楳図かずお「まことちゃん」~漫画と劇場版の世界観~

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私が小学生だった70年代、楳図かずおさんの描くホラー漫画は絶大な人気を誇っていました。

「恐怖」「おろち」といった漫画は、クラスの学級文庫や、近所の病院の本棚にも置いてありました。

その中で、異彩を放ち、小学生に大人気だったのが、ギャグ漫画「まことちゃん」。

「8時だよ!全員集合」で、志村やカトちゃんの下ネタに大ウケしていた小学生にとっては、ドツボの漫画でした。

今回は、久しぶりに劇場版のまことちゃんを見たくて「劇場版まことちゃんのDVD BOOK」を購入したので、当時のまことちゃんブームを思い出しながら、漫画のことやDVDの概要・感想などを書いてみたいと思います。

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破天荒なちょいエロギャグマンガ「まことちゃん」

「まことちゃん」は、沢田家の幼稚園児「沢田まこと」が、日常生活の中で繰り広げる破天荒な様子を描いたギャグマンガです。

幼稚園児のギャグ漫画といえば、現在では、「クレヨンしんちゃん」なのかもしれませんが、「まことちゃん」とは大分趣向が違います。

「まことちゃん」のという作品の特異性

「まことちゃん」は、当時のコミックスで、全24巻ありました。

私は全巻購入したわけではありませんが、購入しなかった巻は、友達と貸し借りしながら読んでいました。

今読んでも面白く、コミックスの最後の方は、懐かしい作品の紹介ページになっています。

さて、この「まことちゃん」という作品ですが、小学生のツボにハマりそうな、下ネタ・エロギャグ満載の漫画です。

まことちゃんは、坊ちゃん刈りですが、このヘアースタイルはザンギリ頭と呼ばれ、まことちゃんが流行っている時、坊ちゃん刈りにしている友達はみんな「ザンギリ頭だー!」と言われていました。

クレヨンしんちゃんと違って、まことちゃん自身はエロくありませんが、エロい場面に遭遇した時のまことちゃんの行動が、異様に面白いです。

うんちは、「ビチグソ」や「とぐろ虫」と呼ばれ、そこから大きく話が膨らんでいく様に、お腹を抱えて笑ったものでした。

楳図かずおさんの漫画には擬音がたくさん出てきますが、まことちゃんでも、ドスン、ジュルジュル、ちょめちょめ、エグリエグリ、ギロリといった擬音のオンパレード。

「~なのら」「アウアウ」といったまことちゃん自身が発する語録と漫画で描かれる大袈裟な表情も漫画の面白さを倍増させています。

「まことちゃん」の中には、作者である楳図かずおさん自身や、マッチョメマン、まこと虫、蘭丸、とど彦等の特異なキャラクターが出てきます。

ロックスターの「蘭丸」や、お金持ちの子ども「とど彦」に見られるように、「まことちゃん」では、美しいものと醜いものの落差がかなり激しく、恐怖と笑いは紙一重という楳図かずおさんの独特の発想を垣間見ることが出来ます。

劇場版「まことちゃん」について

今回購入した「まことちゃん 劇場版 DVD BOOK」(宝島社)には、A4で16ページほどの冊子が付属しています。

この冊子には、映画の解説、楳図かずおさんのインタビュー、公開当時のポスターの写真等が載っており、ページ数は少ないながら、内容の濃いものとなっています。

映画は、漫画の中から選んだ以下の5話構成となっています。

  • 第1話「小さな恋人」
  • 第2話「母の日のプレゼント」
  • 第3話「すずめのタマゴ」
  • 第4話「愛のお弁当」
  • 第5話「よい子大賞」

原作を大きく外れてはいませんが、絵は少しかわいらしく、話は少しソフトになっています。

全体的なテイストとしては、使用されている音楽や絵のタッチから、元祖天才バカボンのような雰囲気を感じます。

特に、第2話はエロさ満載でヤバいです(*”▽”)

作者の楳図かずおさんは、音楽に対しても情熱があり、漫画では、クールス、ハルヲフォンといったバンドや、山口百恵さん、岩崎宏美さんなどの歌手が時々出てきます。

そういったこともあり、劇場版「まことちゃん」では、主題歌等を楳図かずおさん自身が作詞作曲し、ご自身で歌われています。

映画館で見た「まことちゃん」について

この映画は、1980年7月26日に公開されました。

「まことちゃん」が好きだったので、当時、この「まことちゃん」の映画を見に行きましたが、薬師丸ひろ子さん主演の「翔んだカップル」と同時上映だったことは忘れていました。

「まことちゃん」が映画になるとどうなるんだろう、漫画で描かれているエログロっぽい部分は、どこまで再現されるのか、まことちゃんはどんな声なのか等、映画を見る前からワクワクしていました。

約85分の劇場版「まことちゃん」の内容は、このDVDを見るまで、すっかり忘れていましたが、まことちゃんの声や、もうちょっと刺激があった方が良かったと思ったことだけは、よく覚えています。

声優陣は有名な方ばかりで、まことちゃんは、アルプスの少女ハイジの「ハイジ」の声を担当した杉山佳寿子さん、お姉ちゃんの美香は、魔女っ娘メグちゃんの「メグ」の声を担当した吉田理保子さんなどなど…

初めて、まことちゃんの声を聴いた時、ちょっとかわいい声で、かなりの違和感を覚えました。

見ているうちに、段々と違和感はなくなっていきましたが、この「劇場版まことちゃんのDVD BOOK」には、何故、まことちゃんの声が杉山佳寿子さんになったのか、何故、映画のテイストが天才バカボン風になったのか等について書かれています。

まとめ

劇場版「まことちゃん」を見ると、いつも漫画を読み返したくなります。そして楳図かずおさんのホラーマンガも…

劇場版「まことちゃん」を見る機会があったら、是非第2話を中心に見てください(^_-)-☆

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