【80年代】カセットテープ or LPレコード どちらを買うべきか?

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LPレコードを買うべきか、カセットテープで買うべきか…

CDが主流になる前、アーティストのアルバムはLPレコードかカセットテープで販売されていました。

私は基本的にはLPレコードで購入していましたが、数作品のみカセットテープで購入しました。

何故カセットテープではなく、LPレコードの方を購入したかというと、一番の理由はジャケットが大きいから。

当時のLPレコード・カセットテープの価格は共に大体2800円ぐらい。

小学生の頃、私はLPレコードのことを、

大きいレコード!

と呼んでいて、同じ価格で購入するなら大きい方が良いと思っていました。

LPレコードはジャケットの大きさもさることながら、その中に封入されているパンフレットなどもLPレコードの大きな魅力でした。

今回は70~80年代にかけて、カセットテープで購入した作品のことを思い出しながら書いてみたいと思います。

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【80年代】カセットテープ or LPレコード どちらを買うべきか?

唯一購入したカセットテープアルバム

私がカセットで購入したアルバムは以下の5作品です。

大場久美子「BEST NOW」

小学生の頃、父と買い物に出かけて、たまたまレコード屋さんの前を通った時に、珍しく父が「欲しいものがあったら買ってあげるよ」と言ったので、色々物色しましたが、その時は特に欲しいレコードがなく、どうしようかなと思っていました。

「欲しいものがないなら、もう帰るぞー!」と言われて、たまたま目に入ったのがカセットコーナーに置いてあった大場久美子さんの「BEST NOW」というカセットでした。

「表紙の写真がイマイチかわいくないなー」とか「コメットさんの曲は知っているけど、他の曲は知らないなー」などと思いながらも、この機会を逃すものかと「これが欲しい!」と言って買ってもらいました。

16曲入りのカセットテープで、中には小さく折りたたまれた歌詞カードが入っていましたが、特に解説もなかったので、大場久美子さんの曲を良く知らない私は、全部シングル曲だと思っていました。

沢山シングル曲を出していたんだなとずっと思っていましたが、大人になってCDを購入したり、インターネットで情報を調べられるようになってから、このカセットの裏面に収録されている曲は、B面(カップリング)の曲ということを知りました。

斉藤清六「なんなんなんだ」

当時、萩本欽一さん(以下、欽ちゃん)はお笑い界のトップに君臨し、毎日のように欽ちゃんの番組が放送されていました。

その中で、「欽ちゃんのどこまでやるの?」(以下、欽どこ)という番組に、斉藤清六さんが出ていました。

番組中の「村の時間」というコーナーのアナウンサーを演じていて、

村の時間の時間がやってまいりました~

こんな面白い口調、毎回変わる風変わりな髪形、時折歌う音痴加減が人気でした。

番組中に、斉藤清六さんが「レコードを出します」と告知し、「音痴なのにレコード出せるの?」という感じで騒然となったように記憶しています。

ものすごく面白そうだったので、この「なんなんなんだ」というアルバムを購入しに行きましたが、LPレコードがたまたま置いてなく、カセットテープしか置いてなったので、仕方なくカセットテープの方を購入しました。

通常のアルバムは2800円ぐらいでしたが、このアルバムは1980円という衝撃価格!?

ただ、歌詞カードやパンフレットはなく、その代わりに清六さんの名刺が入っています。

内容は、作曲家の宮川泰先生のところへ歌のレッスンに行く場面と単独ライブの様子が収められています。

清六さんは初めの音が合えば、それなりに歌えるような気もしますが、その初めの音がほとんど合わず、ずっと音が外れっぱなし。

宮川先生は怒ったり笑ったり、終いにはあきれて疲れ果て…

このカセットは何度も聴き、聴くたびに笑っていました。

ノーランズ「セクシーミュージック~ベスト・オブ・ノーランズ~」

ノーランズの曲を知ったのは、確か学校から帰って来て、夕方見ていたテレビのCMで流れていた「ダンスング・シスター」だったと思います。

英語の歌詞がよく分からないことなどから、洋楽を聴く習慣はありませんでしたが、近所のお兄さんから聴かされた洋楽の中では、ABBAが好きでした。

「ダンスング・シスター」はABBAを聴いた時と同じように、歌詞は分からなくても、メロディーとそのサウンドが気に入って、その後、何枚かシングルレコードを購入しました。

さて、このアルバムですが、何故LPレコードでなくカセットテープにしたのかというと、これもたまたまです。

カセットテープは、レコードと違って、目の高さぐらいの位置にある棚に陳列されていたので、なんとなくレコード屋さんに入った時、このカセットテープが目に入りました。

このアルバムに収録されているシングルレコードは全部持っていましたが、このカセットテープを目にしたとたん、無性に聴きたくなってしまいました。

私は通常なら、レコードコーナーに行って、このLPレコードを探しますが、この時は「どうせカセットに録音したらレコード聴かないんだから、カセットテープで買ってもいいじゃん!」と思ってカセットテープで購入しました。

薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃 オリジナル・サウンドトラック」

このカセットは、「セーラー服と機関銃」の映画を見た時に購入しました。

ただ、映画館で購入したのか、帰りに寄ったレコード屋さんで購入したのかは覚えていません。

これもたまたまカセットテープで置いてあったから購入したという感じでした。

その後、「メイン・テーマ」「探偵物語」のサントラを購入しましたが、いずれもLPレコードで購入しました。

この手のサントラは、音楽とセリフが入り混じった内容で、購入後、あんまり聴きませんでしたが、薬師丸ひろ子さんの写真がジャケットにドーンと出ていると、どうしても欲しくなってしまいました。

河合奈保子「愛・奈保子の若草色の旅」

これは、販売形態がカセットテープのみだったので、カセットテープで購入しました。

内容は、新曲を加えたベストアルバムです。

厚紙のケースにカセットテープが収められていて、ある時久々にケースを開いてみたところ、中に入っていたスポンジが黄ばんで、ボロボロになっていました。

このカセットテープは、実家に置いたままにしていたら、いつの間にか処分されていました。

まとめ

LPはジャケットが大きい、入っているパンフレットも大きい、カセットテープは、LPレコードのようにパンフレットが入っていない、仮にパンフレットが入っていたとしても、小さく折りたたまれていて、開くと折り線だらけの見づらいパンフレット、その他、カセットテープは長年聴いているとテープが伸びて音が揺れるだろう等の理由から、極力購入を避けていました。

ただ、前々から購入しようと思っていたアルバムでない場合、LPレコードの方が好きということを忘れて、衝動的に購入していました。

今聴いてみても、テープが伸びて聴きづらいということはありません。

カセットテープに対してネガティブな考えばかり持っていましたが、実際にカセットテープでアルバムを購入してみて良かったことは、レコード特有のプチプチノイズがなく、非常に聴きやすいこと。

もし、昔のアルバムをデジタル化するなら、状態によってはカセットテープ盤の方が聴きやすいかもしれませんね。

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