2020年、SHURE(シュア)の新イヤホン・ヘッドホンが、AONIC(エオニック)という新たな名称を引っさげて登場しました。
引用元:完実電気公式ホームページ
引用元:完実電気公式ホームページ
2020年4月25日にAONIC3・4・5という3機種のイヤホン、5月14日にはAONIC50というNC(ノイズキャンセリング)ワイヤレスヘッドホンが発売になり、
SHUREの激熱新製品がやっと出そろった!
という感じで喜ばしいことですが、昨今の新型コロナウィルスの影響により、イヤホン専門店や家電量販店の店舗休業、外出自粛等でなかなか試聴に行けない…
そんな理由もあって、レビューもあまり上がってきていないのが現状です。
各AONICイヤホン・ヘッドホンの価格は、
- 【AONIC3】約2万円
- 【AONIC4】約3万5千円
- 【AONIC5】約6万円
- 【AONIC50】約5万円
一番価格の安いAONIC3でも2万円程度はするので、なかなか試聴なしで突撃するのはキビしいですね💦
状況が落ち着いてきたら、各機種のレビューもたくさん出てくると思いますが、その間、少しでも多くのレビューや価格情報を即座にチェックできるよう、SHURE AONICイヤホン・ヘッドホンに特化したまとめページを作ってみました。
あちこちネットサーフィンしなくても、このページから、各AONIC製品情報紹介ページへ飛べるようにリンクも貼っておきます。
私は、E4Cからモデルチェンジする度にSHUREのイヤホンを使い続け、現在はSE846とSRH1540をメインに使っていますが、
今回のAONIC製品の中で一番激熱なイヤホンはどれなのか…
そんな個人的な思いも最後に付け加えておきます。
試聴してからAONICのいずれかを買おうと思っていましたが、都内の緊急事態宣言解除がいつ解除されるのか見通しが立たないので、もう試聴なしでAONICを買うことに決めました!
どのAONICをポチッたかというと…
AONICシリーズの特徴とメディア情報のまとめ
AONICシリーズの特徴(共通点と相違点)
ヘッドホンのAONIC50を除く全AONICシリーズの共通点は、ケーブルと付属品。
SHUREの付属品はイヤーピースの種類も豊富で豪華。加えて2年という手厚い保証。
こういった点は昔から変わっていません。
AONIC5のみノズル交換に関する部品等が付属品として付け足されています。
ケーブルは前モデルSEシリーズ(425,535,846)のBT2モデルに付属していたものと同じように見えますが、後日確認を取っておきます(現在、完実電気に問い合わせ中)。
<イヤホン付属品一覧>
- フォーム・イヤパッド(S/M/L)
- ソフト・フレックス・イヤパッド(S/M/L)
- イエロー・フォーム・イヤパッド
- トリプルフランジ・イヤパット
- キャリングケース
- 6.3mmアダプター
- クリーニングツール
- Comply(TM)イヤチップ(S/M/L)※AONIC5のみ
- 交換用ノズル(2ペア)※AONIC5のみ
- ノズル取り外しキー※AONIC5のみ
★イヤホンケーブル:リモコン・マイク付きMMCX脱着ケーブル(127cm)
かつてのSEシリーズのボディ形状はグレードに関わらずほぼ共通でしたが、AONICシリーズでは、AONIC4&5はSEシリーズの名残があるものの、AONIC3だけ全く異なる形状です。
音質に関わるドライバー構成は以下のような違いがあります。
- AONIC3:BA×1 / (再生周波数帯域)22Hz~18.5kHz / (インピーダンス)28Ω
- AONIC4:BA×2+DD×1 / (再生周波数帯域)20Hz~19kHz / (インピーダンス)7Ω
- AONIC5:BA×3 / (再生周波数帯域)18Hz~19kHz / (インピーダンス)36Ω
※BA:バランスドアーマチュア / DD:ダイナミックドライバー
SHUREの音作りに関するコンセプトは一貫していて、モデルチェンジしたからといって、その音質は変わることなく、イヤホンとヘッドホンの音質も基本的には同じ。
高い解像度・芯のある音・耳に刺激のない聴きやすい音
今回、SHUREのイヤホン・ヘッドホンはAONICという名称でフルモデルチェンジしましたが、往年のSHUREファンの方々は、試聴せずともある程度各AONICシリーズの音を想像できるのではないでしょうか。
