前回はLED ZEPPELIN、YNGWIE MALMSTEEN周辺について書きましたが、今回はASIAからスタート。
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ASIA
Part1でも書かせていただきましたが、ASIAは私が中学生の頃、「THE HEAT GOES ON」というシングルレコードを購入したことがあったため、知っていました。
ハードロックを聴くようになってから、きちんと聴いてみようと思って友人から1stアルバム「ASIA」を聴かせてもらいました。
ASIAの第一印象はポップス。メンバーが全員プログレ出身ということで、すごい音楽を想像していたんですが全く違いました。
ただ、色々なハードロック関係の音楽を知ってから改めてASIAのアルバムを聞くと、細かいテクニックや通常のポップロックにはないアレンジが施されており、唯一無二の音楽性であることを思い知らされました。
美しいメロディーと分厚いコーラス、風変わりなアレンジが見事に調和しており、ハードロックを聴く上で、避けては通れないバンドだと思います。AISAがハードロックの世界さらに広げてくれるでしょう。
ASIAを聴くなら、まず1stアルバムの「ASIA」を聴いてみてください。
プログレを追ってみた
ASIAをきっかけにプログレってどんな音楽なのだろうと思い始め、雑誌等で紹介されている評判の良いアルバムを聴いてみました。
KING CRIMSON、ELP、YES、URIAH HEEP、KANSAS、RUSHなどなど、、、。
しかし、この時の私にとっては、ちょっと理解不能でした。メロディーがあるようなないような感じがあったり、一曲が長く掴みどころがないといった印象で、この時プログレにはハマりませんでした。
ただ、そういった中でもメロディーが印象的な曲に関しては、カセットテープにベスト盤を作って入れていました。
当時私が購入した、又は気に入ったCDは以下の通り。
- KING CRIMSON「In the Court of the Crimson King」「RED」
- ELP「Brain Salad Surgery」
- YES「DRAMA」
- URIAH HEEP「Look At Yourself 」「The Magician’s Birthday Party」
- KANSAS「Leftoverture」
- RUSH「Permanent Waves」
- BOSTON「GREATIST HITS」etc…
現在でも、それほどプログレにハマっている訳ではありませんが、YESの「CLOSE TO THE EDGE」、RUSHの「MOVINNG PICTURES」「CLOCKWORK ANGELS」などは愛聴盤となっています。
BOSTONはプログレの冠が付いていますが聴きやすく、サウンド(音質)面もトムシュルツの狂気的なこだわりにより全く古臭さを感じさせないので、ASIAを気に入った方には是非聴いてみてください。
スティーブ・ハウを追ってみた
他のハードロックギタリストとは違う、オブリガードを多用するスタイルにオリジナリティーを感じ、スティーブ・ハウのソロアルバム「ビギニングス」等を聴きました。
このアルバムは、カントリーミュージックが入っていたりして、かなり多様な音楽を包括したアルバムです。ハードロックを求めてこのアルバムを聴くと、ちょっと違う….となると思うので、YESを十分堪能した後に聴かれると良いと思います。
ASIAと同じような曲を聴きたい場合は、ASIA脱退後にスティーブ・ハウが加入したGTRというバンドのアルバム「GTR」もおすすめ。GTRのアルバムは、このアルバム1枚のみです。
ジョン・ウェットンを追ってみた
ASIAで最も気に入ったのが、ジョン・ウェットンの哀愁を帯びたボーカルでした。
ASIAのアルバムでお勧めは1,2作品目と言いましたが、個人的には3rdアルバム「ASTRA」が大好きです。
このアルバムは、ジョン・ウェットンの良さが一番引き立っている気がします。
さて、ASIA脱退後、ジョン・ウェットンの声が好きだったので、ソロアルバム「VOICE MAIL」や過去に在籍していたバンドのアルバムを聴きました。
ソロアルバムは気軽に聴けるロック、いわゆるAORという感じで、ハードを求めていなければ心地よいアルバムです。
バンドとして聴きたい場合は、URIAH HEEPの「RETURN TO FANTASY」、U.K.の「DANGER MONEY」、KING CRIMSONの「RED」辺りがいいかもです。
ジェフ・ダウンズを追ってみた
ジェフ・ダウンズはASIAのキーボーディストで、主要メンバーが脱退した後もASIAの中心メンバーとして、ASIAを解散させずに存続させ続けていました。
この頃のASIAはロック寄りのポップスといった感じで、際立った特徴のないバンドになっていました。それでも私はASIAが好きだったので、3rdでジョン・ウェットンが脱退した後も数枚まではASIAを追っていました。
ジェフ・ダウンズのキーボードは、優しくきらびやかで、私の好きなキーボーディストだったので、ジェフ・ダウンズが過去に在籍していたBUGGLES(バグルス)のアルバム「THE ACE OF PLASTIC」と「Adventures in Modern Recording」を購入しました。
この2枚は全くハードロックではなく、どちらかというとテクノポップです。キャッチーなメロディーやシンセサイザーの美音・フレーズ、小気味の良いリズムがあり、秀逸なアルバムです。
ハードロックではありませんが、是非聴いてみてください。