詞:売野雅勇 作曲:井上大輔 編曲:清水信之)
  3. テレフォン・キッス(作詞:売野雅勇 作曲:井上大輔 編曲:鷲巣詩郎)
  4. 楽園の南(作詞:売野雅勇 作曲:馬飼野康二 編曲:入江純)
  5. 八月の人魚作詞:売野雅勇 作曲:亀井登志夫 編曲:清水信之)
  6. くちびるH/2作詞:売野雅勇 作曲:長沢ヒロ 編曲:鷲巣詩郎)
  7. 秘密100パーセント(作詞:及川眠子 作曲:馬飼野康二 編曲:入江純
  8. ストロベリープリンス(アルバム・バージョン)(作詞:亜伊林 作曲編曲:馬飼野康二)
  9. リップ・スキャンダル(作詞:及川眠子 作曲:太田裕美 編曲:戸塚修)
  10. 渚の軽井沢(作詞:売野雅勇 作曲:尾関裕司 編曲:鷲巣詩郎)
  11. 妖精ポピンズ(作詞:売野雅勇 作曲:井上大輔 編曲:清水信之)
  12. ストロベリー・プリンス(作詞:亜伊林 作曲編曲:馬飼野康二)
  13. ホワイト・ランデヴー(作詞:木戸真亜子 作曲編曲:馬飼野康二)
  14. 好きしてKISSして(作詞:亜伊林 作曲:馬飼野康二 編曲:清水信之)
  15. 春の街はアドベンチャー(作詞:小林丈二・森雪之丞 作曲:都倉俊一 編曲:佐藤準)
  16. 瞳でラブ・ソング(作詞:森雪之丞 作曲編曲:都倉俊一)

 

10曲目までが本来のアルバム収録曲で、11曲目以後がボーナストラックとして収録されたシングルAB面です。このアルバム1枚でポピンズの楽曲はコンプリートとなります。

この作家陣を見ても分かる通り、吉本興業の気合の入れようが見て取れます。

さて、アルバム「ランデヴー」の作風ですが、全編に渡って80年代後期のキラキラ王道アイドルソングで、夏をイメージするようなさわやかな雰囲気で満たされています。

本来のアルバム構成なら、1曲たりともマイナー調(悲しげな曲調)の曲は入っていませんが、「ランデヴー+6」では、ボーナストラックである15曲目の「春の街はアドベンチャー」がマイナー構成となっています。

ただ、マイナー調と言っても、アストロノウツの「太陽の彼方に」(1964年)を彷彿させるようなノリの良い曲調です。

この曲は、ゴールデン・ハーフによってカバーされヒットしたので”乗ってけ乗ってけ乗ってけサーフィン~🎶”といった方が分かりやすいでしょうか。

1曲目の「パイナップル・プリンセス」は、ディズニー映画音楽の作詞作曲で有名なシャーマン兄弟によって作られた曲で、原曲歌手は1960年のアネット・ファニセロ。

日本では、1961年に田代みどりさんによってカバーされました。

南国ムード満載の曲調からよくフラダンスで使用されるので、曲を知らない方でもどこかで聴いたことがあると思います。

アルバムバージョンの2曲ですが、どちらもリバーブ(エコー)がシングルバージョンよりも深めにかかっており、歌い直しと若干のアレンジチェンジが行われています。

「妖精ポピンズ」では、ポピンズの”ウフフ💖”、妖精ボイスの”ピピパピポ”といった声が加わり、その代わりシングルバージョンで入っていたコーラスは削除されています。

「ストロベリー・プリンス」では、間奏のメロディーがエレキギターで奏でられています。

「ランデヴー」に収録されている曲は統一感があり、特異な曲はないのですが、敢えてあげるとすれば、9曲目の「リップ・スキャンダル」。

ほんわかとしたフォークソング調のメロディーで、太田裕美さんが作曲しています。

まとめ

ポピンズは、まるで双子のように声質が似ていて、ユニゾンやハモリが溶け合って非常に心地よい響きを聴かせてくれます。

「ランデヴー+6」は、可愛らしい風が吹き抜けていくようなアルバムで、80年代アイドルがお好きな方ならきっとお気に入りのアルバムになると思います。

当時は「妖精」というような決まったコンセプトで完璧に作り上げられたアイドルは、既に時代に合っていなかったせいか売り上げは不振でしたが、そのサウンドはクオリティの高い王道アイドルど真ん中。

良質なアイドルアルバムを探している方には、是非聴いていただきたい一枚です。

Amazonで高値だったら、ソニーオーダーメイドファクトリーをチェックしてみてください。

在庫があれば定価で購入できます。

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