ヘッドホンのAONIC50については後述します。
AONICシリーズ全般メディア情報
ここには、AONICの発売告知記事のリンクをまとめておきます。
あちこち目を通して購入までの想いを馳せてください。
イヤホン専門店フジヤエービックの公式YouTubeでは、新型コロナウィルスの影響により春のヘッドホン祭りで会見できなかったSHUREの開発者の方々によるインタビュー動画が掲載されています。
SHURE AONICシリーズ機種別の概要と口コミサイトのまとめ
SHURE AONIC3の概要と口コミサイトのまとめ
AONIC3の従来のSEシリーズと違う形状を見て、ピンときた方もいらっしゃると思いますが、そう、あの名機SHURE E4C。
「3」という数字が付いているので、SE315の後継機かなとも思いましたが、開発者のインタビューを見ると、E3CやSE315の後継機ではなく、紛れもないE4Cの後継機の模様。
全ての楽器・声にしっかりとした芯が通り、煌めく高音、タイトで解像度のすこぶる高い低音
シングルBAにしてイヤホンの完成形とも言えるあのE4Cの音が聴けると思うと、ワクワクしてしまいますね。
カラーは基本的にブラックのみですが、e-イヤホンでは限定カラーのホワイトあり。
SHURE AONIC4の概要と口コミサイトのまとめ
AONICシリーズの中で最も注目を集めているのは、このAONIC4ではないでしょうか?
SHURE初のハイブリッドドライバー搭載イヤホンの低音は、SE846の搭載されたサブウーファーと比べて、どんな質の高い低音を聴かせてくれるのか注目です。
SHURE AONIC5の概要と口コミサイトのまとめ
AONIC5は、SE535にSE846のノズル交換システムを落とし込んだような機種で、3種類の音質変化を楽しむことが出来ます。
ノーマルノズルはSE535、ブライトノズルはSE535LTD相当の音らしいですが、ウォームノズルは…
個人的には、ウォームノズルの音はWestoneのような低音の余分な圧を抑えたまろやかで聴きやすい音になるのではないかと予想しています。
SHURE AONIC 50の概要と口コミのまとめ
主要スペックは以下の通り。
- カラーはブラックとブラウン
- 最大20時間の連続再生(15分の充電で約4時間の再生が可能)
- 収納時にフラットになるイヤーカップ
- アプリにてEQ・外音取り込み・ノイズキャンセリングモードの切り替え(iOS/Android対応)
- 有線接続も可能(3.5mmアナログ、USB-C端子からの音声入力にも対応)
- Bluetooth5.0
- 対応コーデック:SBC / AAC / aptX / aptX HD,aptX / Low Latency / LDAC
- (周波数帯域)20Hz~22kHz / (インピーダンス)39Ω
- 質量:334g
- 付属品:ケース、3.5mmオーディオケーブル、USB-C充電ケーブル
SHUREのヘッドホンシリーズSRHに比べて、ヘッドバンド部は分厚くなっており、イヤーパッドも十分な厚みがあるため、装着感は快適でしょう。
ただ、334gと結構な重量があるのと、相変わらず武骨なデザインなので、こればかりは店舗で実際に装着してみて、違和感がないか確かめる必要ありと言ったところでしょうか。
音質に関しては、SHUREが作り込んできただけに、ノイズキャンセリングヘッドホン最高峰といっても過言でない程の高音質が期待できると思います。
高いノイズキャンセリング効果と相まって、ノイズキャンセリングヘッドホン市場の勢力図を塗り替える逸品となる予感。
まとめ
さて、AONICシリーズの中で、私が試聴なしでポチッたのは、AONIC3。
何故かというと、私の高級イヤホンスパイラルのきっかけを作ったのは2005年に購入したSHURE E4Cで、その後、多数のメーカーのイヤホンを購入・試聴してきましたが、正直なところ、どんな高級イヤホンを聴いても、E4Cの音は越えられない…
個人的には、ずっとそんな印象を持っています。
断線により、泣く泣く手放してしまい、ずっとE4Cの音を欲していたところに現れたAONIC3を見て、15年ぶりに恋人に再会したような気分になりました(´▽`*)
つい先日、AONIC3が届いたので、ある程度聴き込んだら詳細なレビューを書きますね。

