あれから35年。数年前から、ここ四谷四丁目交差点に来れるようになりました。でも、気分的に命日には行けず、いつもその前後に行くようにしてます。
今年行ったのは、命日(4月8日)の翌日。昨年は緊急事態宣言中で自粛しましたが、今年は絶対に行くと決めていたので、2年ぶりにこの場所で岡田有希子さんと少しお話ししてきました。
三十六回忌のユッコと話したこと
命日に行けないワケ
昨日のお昼頃は、ここにファンの方がいらっしゃって、色んな思いを馳せていたことと思います。
命日当日は、花壇の辺りにお花や岡田有希子さんのパネルなんかを飾られていますが、ファンの方々は、極力、近隣の方の迷惑にならないよう配慮して、当日は集まっていると思うし、その命日の数時間を過ぎてしまえば、もうこんな感じで、きちんと後片付けをされていて、何の変哲もない交差点になってます。
始めに、命日当日は気分的に行けないって言いましたが、それは、自分が岡田有希子さんの大ファンになりそこねたから。
岡田有希子さんが亡くなった時、私は悲しい気分にならなくて、「どうして死んじゃったんだよ!」っていう悔しい気持ち、と言うか怒りにも似た気分になってしまって、それ以来、大好きで頻繁に聴いていた「シンデレラ」も聴かなくなってしまい、テレビのニュースもうざったくて、岡田有希子さんの情報をあえてシャットアウトしてしまって…
私は昭和40年代生まれでアイドルは河合奈保子さんが大好きだったんですが、河合奈保子さんが大人の歌手になっていく過程で岡田有希子さんがデビューして、はじめて岡田有希子さんを見た時、直感的に河合奈保子さんのことを好きになった時と同じような感情が芽生えて、河合奈保子さんと同じぐらいのLOVEで応援していこうと思ってました。
でも、岡田有希子さんの大ファンになる前に、こんな感じで、ユッコ絶ちみたいなことをしてしまったので、私は岡田有希子さんのことをあんまり知らないまま、時が過ぎてしまったんです。
命日は、熱心なファンの方々が集うので、私は岡田有希子さんの事を中途半端にしか知らないファンだから、当日に行くのは気が引けるというかおこがましいなんて思ってしまって、どうしても8日には行けないんです。
あと、ファンの皆さんは、色々な感情を持ってここに来られると思うんですけど、そういった感情に巻き込まれずに、一人でぼーっとしながら自分の中で好きに妄想していたいっていうのもあります。
当時は、ここに来ようなんて全く思わなくて、数十年経ってからも、それは変わりませんでした。
私の気持ちが変わってきたのは、5年前ぐらいからで、それは、ツイッターでここに集う方々の様子を見て、その中に若い子達がいることを知り、岡田有希子さんは当時のファンだけじゃなくて、こういった当時を知らない若い子達からも愛されて、すごいなと思って、そんな世代を超えて愛される岡田有希子さんの側に行ってオーラを感じてみたくなって…
それがここに来るようになったキッカケです。
ここに来ると安らぎを感じます。自分が日常で悩んでることとか、そういうネガティブに考えていることを否定せずに聞いてくれて、一歩踏み出す元気をくれるというか、そんな気分になります。
大木戸ビルを見てると、そこが縦長の巨大オーロラビジョンで、そこにピンクのドレスを着た初々しいユッコが映ってファーストデイトや恋はじめましてを歌っている様子が目に浮かんできます。
ユッコちゃん、来たよー、元気?
みたいな感じで、心の中で会話するんですけど、
今日は、
ユッコのことが好きな人が歌うユッコのカバーアルバム出ないかな~
なんて、話しをました。
80年代アイドルの皆さんは何十周年記念とかで、セルフカバーアルバム出したり、昨年亡くなられた作曲家の筒美京平さんのトリビュートアルバムも最近リリースされましたね。そういうのを見ていると、ユッコも過去のアルバムの再発とかじゃなくて、新しい息吹を吹き込んだモノを世に提供して欲しいって思うんです。
歌手は別にプロじゃなくてもいいと思ってるんですけど、岡田有希子さんのことと同時に、岡田有希子さんのことをが大好き子達も応援してあげたいなっていつも思います。
終わりに
最後に一言。
さっき、何の変哲もない交差点に戻ってますって言いましたけど、花壇の辺りを見てたら、花束が一つ二つ残ってました。
昨日の今日なので、撤収した後に来た人が置いたのか、それとも今日来て、ちょっとしたら回収しようと思って、一時的に置いてあるのか分かりませんが、ここにモノを置いて帰るのは止めましょう。
命日に集まってモノを置いても、近隣の方に迷惑が掛からないように撤収作業をしているボランティアの方にも迷惑がかかるし、自分一人ぐらいって思いが、大きな迷惑になりかねないので、お願いします。
でも、花束を添えたい気持ちはよく分かります。ユッコちゃんは、この花束のように可憐なアイドルでしたものね。
来年はコロナを気にせず、この地に向かえるよう、祈るばかりです。皆様もお体に気を付けて、ユッコパワーで元気にお過ごしください。